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旅・グルメなどの記録

マツモト建築芸術祭2023 その1

maaf.jp

マツモト建築芸術祭に行ってきました。開催は昨年が初回で2回目です。歴史ある建築の中にアート作品を作るという二重に楽しめる芸術祭です。主催は高級宿の明神館や会場にもなっているレストランヒカリヤの扉グループです。北川フラムは関係なく、地元企業が中心なんですね。

全部で19か所、全て徒歩圏内にあるコンパクトな芸術祭です。まずは上土シネマというところでチケットを買います。松本駅から離れているので、電車派のみなさんには不親切ですね。きっと駅からまわるとちょうどよいはずのナンバリングですが、8番上土シネマに最初に行かないといけなくなると、それもくずれます。

有料チケットが必要なところとカフェなど必要のないところがあります。松本に11時頃着いたので、まず会場にもなっている喫茶店に行きました。

 

④a 珈琲茶房かめのや 飯沢耕太郎(無料会場・オーダー必要)

人気の喫茶店とのことで、お昼をこちらで早めにいただこうとやってきました。幸い行列はなくすぐ着席できましたが、そのあともどんどんお客さんが来ていました。

まさに昭和レトロで純喫茶なお店です。窓もランプもかわいい。このお店自体は2016年オープンだそうですが、明治からの老舗お菓子店の喫茶部を利用しているそうです。帰ってきてから気づいたけど、本当に昔からやっているお店じゃないのね…

中庭や壁に飯沢耕太郎さんの作品が飾られています。写真やコラージュの作家さんのようです。

評判のたまごサンドをいただきました。焼き立てふわふわの分厚い卵焼きがとてもおいしかったです。コーヒーも飲みやすく、カップもかわいいです。

このあとは歩いてまわるので、夫ははりきってカレーとビールで昼飲みです。レトロなコップがかわいい。固めプリンもばっちり映えてます。味もおいしかったです。プリン600円はなかなかのお値段かな。

 

⑨ 上土シネマ 河合政之(有料会場)

お昼を食べてから上土シネマへ。こちらは2008年に閉館になった映画館だそうです。

閉館記念上映の看板がかっこいいですね!!芸術祭ののぼりが邪魔です(笑)手書きなのかな?

入場券売り場もエモいです!!!

ここで芸術祭のチケットを買います。ネットでも買えるようですが、最初にこちらに来なければならないので、あまりネットで買う意味はありません。割引もないし…他の芸術祭のように検温リストバンド的なものはありませんでした。(各施設に消毒液はあります)電車派のためには松本駅でもチケット買えればいいですね。

まさに昭和の映画館という雰囲気で興奮しました!映写室でアナログフィルムがカタカタまわってそうですね。

作品はノイズミュージックとリンクした映像作品と、松本で録音した環境音の作品でした。もうちょっと音が大きくてもよかったな。

 

⑪ かき船 中島崇(無料会場)

次の日が雨の予報だったので、旧司祭館方面の作品へ目指し歩いているときに、通り道にありました。

なんと松本城のお堀の上の建物です。昭和までは屋台船として全国でたくさん営業していたそうです。こちらは現在でもカキフライのお店として営業しているそうです。

建物にびっくりして作品に気がつかなかったぐらいです(笑)作品はこのステンレスのテープのようなものだそうです。晴れた日はキラキラしてきれいなんでしょうね。

 

⑯ 池上百竹亭 茶室 ステファニー・クエール(イギリス)(有料会場)

呉服卸商の池上喜作の邸宅として、昭和33年に建てられたそうです。

竹林を通って茶室に行きます。

にじり口からのぞくと、なんと森の中に動物が!

最初は「かわいい!もっと近くで見たいのに」と思いましたが、よく見るとガマガエルにはにらまれているし、ボス猿?には見下ろされているし、うさぎには「なんだお前?」って顔されてます。この森では自分が一番下ですぐやられそうな気分になってきました。

⑰ 旧小穴家住宅 鬼頭健吾(有料会場)

和風のような洋風のような不思議な雰囲気のお宅です。なんだか珍しいですね。

大正時代の建物を弁護士の小穴喜一氏が昭和初期に買取った建物だそうです。国の登録有形文化財指定です。

室内は畳の和室なんですが、欄間の部分?もなんだかモダンでかっこいいですね。

鬼頭健吾さんの作品は高松で見たなあと思い出がよみがえりました。

2月後半なので、お雛様も飾ってありました。

裏のガレージにも作品が。夜には光るのでしょうか。

 

旧司祭館を目指して歩きます。開智学校は工事中のようです。

⑱ 旧司祭館 CALMA by Ryo Okamoto(無料会場)

