sometimes

旅・グルメなどの記録

マツモト建築芸術祭2023 その1


maaf.jp

マツモト建築芸術祭に行ってきました。開催は昨年が初回で2回目です。歴史ある建築の中にアート作品を作るという二重に楽しめる芸術祭です。主催は高級宿の明神館や会場にもなっているレストランヒカリヤの扉グループです。北川フラムは関係なく、地元企業が中心なんですね。

全部で19か所、全て徒歩圏内にあるコンパクトな芸術祭です。まずは上土シネマというところでチケットを買います。松本駅から離れているので、電車派のみなさんには不親切ですね。きっと駅からまわるとちょうどよいはずのナンバリングですが、8番上土シネマに最初に行かないといけなくなると、それもくずれます。

有料チケットが必要なところとカフェなど必要のないところがあります。松本に11時頃着いたので、まず会場にもなっている喫茶店に行きました。

 

④a 珈琲茶房かめのや 飯沢耕太郎(無料会場・オーダー必要)

人気の喫茶店とのことで、お昼をこちらで早めにいただこうとやってきました。幸い行列はなくすぐ着席できましたが、そのあともどんどんお客さんが来ていました。

まさに昭和レトロで純喫茶なお店です。窓もランプもかわいい。このお店自体は2016年オープンだそうですが、明治からの老舗お菓子店の喫茶部を利用しているそうです。帰ってきてから気づいたけど、本当に昔からやっているお店じゃないのね…

中庭や壁に飯沢耕太郎さんの作品が飾られています。写真やコラージュの作家さんのようです。

評判のたまごサンドをいただきました。焼き立てふわふわの分厚い卵焼きがとてもおいしかったです。コーヒーも飲みやすく、カップもかわいいです。

このあとは歩いてまわるので、夫ははりきってカレーとビールで昼飲みです。レトロなコップがかわいい。固めプリンもばっちり映えてます。味もおいしかったです。プリン600円はなかなかのお値段かな。

 

⑨ 上土シネマ 河合政之(有料会場)

お昼を食べてから上土シネマへ。こちらは2008年に閉館になった映画館だそうです。

閉館記念上映の看板がかっこいいですね!!芸術祭ののぼりが邪魔です(笑)手書きなのかな?

入場券売り場もエモいです!!!

ここで芸術祭のチケットを買います。ネットでも買えるようですが、最初にこちらに来なければならないので、あまりネットで買う意味はありません。割引もないし…他の芸術祭のように検温リストバンド的なものはありませんでした。(各施設に消毒液はあります)電車派のためには松本駅でもチケット買えればいいですね。

まさに昭和の映画館という雰囲気で興奮しました!映写室でアナログフィルムがカタカタまわってそうですね。

作品はノイズミュージックとリンクした映像作品と、松本で録音した環境音の作品でした。もうちょっと音が大きくてもよかったな。

 

⑪ かき船 中島崇(無料会場)

次の日が雨の予報だったので、旧司祭館方面の作品へ目指し歩いているときに、通り道にありました。

なんと松本城のお堀の上の建物です。昭和までは屋台船として全国でたくさん営業していたそうです。こちらは現在でもカキフライのお店として営業しているそうです。

建物にびっくりして作品に気がつかなかったぐらいです(笑)作品はこのステンレスのテープのようなものだそうです。晴れた日はキラキラしてきれいなんでしょうね。

 

⑯ 池上百竹亭 茶室 ステファニー・クエール(イギリス)(有料会場)

呉服卸商の池上喜作の邸宅として、昭和33年に建てられたそうです。

竹林を通って茶室に行きます。

にじり口からのぞくと、なんと森の中に動物が!

最初は「かわいい!もっと近くで見たいのに」と思いましたが、よく見るとガマガエルにはにらまれているし、ボス猿?には見下ろされているし、うさぎには「なんだお前?」って顔されてます。この森では自分が一番下ですぐやられそうな気分になってきました。

⑰ 旧小穴家住宅 鬼頭健吾(有料会場)

和風のような洋風のような不思議な雰囲気のお宅です。なんだか珍しいですね。

大正時代の建物を弁護士の小穴喜一氏が昭和初期に買取った建物だそうです。国の登録有形文化財指定です。

室内は畳の和室なんですが、欄間の部分?もなんだかモダンでかっこいいですね。

鬼頭健吾さんの作品は高松で見たなあと思い出がよみがえりました。

2月後半なので、お雛様も飾ってありました。

裏のガレージにも作品が。夜には光るのでしょうか。

 

旧司祭館を目指して歩きます。開智学校は工事中のようです。

⑱ 旧司祭館 CALMA by Ryo Okamoto(無料会場)

明治22年に、フランス人クレマン神父の設計により、松本城北側の教会敷地内に宣教師や伝道師の住居として建てられた。正式名称は『旧松本カトリック教会司祭館』

アーティストのオカモトさんはヒッチハイクをしたり、アラスカを野営しながら1000キロを川下りする方だそう。

博物学的に現在の暮らしを未来から見たらどうなるかがテーマだそうです。

www.minimal1991.com

 

www.minimal1991.com