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旅・グルメなどの記録

大地の芸術祭2018 ブラックシンボル・雪の家・Lost Winter(松之山地区) その4

その3はこちら

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宿をチェックアウトし、すぐ近くにあるサンティアゴ・シエラ「ブラックシンボル」へ。近くで見るとすごーく大きいですよ。

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次は雪アート・新潟ユニット「雪世界」へ。新潟在住の作家さん達の作品だそうです。古民家の中に雪をテーマにした作品が点在しています。階段の段差がすごく高い。

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次は三省ハウスへ。こちらは廃校になった木造校舎を利用したドミトリー型の宿泊施設になっています。そちらのラウンジにレアンドロ・エルリッヒ「Lost Winter」があります。

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写真にはうまく映りませんので、ぜひ見に行ってください。外観は古い学校ですが、中に入るとおしゃれでしたよ。

 その5はこちら

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大地の芸術祭2018 ペリスコープ/ライトケーブ(中里地区)ワープクラウド(津南地区) その3

 その2はこちら

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今回の新作の目玉がマ・ヤンソン/MAD アーキテクツ「ペリスコープ/ライトケーブ」です。混雑しており、そこへ向かうのに渋滞がひどいとの情報もありました。今回の芸術祭後も残るそうなので、今回はやめようかな?とも思っていたのですが、予定より早く出発できたのもあり、行ってみることにしました。運よく渋滞に合わず、スムーズに駐車でき、本当にラッキーでした。(土曜日です)

清津峡はもともと観光地のようで、おみやげ屋さんもありました。清津峡渓谷トンネルの中を750m程歩きます。探検みたいで楽しいですね。なんだかホラー映画のように撮れてしまいましたが、トンネル内のライトもいろんな色があり、ピンクやグリーンのところもありました。

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途中のビューポイントです。自然の崖もすごかった。

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こちらが終点です。手前の水盤に景色が映り込み美しいです。柵はアクリルで透明になっています。残念なことにこの日は曇りで、晴れていれば壁にも景色が反射してきれいに見えるようです。

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芸術祭以外のお客さんもたくさん来られていました。

 

次はダミアン・オルテガ「ワープクラウド」へ。こちらはもともと繊維工場だったそうです。以前の芸術祭ではTシャツがランプになっているような展示があったと思います。

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今回は糸につるされた大量の玉が並んでいる展示でした。富山県美術館のエマニュエル・ムホー『COLOR OF TIME』を思い出しました。

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大量のものが規則正しくつるされているのってなんだか壮観で、とても映えますね。みなさんポーズをとって写真を撮っていました。インスタにあげるんでしょうね。

 

この日はそこまで暑くありませんでしたが、蒸していたので疲れました。この後は宿泊先の松之山温泉へ。

大地の芸術祭 その4はこちら 

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松之山温泉のひなの宿ちとせの記事はこちら

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大地の芸術祭2018 影向(ようごう)の家・黄金の遊戯場・SF (Summer Fiction)(松代地区) その2

その1はこちら

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まつだい農舞台を出発して、大巻伸嗣「影向(ようごう)の家」へ。こちらは前回の芸術祭のとき、大行列で泣く泣く諦めたところです。今回は待ち時間なくはいれました。

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古民家をまるまる使った展示です、ネタバレになるので書きませんが、とてもきれいでいつまでも見ていられそうでした。奥能登国際芸術祭のシアターシュメールを思い出しましたが、別のアーティストの方でした。

次は豊福亮「黄金の遊戯場」へ。こちらも古民家の展示です。家の中全てが金ぴかゴテゴテのデコりまくりで頭がおかしくなりそうです。この空撮図のような壁は小さい金塊でできています。

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麻雀牌の世界地図、2階の壁のじゅうたんといろんなマスクとシャンデリア。

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ド派手な床の間、壁も床も着物の生地かな?