明治22年に、フランス人クレマン神父の設計により、松本城北側の教会敷地内に宣教師や伝道師の住居として建てられた。正式名称は『旧松本カトリック教会司祭館』

アーティストのオカモトさんはヒッチハイクをしたり、アラスカを野営しながら1000キロを川下りする方だそう。

博物学的に現在の暮らしを未来から見たらどうなるかがテーマだそうです。

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THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田  宿泊記 2023 館内施設 ひらまつ軽井沢

こちらのホテルには大浴場はありません。あくまでオーベルジュということでしょうね。お部屋のお風呂が快適すぎて、全く問題ありませんでした。

アネックス

別棟のアネックスも見学に行きました。2階がウェルネスサロン(エステ)、1階がライブラリカフェになっています。

蔵書は個人的に興味深いところでは、アートや現代音楽、ジャズの本もありました。部屋に持って行っていいのかもよく分からず、このあと焚火に行く予定だったので、そのままになりました。連泊してゆっくり本も読みたいなあ…壁にはナチュラルテイストのオブジェが飾られていました。

こちらはサウンドルームです。

オーディオ機器には明るくないので、分かりませんが高級なものなのかな。

アナログレコードはビル・エヴァンスなどジャズ、クラシックを中心にノラジョーンズ、マーヴィン・ゲイ、スティービーワンダーなどポップスやソウルもあるようです。じっくり見なかったけど、この棚の奥にもいっぱいアナログあったのかな?好きなアナログを持ちこんで聴くのもよさそうですね。18時でアネックスは閉まるとのことなので、あまり時間がありませんでした。

 

TAKIBIラウンジ

冬ですが、無事にTAKIBIラウンジが開催されるとのことです。(気候によって中止されることもあります)この日は16時半~18時半でした。クリスマスみたいなイルミネーションもあります。

キッチンカーではホットワインやコーヒーなどをいただけるそうです。

夕食前なのでマシュマロを1個だけいただいて焼いてみました。

冬ですがそこまで寒くなく、外に座っていられる気温でした。もちろん焚火のお世話はスタッフさんがやるので、至れり尽くせりです…私はキャンパーなので、特に感動はしませんでしたが、キャンプしない人にはいい経験になると思います。

15時チェックインなので、夕食前にお風呂に入ると、他の施設まで堪能している時間があまりありませんでした。連泊したいところですが、費用的には夢のまた夢です…

 

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高崎市美術館・リトロボイルマーレ ジーナ(イタリアン)でランチ

高崎市美術館

高崎の観光で調べて見つけた美術館です。駅から近いので新幹線の時間ぎりぎりまで見られます。

高崎市美術館 | 高崎市

企画展はポップアートでちょうど好きな分野なのでよかったです。

特集展示 Love Pop | 高崎市

ロイ・リキテンスタインなど有名どころから、国内作家のポップアートへのオマージュ作品もあり、面白かったです。なんと入場料は300円!さらにネットクーポンを見せれば200円です。安いですね。中学生以下と65歳以上は無料です。

 

旧井上房一郎邸

こちらの美術館のお庭には旧井上房一郎邸という建物があります。井上房一郎は群馬の実業家で、アントニン・レーモンドという建築家が麻布に建てた家と同じものを建てたいということでできた建物だそうです。

年季の入ったYチェアが渋いです。フロアライトはどこのだろう?

家具も素敵だし、窓も大きくてお庭と一体感があって素敵ですね!!

板張りの天井と壁も雰囲気あります。

和室も素敵です!

モダンで和と洋が融合したようなとても素敵な空間でした。インテリアや建築好きなかたにはおすすめです。

リトロボイルマーレジーナ

ランチは高崎駅の近くのイタリアンを予約しておきました。

[公式]gina リトロボイルマーレ ジーナ 群馬県高崎市のイタリア料理店

こぢんまりしたお店で予約は必須かと思います。このときは落ち着いたカップルが多く、うるさいお客さんがいなくて助かりました。

プリフィクスパスタコースをお願いしました。

 

サラダ

前菜と別にサラダもいただけます。量たっぷりでうれしいです。

 

前菜盛り合わせ

海老マリネ 生ハム カポナータ 鶏ハム

グラスワインもいただきたいところですが、この後まだ予定があったので、やめておきました…

 

牡蠣と葱のクリームソース

大きめの牡蠣がたっぷり。葱とクリームソースもばっちり合いました。とてもおいしかったです。パンももちもちしておいしかったです。

デザートは別注文のところ、よく分かっておらず注文しそびれました。ドリンクは付いており、コーヒーをいただきました。ごちそうさまでした。

越後妻有 大地の芸術祭 2022 その7 松代エリア 奴奈川キャンパス

ランチ兼休憩を終えて、奴奈川キャンパスに向かいます。廃校の中の各部屋にいくつも作品があります。印象に残ったものをご紹介。

【2018年】 D341 コウ・ユウ(高瑀)「天上大風」(松代エリア)

