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旅・グルメなどの記録

越後妻有 大地の芸術祭 2022 その7 松代エリア 奴奈川キャンパス


ランチ兼休憩を終えて、奴奈川キャンパスに向かいます。廃校の中の各部屋にいくつも作品があります。印象に残ったものをご紹介。

【2018年】 D341 コウ・ユウ(高瑀)「天上大風」(松代エリア)

子どもたちが、良寛(江戸時代後期の僧侶)が書いた紙を凧にして遊んだという話をヒントに、作られた作品だそうです。なんだか迫力に圧倒されました。私はたくさんのものが吊り下げられている作品が好きなのかも。

【2022年新作】 D383 ツァイ・ツァンホァン(蔡燦煌)「パラダイス」(松代エリア)

コロナ禍でホテルに強制隔離されたときの感情を表現した作品とのことです。閉じ込められている空間をいかに心地よいパラダイスにするかという思いなんですね。

「マスクを付けないあなたにウイルスはやってくる」など中国でのコロナ禍のスローガンが貼り付けられています。中国のほうが厳しそうですもんね…(ちゃんとそれぞれ和訳が書かれています)

 

【2015年】 D348 ウー・ケンアン(鄔建安)「彩風」(松代エリア)

階段や廊下の突き当りにある金属製のモビールです。宗教っぽいモチーフが多かったかな。すごく細かかったです。

奴奈川キャンパスを後にして最後の作品へ。

【2006年】D143 鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志「脱皮する家」(松代エリア)

こちらも空き家を利用した作品です。2006年からある大地の芸術祭のメインどころの作品ですが、初めて行きました。広すぎて行けてないところがまだまだあるんだなあ。駐車場から少し歩きます。最後の坂道だ…

なんと家全体が彫りつくされています…言葉を失いますね…天井、柱、梁、床全てです。圧巻ですね。

2年半ぐらいかけて先生と学生さんたちが彫ったそうです。入口で彫っている様子のドキュメンタリー映像も見られます。この労力にくらべたらパスポートが安いなと思っちゃいました。2階からの景色が最高です。

なんと、こちらに泊まることもできるそうです。

www.tsumari-artfield.com

脱皮する家のすぐ近くにある星峠の棚田に行ってみました。

www.tokamachishikankou.jp

すごい絶景です!いつも芸術祭に夢中で棚田はスルーしてしまうのですが、これからは棚田めぐりもやっていきたいと思いました。

 

まとめ

次回の自分に向けての注意点、反省点です。

・秋会期は縮小しているので、夏会期の間に夏会期のみの作品を優先して見ること

・秋は16時で終わる作品が多い

・10月頭はまだ暑い、蝉が鳴いてる

・単独の空き家を利用した作品は細い山道を通る可能性がある

・やっぱりエリア内に宿をとったほうが便利

本来は2021年だったこともあり、2021年と2022年の2回、計6日間まわったことになりました。そのため、今まで見ていなかった旧作もゆっくり見られてよかったです。まだまだ見れていない作品もあるんですよね。次回が2年後なのか3年後なのか分かりませんが、また行きたいと思います。

 

www.minimal1991.com

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