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実際に遊べるスロットもありました。いい意味で狂ってる楽しい展示でした。

 

次は金氏徹平「SF (Summer Fiction)」へ。

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大きい倉庫に実際の除雪車が展示されています。スコップなどの雪かきグッズでデコられています。ライトで雪が降っているような感じになったり、幻想的です。近くで見るとすごく大きいですね。私の住んでいる富山県も昨シーズンは豪雪に遭いましたので、除雪車には感謝でいっぱいです。

その3はこちら

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大地の芸術祭2018 まつだい農舞台 その1

大地の芸術祭に行ってきました。

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。

あの瀬戸内国際芸術祭より昔からやっているんですね。私は芸術祭期間外に1度、2012年、2015年と訪れており、4回目です。

www.echigo-tsumari.jp

※大地の芸術祭は範囲が広すぎて、全部まわるには1週間でも足りないぐらいです。また、以前の芸術祭から引き続いて展示される作品と新作が混在しており、私は見ていない過去の作品と新作を中心に見てまわっています。初めての方には主要な作品をまず見たほうがいいかもしれません。また私は全てマイカーでまわっています。

北陸方面からは北陸自動車道を上越ICで降り、松代へ向かいます。

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こちらのまつだい農舞台で前売りで買っておいた、電子チケットをパスポートに交換してもらいます。パスポートがあれば、全ての作品を見ることができます。

こちらがまつだい農舞台の中の越後まつだい里山食堂です。お店の内装ももちろん作品です。(ジャン・リュック=ヴィルムート「カフェ・ルフレ」)11時オープンのはずですが、時間前からオープンしていました。混みあうと思ったので、早めですがいただきます。

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こちらのお料理は野菜を中心としたビュッフェです。1,700円とちょっと高いですね。味はしっかりめで米どころのおいしいご飯に合う感じです。

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テーブルの天板が鏡になっていて、外や内装の青が映り込む不思議な空間になっています。ズッキーニのお漬物がおいしかったな。イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」がばっちり見えるいい最高の席でした。

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まつだい農舞台の中の新しい展示はダチャンボなどでおなじみの楽器、ディジュリドゥがテーマでした。インタラクティブな展示方法とあり、期待していたのですが、台の上に乗って動画を見ていると、その台が震えるということでした。実際、吹いてみたいなと思ってたのですが、さすがにそれはなかったですね。

トイレの中もこんなに面白くなっています。ネタバレになるので説明はしません。

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大西治・大西雅子「ゲロンパ大合唱」

以前からあるカエルも元気でした。実はたい肥製造機なのだそうです。知らなかった!

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その2はこちら 

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京都旅行 その5 重森三玲庭園美術館

 その4はこちら

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重森三玲の旧宅書院・庭園(重森三玲庭園美術館)

以前より行きたいと思っていた重森三玲庭園美術館に行ってきました。

美術館といっても、絵が飾ってあるわけではなく、庭園家の重森三玲の自邸と庭園を見学することができるのです。こちらはご親族で運営されており、完全予約制です。

午前の部、11時に予約しました。時間厳守ですが待合スペースはないとのことで、時間に余裕をもって近くの吉田神社に行きました。参拝しつつ時間調整しました。

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すぐ近くの山蔭神社にもお参り。料理の神様だそうです。

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 吉田神社から重森三玲庭園美術館は歩いて3分程度、住宅街を通ります。重森三玲庭園美術館の外観の撮影は禁止とのこと。周りの住宅街にご迷惑をおかけしないようにでしょうね。5分前ぐらいに着きましたが、門の中にはいって待ちます。

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建具の桟のデザインがかっこいい!!

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時間になると門が開きます。門の中から見えるだけでぞくぞくします!!

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この回のお客さんは我々含めて12人程度、半数以上が外国の方でした。入場料をお支払いして、説明を受けます。室内から見た庭がピクチャーウィンドウ効果でめちゃめちゃかっこいいです!!!