子どもたちが、良寛(江戸時代後期の僧侶)が書いた紙を凧にして遊んだという話をヒントに、作られた作品だそうです。なんだか迫力に圧倒されました。私はたくさんのものが吊り下げられている作品が好きなのかも。

【2022年新作】 D383 ツァイ・ツァンホァン(蔡燦煌)「パラダイス」(松代エリア)

コロナ禍でホテルに強制隔離されたときの感情を表現した作品とのことです。閉じ込められている空間をいかに心地よいパラダイスにするかという思いなんですね。

「マスクを付けないあなたにウイルスはやってくる」など中国でのコロナ禍のスローガンが貼り付けられています。中国のほうが厳しそうですもんね…(ちゃんとそれぞれ和訳が書かれています)

 

【2015年】 D348 ウー・ケンアン(鄔建安)「彩風」(松代エリア)

階段や廊下の突き当りにある金属製のモビールです。宗教っぽいモチーフが多かったかな。すごく細かかったです。

奴奈川キャンパスを後にして最後の作品へ。

【2006年】D143 鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志「脱皮する家」(松代エリア)

こちらも空き家を利用した作品です。2006年からある大地の芸術祭のメインどころの作品ですが、初めて行きました。広すぎて行けてないところがまだまだあるんだなあ。駐車場から少し歩きます。最後の坂道だ…

なんと家全体が彫りつくされています…言葉を失いますね…天井、柱、梁、床全てです。圧巻ですね。

2年半ぐらいかけて先生と学生さんたちが彫ったそうです。入口で彫っている様子のドキュメンタリー映像も見られます。この労力にくらべたらパスポートが安いなと思っちゃいました。2階からの景色が最高です。

なんと、こちらに泊まることもできるそうです。

www.tsumari-artfield.com

脱皮する家のすぐ近くにある星峠の棚田に行ってみました。

www.tokamachishikankou.jp

すごい絶景です!いつも芸術祭に夢中で棚田はスルーしてしまうのですが、これからは棚田めぐりもやっていきたいと思いました。

 

まとめ

次回の自分に向けての注意点、反省点です。

・秋会期は縮小しているので、夏会期の間に夏会期のみの作品を優先して見ること

・秋は16時で終わる作品が多い

・10月頭はまだ暑い、蝉が鳴いてる

・単独の空き家を利用した作品は細い山道を通る可能性がある

・やっぱりエリア内に宿をとったほうが便利

本来は2021年だったこともあり、2021年と2022年の2回、計6日間まわったことになりました。そのため、今まで見ていなかった旧作もゆっくり見られてよかったです。まだまだ見れていない作品もあるんですよね。次回が2年後なのか3年後なのか分かりませんが、また行きたいと思います。

 

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越後妻有 大地の芸術祭 2022 その6 十日町エリア・松代エリア

松之山温泉に宿泊したので、松之山温泉湯治BAR・里山ビジターセンターで検温してもらおうと思ったのですが、まさかの休業日でした。その日は日曜日ですが、大地の芸術祭の案内には火水休みになっています。そもそも温泉街の案内所のような施設なのに日曜日休みなの?とびっくりしました。これも田舎あるあるですかね…松代・松之山温泉観光案内所(まつだい駅内)へ移動して検温してもらいました。

 

【2022年新作】 T425 栗真由美「ビルズクラウド」(十日町エリア)

こちらも細い山道を通ってたどり着きました。空き家を利用した作品です。

空き家の中にランプとなったいろいろな家が浮かび上がります。

よーく見ると、この地方にある実際の建物や家です。幻想的ですが、よく見るとリアルな写真でおもしろい作品でした。

松代エリアに戻って、まつだい駅から北のエリアへ行きます。旧作もたくさんありますが、今まで行ったことのなかったエリアです。どんどん山道を登ります。一部細いところもありました。先に注意点ですが、このエリアはお手洗いがありません。必ずまつだい駅ですませてくださいね。

 

【2022年新作】 D388 川俣正「スノーフェンス」(松代エリア)

廃校のファサードを工事用フェンスを横にして囲った作品です。なんだかメタリックな雪囲いでとてもかっこいいですね。実際の雪対策として残される作品だそうです。

この廃校の内部の妻有アーカイブセンターは秋会期はクローズしています。ここのお手洗いをあてにしていたのに、このあとずっと我慢することになってしまいました(笑)

さらに車でどんどん登ります。

 

【2000年】 D051 フランシスコ・インファンテ「視点」(松代エリア)

金属の小さいマスが風景とリンクした色に塗られており、一体となっています。近づいてみると腐食してきていい感じになっていますね。2000年と大地の芸術祭初回の作品なんですね。

さらに車でどんどん登ります。

【2012年】 D266 マーリア・ヴィルッカラ「ブランコの家」(松代エリア)

