奥能登国際芸術祭に続き、北アルプス国際芸術祭に行ってきました。
北アルプス国際芸術祭は前回が初回で2017年に始まりました。2回目は本来は昨年行うはずでしたが、コロナ禍で今年に変更になりました。会期は11月21日までです。
前回2017年の記事
大町市までは富山市からは約2時間半、奥能登と同じぐらいかな。一泊二日で自家用車でまわりました。公式ガイドブックも発行されており、買いましたが紙が丈夫すぎて、広げにくくおすすめしません。私は見たい作品をリストアップしておきました。ほとんどが新作で、一部2017年からの作品があります。パスポートは3,000円で、すべての作品が見られます。作品ごとにスタンプを押してもらいます。
ロゴなどのデザインをミナペルホネンの皆川さんが手がけているので、かわいいです。グッズも欲しかったのですが、作品をまわるのに力尽きてしまい、ショップに行けませんでした。
あくまで自分の記録のため、まわった順番にまとめます。エリアを行ったり来たりして無駄な行程もあること、見た作品は私の趣味で選んでいることをご了承ください。
1日目
お昼ご飯は小谷の道の駅で食べて、1日目は12時半すぎに大町市に着きました。まずインフォメーションに行って、検温、登録などしないと作品は見ることができません。紙に名前や健康状態を記入します。フェスのようなリストバンドがもらえ、入場する場合は、それを見せる必要があります。奥能登で失敗しましたので、今度はばっちりです。これから行かれる方は必ず一番にインフォメーションに行ってくださいね。4か所あり、奥能登よりバランスのよい配置だと思いました。日本海側から行かれる方はイーストインフォメーションになると思います。今回はインフォメーションで地図がもらえました。スマホなど使えない方は便利ですね。大地の芸術祭も昔はあったのですが、今はなくなってしまいました。奥能登ももらえません。さらにオリジナルデザインラベルのミネラルウォーターももらえます。これも他の芸術祭にはないですね。
作品の詳細を載せます。ネタバレしたくない方は行ってから見てくださいね。ネタバレ見てから行っても、その場で見るのは全然違うので、問題ないとは思います。
28番 杉原信幸[日本] 「アルプスの玻璃の箱舟」(仁科三湖エリア)
青木湖畔にある作品。遠目から見ると雪が残っている!?この季節に??
なんとこの作品は、『水晶と石を台湾で学んだ「三合土」(黒糖、餅米、石灰と砂を混ぜあわせた伝統的な建築材料)』というものでできているそうです。周りに溶け込んでいるので、作ったものとは思えず自然のものに見えます。
影も舟の形に見えるそうです。とにかく青木湖が美しくみとれてしまいました。
27番 マーリア・ヴィルッカラ[フィンランド]「何が起こって 何が起こるか」(仁科三湖エリア)
こちらは中綱湖にある作品です。東屋の椅子やテーブルに金色に塗られた板が張ってあるのが作品です。
舟の上のオブジェも作品です。リフレクションがとても絵になりますね。春は桜が咲いて湖面に映るんですよ。
コテージの中に装飾がされています。
「水」と「塩」で満たされたコテージ。
霧も発生します。この芸術祭は霧多め。
25番 淺井真至[日本] 「おもいでドライブイン」(仁科三湖エリア)
木崎湖畔に移動しました。外観が既にレトロでエモいです。昔は賑わっていたであろう廃ドライブインを利用した作品。カラフルな絵がたくさん。
細かいところまでいろいろ見てくださいね。
次の作品まで木崎湖畔を歩きます。昭和な哀愁たっぷり。廃旅館と思わる建物もたくさん。全く作品とは関係ありませんが、エモいです。
26番 木村崇人[日本] 『水をあそぶ「光の劇場」』(仁科三湖エリア)
空き家を利用した作品。2階に上ります。砂が敷き詰められ、流木のベンチが置いてあります。
切り取られた窓から美しく木崎湖が見えます。
少人数の入替制ですが、のんびりしてしまいますね。