書院前庭(1970年作)

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桜は残念ながら散っていたのですが、花びらが庭に落ちているというのも、今しか見られない景色で素敵でした。

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重森三玲の庭の特徴のとんがった石が欲しい・・・

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茶室(1969年作)襖のシルバーメタリックとブルーの格子柄もおしゃれすぎます!!

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坪庭 (1960年代)の石の形とその配置が絶妙すぎます。奥の建物の桟の曲線や斜めの感じもかっこいい!

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本当に写真が下手すぎて申し訳ありません。魅力が全然伝わっていないかもしれません。重森三玲のセンスが凝縮された家と庭園が見られて興奮しました。京都府内の重森三玲の作品で一般公開されているところはだいたい見たので、これからは他県の庭もまわりたいと思います。

建物を傷つけるので荷物には注意するように言われます。事前に荷物は預けてから来たほうがいいでしょう。

 その6はこちら

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富山県美術館「デザインあ展」

※<追記>会期が終わりましたので、写真を増やしました。

www.design-ah-exhibition.jp

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以前から楽しみにしていた「デザインあ展」に行ってきました。「デザインあ」とはEテレの子供向け番組なのですが、おしゃれな映像と音楽でデザイン好きな大人のほうが喜んでいるんじゃないかという番組です。佐藤卓、中村勇吾、コーネリアスが手掛けています。
2013年にミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTでも「デザインあ展」が行われました。たまたまそのとき東京にいたのですが、あまりの行列の長さに諦めました。今回なんと富山で5年ぶりに行われるということで楽しみにしていました。

 

混雑が予想されたので、開館時間9時半ちょうどに駐車場に着きました。なんとか美術館内の駐車場にとめられました。チケット売り場には富山には珍しく長ーい列が!!しかし、前売り券を買っていたので、並ぶことなくすぐ入場できました。

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会場内は撮影OKでした。

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テレビのデザインあで見ていた解散!などが立体で見れたり、実際に触ったり中に入って写真を撮ったりできる作品もあります。

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「体感のへや」

大きい部屋の壁全てに映像を映し出し、音楽とリンクしたインスタレーションも迫力があり楽しかったです。そこそこ大音量でクラブかと思いました。

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番組ではおなじみの、いろんな角度からみんなで同じものをデッサンするコーナーもありました。

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「かんばん「あ」」 レトロ看板のいろんな「あ」

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白い展示台の平面に対して、映像を映しています。

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全てのもののパッケージデザインがなかったら・・・?

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「概念のへや」 じかん

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ご家族連れはもちろん、デザイン好きの方はぜひ見に行ってください。お昼前の帰る頃、館内駐車場に入る車は行列になっていましたが、入場の行列やチケット売り場の行列はありませんでした。少し離れた駐車場にとめるほうがいいかもしれません。

この企画展は富山では5月20日まで、東京の日本科学未来館に巡回します。

向かいにある富岩運河還水公園の桜もきれいに咲いていました。

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東京一人旅 その4 国立近代美術館 没後40年 熊谷守一 生きるよろこび

馬喰横山駅から新宿線で九段下、東西線に乗り換えて、竹橋へ。国立近代美術館にやってきました。

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 本館の建築は谷口吉郎氏の設計によるもので、長年にわたり多くの方々に親しまれてきましたが、築30年を機に坂倉建築研究所の設計により、大規模な増改築が施されました。

                          (公式HPより)

とっても天気がよく、意識の高い皇居ランナーさんたちも見れました。

www.momat.go.jp

開館の10時ちょっと前に着きましたが、もうお客さんが来ていました。特に並んではいません。圧倒的に年配の方が多いです。

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10時数分前に開館しました。電子チケットを事前に買っていたので、チケットの列に並ばずに入場します。スマホを見せてリーダーでピッとやってもらえば入れます。今回の企画展は熊谷守一で、特にファンというわけではなく、常設展も含めて見てみたいと思って来ました。