こちらも空き家を利用した作品です。

揺れるブランコに透明のグラスがのっています。中に水が入っている?ジェル状のかたまりかな。

天井にはわらじがいっぱい。よく見るとはしごもあります。

かつてここに住んでいた、姉妹の思い出話をモチーフに作られているそうです。幻想的であり、ちょっと怖さもある不思議な作品でした。

2階は床がぬけそうなので立ち入りませんでした。

【2009・2012年】 D209 クロード・レヴェック「静寂あるいは喧騒の中で/手旗信号の庭」(松代エリア)

こちらも空き家を利用した作品です。ブランコの家のすぐ近くです。

赤い光が照射される火山岩。

田植えにつかわれる「わく」が扇風機によって回転しています。ボールが弾むような音が流されていました。

印象的な赤い部屋は太陽をあらわしているそうです。かっこいいですね。

白い枠の中をのぞくと、ぶくぶく湧いている水と煙がありました。

外部には追加されたステンレスの鏡面のオブジェがあります。

きっと地域の自然を表現されているのでしょうが、斬新でかっこよかったです。

山を下りてまつだい駅までもどり、ランチをいただきました。

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越後妻有 大地の芸術祭 2022 その5 津南エリア・松之山エリア

引き続き津南エリアをまわります。

【2009年】 M019 霜鳥健二 「「記憶―記録」足滝の人々」(津南エリア)

川を見下ろすところに、突然あらわれる黒い影。住民の方々のシルエットだそうです。すごく景色のよいところでした。

よく見るとそれぞれの頭にトンボが止まっていました!

作品もいいけど、景色に感動してしまうという地方芸術祭のあるあるですね。

 

【2022年新作】M079 加治聖哉 「廃材水族館:竜ヶ窪」(津南エリア)

地元の木工所の廃材などからできた生き物たちの水族館です。温泉施設のピロティのようなところが舞台でした。

よく見るとコルクなんかも使われていました。

奥能登の作品を思い出しましたが、違う作家のようですね。

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【2022年新作】M073 早崎真奈美「Invisible Grove 〜不可視の杜〜」(津南エリア)

苗場酒造の2階が舞台の作品。とっても細かい切り絵です。

気が遠くなるぐらい細かく圧倒されます。切り絵は吊られており、影が壁に映るようになっていて、それも素敵です。

よく見ると部屋のあちこちに小さい切り絵があります。ぜひ探してみてください。

 

【2022年新作】Y113 藤堂「パレス黒倉」(松之山エリア)

松之山エリアに移動しました。山の中の細い道を通ります。空き家を利用した作品です。なんと柱の途中にガラスが。どうやって製作したんだろう…お庭の緑とともにとても映えます。

カブトガニの尻尾?が振り子時計のようにゆらゆら揺れています。

真っ白なお部屋に石とガラスを組み合わせた作品。窓の緑とあいまって映えますねえ。

昭和なグッズを集めたお部屋もありました。

アクセスが大変ですが、行ってよかったです。

この後は松之山温泉のお宿に宿泊しました。

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越後妻有 大地の芸術祭 2022 その4 上郷グローブ座 津南エリア

8月に大地の芸術祭を巡りましたが、暑さで計画より早めに切り上げました。今年は11月まで開催されているので、もう一度秋に行こうと10月に行ってきました。なんと10月もとても暑かったです…

今回は前回行けなかった津南エリアへ。早めの時間にランチをいただいて、グローブ座へ行きます。こちらで検温もできます。

ランチの記事はこちら

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【2021年】 M068 カンタムラ 「シネマ上郷」(津南エリア)

廃校の上郷グローブ座の校長室をミニシアターに。越後妻有の自然の映像が上映されています。

【2018年】 M063 ニコラ・ダロ 「上郷バンドー四季の歌」(津南エリア)

動物たちのバンドのからくり人形です。すっごくかわいい!さらに曲がいいんですよね!!地域の人にヒアリングして作られた、越後妻有の自然を表現した曲です。

マイクもあって歌で参加することもできます。(曲を知らないので難しいですが)北アルプス国際芸術祭の作品もすごくよかったので、印象に残っている作家です。MonETにも別の作品があります。

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【2021年】 M069 安野太郎 「部屋とピアノの為のコンポジション「偽ハルモニア論」」(津南エリア)

真っ暗の中に自動演奏しているピアノ。

抽象的な楽譜と、ミラーボールを積んだタンクローリー車がまわっています。昨年は実際に作曲家がこちらで作曲している様子を展示していたそうです。

 

【2022年】 M077 アナザーマウンテンマン(又一山人)「自然。共話。」(津南エリア)

上郷グローブ座の敷地内にある、香港ハウスの中の展示です。素敵な建物自体も作品です。香港の器に日本の方々が草花を活けています。スクリーンには日本の器に香港の方々が活けた写真が写ります。

アートや草花を通しての素敵な交流ですね。世界情勢が不安定な中、住民のみなさんの素敵な作品に感動しました。

 

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越後妻有 大地の芸術祭 2022 その3 中里エリア・松之山エリア

※ネタバレになりますので、ご了承ください。

六日町駅から効率は悪いですが、倉庫美術館へ移動しました。

echigo-soko.jp

こちらも大地の芸術祭の主要施設のひとつです。来たことはありますが、新しい作品が目当てで再び訪れました。せっかくなので、館内を見てまわります。

常設展示の磯辺行久の作品と企画展の「大地のコレクション展2022」を鑑賞しました。

【2022年新作】N086 大地のコレクション展2022 (中里エリア)

こちらの企画展は大地の芸術祭に参加している作家の他の作品が鑑賞できます。空き家まるごとなどインスタレーション作品が多いなか、こちらは絵画が中心です。こちらでは作品が一部をのぞいて販売されているそうです。    

 

エステル・ストッカーの作品。松代城の「憧れの眺望」と同じ作家です。

藤堂の作品。絵になりますね。素敵。

大きい球体が柳幸典の作品です。

作品それぞれにこの作家の他の作品の紹介もあり、気に入れば見に行くことができるようになっています。「あの作品と同じ作家だ!」などと分かり、楽しかったです。

 

倉庫美術館にはこちら目当てで来ました。

【2022年新作】N085 joylabo 「プールの底に」(中里エリア)

プールに黄色いピアノと木。かわいいピンクの椅子もあります。プールに降りてピアノを触れるようになっています。ネタバレになってしまいますが、中には電子ピアノが入っています。プールには不思議な電子音が流れていますが、こちらがピアノを触ったことによって音がでているかどうか、よく分かりませんでした。

 

ここから津南エリアをまわる予定でしたが、暑さにより諦めました。休憩してから松之山エリアへ。

【2022年新作】Y111 クリスチャン・ボルタンスキー「森の精」(松之山エリア)

惜しくも昨年亡くなったクリスチャン・ボルタンスキー。本来昨年の芸術祭のために準備していたそうですが、死後、遺族の了承を得て作品を完成させたそうです。車をキョロロの駐車場に停めて森の中へ歩きます。草が生い茂った道を歩くと鳥の声も聞こえます。ボルタンスキーがどこまでプロデュースしてるのか分かりませんが、作品へのアプローチがもう素敵です。

森の中から大きな目がこちらを見ています!

ユーモラスな表情の目も。

まさに「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」ですね。地元の集落のみなさんの目だそうです。

こちらはもしかしたらご本人??

この作品がなければ、この森に入ることもなかったですし、環境含めて不思議な体験ができる作品です。

 

クリスチャン・ボルタンスキーの「最後の教室」についてはこちら

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今回はここまで。暑いので体力も消耗し、大変でした。一部の主要施設の屋内美術館などをのぞいて、展示場所は空き家などが多いので、ほとんどエアコンがありません。夏の芸術祭めぐりはやっぱりきついです。会期は11月までなので、また行きたいなあと思います。※行きました。これからは涼しくなると思いますが、暑い間は帽子や日傘など暑さ対策してくださいね。十日町市以外はコンビニはないと思ったほうがいいので、飲料水などは買いだめしておいたほうが安心です。クーラーボックスが役立ちました。また虫よけスプレーも必要です。十日町市以外はお店も少ないので、昼食や夕食はある程度計画たてたほうがいいです。早じまいしていたお店もありました。

音楽フェスも同じですが、まだ国内の作家のほうが多いですね。十分楽しめるのですが、早くコロナが終息して、コロナ前のように海外の作家の作品もたくさん鑑賞したいです。

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越後妻有 大地の芸術祭 2022 その2 パノラマティクス/齋藤精一 「JIKU #013 HOKUHOKU-LINE」

※ネタバレになりますので、ご了承ください。もし迷っているのであれば、おすすめですよ!

 

2日目はまず、宿泊先から六日町駅へ移動します。

T409 パノラマティクス/齋藤精一 「JIKU #013 HOKUHOKU-LINE」

この作品は美佐島駅での電車を使った体験型の作品なのですが、指定の芸術祭列車に乗る必要があります。予約が必要で、ネットで予約できます。車で来ている場合、出発駅に折り返し戻ってくる必要があります。パスポート以外に電車料金と追加料金がかかります。パスポートがなくても料金を支払えば見られます。電車は1日4便で、運行日は主に土日です。必ず案内をよく読んで予約してくださいね。

www.echigo-tsumari.jp

私は午前中の1便を予約しました。六日町駅前中央駐車場に車を停めました。無料で駅にも近いので便利です。六日町駅でほくほく線の切符を買います。車なので往復を買うべきところ片道を買ってしまいました…駅員さんがいるので、予約したことを告げて、芸術祭列車のチケットをもらいます。(ネット上でクレカ支払いしていました)このときに限って、六日町駅で検温もできます。

列車に乗り込むと、照明が落ち真っ暗に。真っ暗な中を進むのが、かっこいいです!地元のみなさんのほくほく線への思いが語られます地下駅の美佐島駅に到着。準備が終わって案内され降ります。すごく涼しくてびっくりします!!