企画展は熊谷守一の作品が時系列でものすごい数展示されていました。初期の暗い感じから晩年へむけてどんどん明るく、抽象というかポップな絵になっていくのが面白かったです。マティスやゴーギャンに影響を受けていて、もろゴーギャンっぽい絵があったりと面白いです。晩年は色合いも図柄もポップでいい意味でイラストレーターのようで、絵画に詳しくない私が見ても、おしゃれでかわいいものがたくさんありました。

企画展だけでもものすごい数でしたが、続いて常設展です。4階から2階に下りてくる形で13室も展示室があり、すごーく見ごたえがありました。特に日本画の部屋は大きい作品がドーーーン!!とあってすごい迫力です。開館と同時に入り、私は見るペースも早いので、お客さんの少ない間にまわれました。空間をほぼひとり占めでき、とてもラッキーでした。見終わって1階に下りてきたころにはすごい人でした。

それなりに集中して見たのでぐったりしました、美術館って結構疲れます。見るペースが超早い私でもまるまる2時間はかかったので、普通の人はもっとかかると思います。

この企画展は2018年3月21日までです。

kumagai2017.exhn.jp

casabrutus.com

東京一人旅 その1 東京オペラシティ アートギャラリー

どうしても見たい舞台があり、東京へ一泊で出かけてきました。

高速バスと悩みましたが、冬で雪が心配なこともあり、新幹線にしました。少しでも安く買いたいということで、えきねっとで予約、購入しました。時期によって違うようですが、10%程度安く買えました。

(追記)えきねっとで予約するときは座席の位置も自分で選べるんですね。初めて知りました。私は気兼ねなくシートを倒せるように車両の一番後ろの席を指定してみました。

まずは東京駅で荷物を預けます。今はネット上でコインロッカーの場所と空き状況が分かるのですね、初めて知りました。

www.coinlocker-navi.com

私がチェックした時間は1階はだいたいいっぱいなので、最初から地下へ。新幹線から降りる直前にチェックしておけば、スムーズに荷物を預けられます。コインロッカーの空きを探してうろうろすることがなく、便利ですね。交通系ICカードが鍵になるので開けるときも楽です。

東京駅から中央線で新宿へ、京王新線に乗り換えて初台へ。東京オペラシティ アートギャラリーに来ました。東京オペラシティの中にある美術館です。

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www.operacity.jp

主に近代美術や現代美術を中心とした美術館のようです。今回は谷川俊太郎展を見に来ました。谷川俊太郎のファンというわけではないのですが、小山田圭吾とデザイナー中村勇吾とのコラボがあるとのことで、そちら目当てで来ました。

展示室にモニターがたくさんあり、そこに音楽と同期して詞が映し出されます。詞の読み上げはパーツ化され音楽や映像、照明と同期しています。谷川俊太郎の詞が韻を踏んでいるので完全にラップだなと思いました。美術館ですが、なかなかの音量と低音が響き迫力があって、いいインスタレーションでした。

こちらの記事に展覧会の様子が載っています。

www.cinra.net

その他、谷川俊太郎の詞をいろいろな形で展示してあったり、ゆかりの品や、三島由紀夫ら錚々たる著名人とのはがきなども展示してあります。音楽家武満徹とも交流があったのですね。昭和の雑貨を見て懐かしくうれしそうなおばあちゃんがいて、こちらもほっこりしました。客層は若い方から年配の方まで幅広かったです。

富山県美術館「素材と対話するアートとデザイン」

富山県美術館(公式HP)

住所:富山県富山市木場町3-20
主要ジャンル:国内外の近代美術
設計:内藤廣

昨年オープンしたばかりの富山県美術館に行ってきました。こちらは富山県立近代美術館の移転建て替えした美術館です。

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オープンしてすぐに行きましたので、今回が2回目です。

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2回目の企画展「素材と対話するアートとデザイン」を見に行ってきました。(この企画展は1/8で終了しました)