列車からビームのような照明が!

トンネルの奥まで一直線です。かっこいい!

スピーカーからは現代音楽っぽいものが流れて、照明とリンクしています。結構大きい音です。

美佐島駅という特別な空間で、列車による光と音のショーを見るという、他ではできない体験ができました。私は十日町駅で降りて、折り返し十日町駅から六日町駅へ戻りました。

折り返しを考えると1時間強の時間がかかるし、(六日町駅までの移動の時間を考えるともっとかかる)手間や追加料金もかかるし、この時間を他の作品を見るのにあてたほうが効率がよいのでは?とも思ったのですが、多分恒久作品にはならないだろうし、見ておけるうちに見たほうがいいと思います。おすすめです!

 

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越後妻有 大地の芸術祭 2022 その1 十日町エリア

大地の芸術祭に行ってきました。

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本来は2021年開催の予定でしたが、コロナで延期になり、今年4月29日から11月13日まで開催されています。今回は暑い時期なので、ホテル滞在を目的に芸術祭をまわるのはちょっとでいいと思っていたのですが、調べ始めると見たい作品がどんどん増えていきました。

主要施設であるまつだい農舞台越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)は昨年行きましたので、今回は行ってません。

昨年の記事はこちら

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今回もマイカーでまわりました。まずはまつだい駅で買っておいた前売り券とパスポートを引き替えます。そして検温してもらい、リストバンドをもらいます。ほかの芸術祭と同じように、一日のはじめには検温済リストバンドをもらわないとまわれません。初めての方はチェックしてください。100円マップも買いました。今回は公式本を買わず、100円マップと公式アプリで乗り切ろうと思います。

※ネタバレになりますので、ご了承ください。

【2022年新作】T422 富田紀子 「琴線」(十日町エリア)

十日町はかつて織物産業で栄えていたそうです。実際に使われていた織物の機械とその機械をイメージして作ったであろう作品が一体になっています。

今は使われていない工場なのでしょうが、躍動感がありますね。

この芸術祭に他の作品もありますが、純粋に糸とかテグスの細い線がいっぱいある作品が好きなんですよね。なんかかっこいい。人とのつながりや過去と未来のつながりを表現しているそうです。

このあとは早めにランチをいただきました。

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【2022年新作】T431 井橋亜璃紗「意識と自然の探索」(十日町エリア)

大広間いっぱいにカラフルな色彩が鮮やかな作品。十日町の自然をテーマにしているそうです。サイケデリックでかっこいいです。実際暑かった現地では、ここだけよくエアコンが効いていて、涼しくて天国でした。

【2022年新作】T408 中﨑透「新しい座椅子で過ごす日々にむけてのいくつかの覚書」(十日町エリア)

豪邸の空き家を舞台にした作品。集落の「新座」と作家の「調子の悪い座椅子を買い替えたい」というところがリンクすることから始まった作品だそう。使い込んだ座椅子とネオンの映え座椅子、さらにスノーダンプの座椅子??

家の中に物語が掲示されており、読みながら進むことで、かつてここにあった暮らしが浮かび上がってきます。地元のみなさんへのインタビューから作られたお話だそうです。

バーコーナー、めちゃめちゃエモい。

2階の物の多さも「田舎!」って感じがしますね。

個人的なツボが多く、大好きな展示でした。おすすめです。

【2022年新作】T424 椛田ちひろ「ゆく水の家」(十日町エリア)

こちらも空き家を利用した作品です。真っ暗な中から水の流れを表現した障子が浮かび上がります。幻想的でした。

なんとボールペンで書いているんだそうです。同じ作家の絵が倉庫美術館にもあります。

2階にはのぞき穴が。中は行ってのお楽しみです。

これで1日目は終了、宿泊先へ移動しました。

 

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森の中の家 安野光雅館@京都府京丹後市久美浜町

mori.wakuden.kyoto

マリオットの周辺観光案内で見つけた美術館です。

京都の料亭和久傳が創業の地、京丹後で運営している食品工房、美術館、レストランだそうです。更地だった周り一帯を、和久傳ノ森として植樹しているそうです。

広大な土地に黒い建物とコンクリートの壁がどーんと出現!!私は好きです。

 安藤忠雄が手がけたそうです。

コンクリートの壁をワクワクしながらすすみます。スリット穴に萌えますねえ。

森と芝生の緑の中に真っ黒な美術館があらわれました!アプローチもかっこいい!

内部は撮影禁止です。構造は同じ安藤忠雄のミュゼふくおかカメラ館と似ている気がしました。忠雄建築ですが、外壁も内壁もコンクリートではなく木質でした。外は真っ黒ですが、中は明るいナチュラル系の木の壁で、絵本画家の安野光雅のふんわりした世界と合っていました。内壁がギザギザだったのが印象的。

 

こちらがレストランとショップの建物です。こちらのほうがメルヘンっぽくて、絵本の世界には合ってます(笑)中はシックでおしゃれでした。

ランチやお茶ができるお店でしたが、タイミングが合わず、ショップでちりめんを買って帰りました。店内から見るお庭の緑がすっごくきれいでしたよ。写真だけ撮らせてもらえばよかったな。

北アルプス国際芸術祭2020-2021 その7(市街地エリア)・まとめ

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

7番 地村洋平[日本] 「Water Trip」(市街地エリア)

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商店街の空き店舗を利用した作品。壁や天井にビニールのようなものが張り巡らされており、水がしたたり落ちています。「自然と環境汚染の対比を考えさせる作品」だそうです。

14番 コタケマン[日本]「Newま、生ケルノ山」(市街地エリア)

前回2017年の空き家を利用した、狂気的な作品が印象に残っていたコタケマンの作品。

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川沿いの空き地が舞台です。コスモスが咲いていて、とってもきれいです。

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この土壁ドームは地元住民の方々と一緒に作られたそうです。正直前回ほどのインパクトはありませんでしたが、まわりのお花と相まって、かわいい作品でした。こちらの作品の近くには駐車場がないので、遠くの駐車場から歩くことになります。事前にチェックしてみてください。

まとめ

1日目約3時間、2日目約6時間で23作品まわることができました。全部で37作品ありますので、約6割ですね。作品はもちろん素晴らしく、面白いものたくさんありましたが、仁科三湖や山の景色が素晴らしかったです。作品の舞台となった、レトロな商店街や、切ないですが寂れてしまっている湖畔の商業施設などもエモかったです。また、神社やお寺を利用した作品もあり、芸術祭と同時に参拝と観光もできて楽しかったです。千人岩など知らなかった観光スポットにも行けました。白馬と安曇野に挟まれてちょっと地味な大町市ですが、魅力を堪能できました。

ほとんが長野県内ナンバーで県内からがほとんどなのだなと思いました。コロナ禍がおさまれば瀬戸内国際芸術祭のように県外、国外からもたくさん来てほしいですね。

 

毎回芸術祭の記事に書いている注意点です。3年後の自分への注意としても書いておきます。

・動きやすい服装で行ってください。各作品の駐車場から歩く場合が多いです。スニーカーがおすすめです。帽子・日傘・傘も必須です。

・コンビニのないエリアもあります。飲料水は早め、多めに確保しておいてください。お手洗いもあるところでこまめにすませましょう。いただけるマップにお手洗いの記載があります。ガソリンは満タンで出発しましょう。

・東西の移動の際に、山道を通って、山越えしてしまったことがありました。遠回りになっても迂回しましょう。この先道が細そうだと思ったら、後ろに注意してすぐに引き返しましょう。グーグルマップには気をつけてください。インフォメーションで聞いてもいいかもしれません。

・別記事にも書きましたが、熊の出没に気をつけてください。芸術祭公式ツイッターアカウントで発信されています。ほかにも猿など野生生物を遭遇する機会もありますが、むやみに近づいたり、餌を与えたり、目を合わせないでください。

とにかく芸術祭は体力を使います。今回もへとへとになりましたが、行ってよかったです。パスポートは期間中使えるのでチャンスがあればまた行きたいな。

<追記>

私は前回見たので、今回は行きませんでしたが、32番の「(アーティストグループ名が目です)」の「信濃大町実景舎」はおすすめです。鷹狩山の頂上で、たくさん階段を上らないと行けないので、体力のあるうちがおすすめです。前回2017年のときの記事に写真があります。

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その6(市街地エリア)

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

1番 ジミー・リャオ(幾米)[台湾] 「私は大町で一冊の本に出逢った」(市街地エリア)

本来はオブジェが駅前広場にあるのですが、こちらの大町名店街のスペースにしか行けませんでした。ジミー・リャオさんの絵本が読めます。

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6番 淺井裕介[日本] 「すべては美しく繋がり還る」(市街地エリア)

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大町名店街というレトロな商店街の路面に書かれた絵です。2017年からの作品です。これまたこの商店街自体がレトロでエモいんですよね。絵になります。

4番 ニコラ・ダロ[フランス]「クリスタルハウス」(市街地エリア)

商店街の蔵を利用した作品。こちらも「塩の道」をモチーフにしているそうです。薄暗い蔵の中には猿のギタリストと山のコーラス隊。音楽を奏でてくれます。

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山トリオすっごくかわいくて、夢中になってしまいました。一番左の顔なしの子はなんだろう…

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口を開けて歌ってくれます。

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山そのものをゆるキャラにする発想がいいですね。音楽もよかったです。

5番 麻倉美術部[日本]「ひみつの森」(市街地エリア)

アートショップの2階を利用した作品。

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巨大な女の子にびっくり!天井にはタンポポの綿毛のようなものがたくさん。

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とてもかわいいのですが、細かすぎて狂気も感じる展示でした。

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その5(市街地エリア)

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

山の中から市街地エリアに移動しました。9番から11番は旧大町北高等学校という廃校が舞台です。

9番 原倫太郎+原游[日本]「ウォーターランド~小さな大町~」(市街地エリア)

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教室の中に大町を再現した楽しい作品。

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実際に舟を水に流せます。お子さんたちも喜んでいました。

10番 渡邊のり子[日本]「今日までの大町の話」(市街地エリア)

5cm四方の箱に作られた最小の箱庭です。

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それぞれすごくかわいくて、お気に入りを探すのが楽しいです。

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自分で作れるワークショップも開催されているようですよ。

12番 ポウラ・ニチョ・クメズ[グアテマラ]「自然の美しさと調和」(市街地エリア)

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グアテマラのマヤ文化の伝統と大町の自然を融合した絵画が展示されています。障子に絵画が飾られていたのも印象的です。壁一面の大きな絵は実際見てのお楽しみ。

11番 布施知子[日本]「OROCHI(大蛇)」(市街地エリア)

前回2017年の作品も印象的で楽しみにしていました。地元の作家さんです。

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なんと折り紙で作られているんですよ。躍動感があって、今にも動き出しそう。

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緻密でものすごい労力がかかっていそうです。素晴らしい。ぜひ近くで見てください。

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その4(源流エリア・ダムエリア)

2日目

 

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東側の山の中の36番から西側の源流エリアへ。大町温泉郷に来ました。

ネタバレになりますので、ご注意ください。

20番 松本秋則[日本] 「アキノリウム in OMACHI」(源流エリア)

酒の博物館を利用した作品。この施設は2019年より休館中だったそうです。日本酒の歴史や作り方の展示がありました。全国の酒瓶が並んでいるのも壮観ですが、吊りさげられているモビールのようなものが作品です。

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電気で制御されており、一定の間隔で動きます。羽が動いたり、竹が動いてカタカタと音が出る楽器のようにもなっています。

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羽がパタパタして、釣り下がっている部分もおもしろく動くので、なんだか動物のようでかわいく見えてきます。

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別のお部屋では影絵のように楽しめます。

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裏側はこんな感じ。

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森と湖をイメージしてるのかな。

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最後には、かわいくてしょうがなく見えてきます。

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このあとは、秋ですが暑く、疲れてしまったので、近くのお店でランチすることに。

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ランチをいただいて、少し元気になりました。大町温泉郷の作品はまだあるのですが、山の中のダムエリアへ。時間の制約があるのです!

16番 トム・ミュラー[スイス / オーストラリア] 「源泉〈 岩、川、起源、水、全長、緊張、間 〉」(ダムエリア)

こちらは高瀬渓谷の仙人岩というもので、もちろん自然のものですが、そこに滝を人工的に作っているのが作品です。すごく大きくてびっくりします。

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さらに決まった時間になると霧が発生します!

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しかし、思ったほどの規模ではなく、ほんのちょっとだったので少し残念。私が行った時期は1時間に1回しか霧タイムがなかったので、時間調整が必要でしたが、今は20分ごとにかわったようです。霧が見れなくても岩だけでも十分すごいのでおすすめです。

17番 磯辺行久[日本] 「不確かな風向」(ダムエリア)

16番のさらに奥の七倉ダムに着きました。ロックフィルダムという岩を積んで作られたダムだそうです。高さ125mもあるそうで圧倒されます。

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作品は上から見たときの、白い岩や石で作られた模様です。七倉ダムの風の流れのデータを視覚化したものだそう。

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スケールの大きすぎる作品でした。紅葉のときは素晴らしいと思いますが、渋滞もするらしいので、計画が必要ですね。

 

近くの龍神湖展望台にも寄りました。

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山も湖もとても美しいです。

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道中、お猿さんも6匹ぐらい見かけました。(危険なので近づかないでくださいね。車の中から撮影しています)

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熊も出没しているそうなので、公式ツイッターアカウントの情報をチェックしてください。特に平日の人の少ないときにまわる方は気を付けてくださいね。ダムエリアの作品では熊鈴も貸し出していました。

 

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