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冬の北陸らしい天気で立山はきれいに見えません。天気がよければ富岩運河還水公園と立山がきれいに見えます。

こちらが今回の企画展の目玉である、エマニュエル・ムホー『COLOR OF TIME』です。朝イチに行ったのですが、お客さんが多く、正面からの写真はいい感じには撮れませんでした。たくさんの数字がきれいな色のグラデーションで吊り下げられているのですが、これは日の出から日の入りの時刻を並べているそうです。まさにインスタ映えな作品なので、たくさんの方が写真を撮っていました。

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企画展の前半とコレクション展は撮影OKなのですが、SNSに載せていいものは限られています。3~4作品ぐらいだったかな?

素材をテーマとした企画展とのことで、美術作品というよりはプロダクトデザイン的なものが多かったです。実際に企業の製品だったりもするので、もうちょっと実際に触れるものもあってもよかったかなと思います。一部の商品は実際にミュージアムショップに売っていました。

企画展の後半は世界の工芸品だったのですが、きれいでうっとりするものから、ちょっと気持ち悪いものまでいろいろあり楽しめました。

 

常設展では富山県立近代美術館時代からの作品があります。ピカソ、ロートレック、ルオー、シャガール等の作品以外にもモダンアートやシュールレアリスムの作品があったり、私は結構好きな分野です。HPに作品リストが載っています。時期によって内容は変わるようです。

コレクション展 | 富山県美術館

なぜこのようなちょっと癖のある常設展なのかというと、 富山出身の瀧口修造が近代美術館設立にも関わっていたとのことです。真面目で地味な印象の富山ですが、瀧口修造のようないい意味で変態な人がいてくれたおかげで、救われる気持ちがしますね。現在の富山県美術館にも瀧口修造コーナーがあり、所蔵品などが展示されています。いい意味でのガラクタたちが宝石のように飾られており、面白いです。

 

美術、建築、デザイン関係の本や雑誌があるコーナーのソファーはたぶんイサムノグチのものだと思うんですが、かわいいですね。有機的なラインは河原の石をモチーフにしたそうです。以前自宅に欲しかったんですが、一般家庭には大きすぎるし、高額なので夢のままです。現在は安かったり、サイズの小さいリプロダクト品が売っているようですが、美術館のものは正規品でしょうね。

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 その他に世界の名作椅子コレクションがあり、広い部屋に3段に並べられており、椅子好きとしては壮観です。写真は撮っていいのですが、多分載せるのはまずいのでやめておきます。一部の椅子には実際に座ることができます。

 

3月からの企画展で「デザインあ展」をやるので楽しみですね。以前の東京での展覧会は行列で諦めた思い出があります・・・

青森旅行の帰り 2017年4月 その6 根津美術館(東京)

その5はこちら 

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4日目

朝食はホテルで頂き、山手線と銀座線を乗り継いで根津美術館へ。4月にもかかわらずすごく暑い日で大変でした。

根津美術館(公式HP)

住所:東京都港区南青山6丁目5−1
主要ジャンル:日本・東洋の古美術品
設計:隈研吾

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エントランスまでのアプローチが印象的です。

さすが都内なのでたくさんのお客さんが来ておられ、海外の方もたくさんいらっしゃいました。根津美術館は建築に興味があったのはもちろん、有名な尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」と、鈴木其一の「夏秋渓流図屏風」の展示があり、行ってみたいと思っていました。個人的には「夏秋渓流図屏風」のほうが華やかで好きかなと思います。他にもたくさんの日本画や仏像、陶磁器などがありました。

鈴木其一「夏秋渓流図屏風」(写真は公式HPより)

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尾形光琳「燕子花図屏風」(写真は公式HPより)

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美術館の庭園にはちょうどカキツバタが咲いており、「燕子花図屏風」とのコラボのようになっていました。

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 すごく素敵なお庭だったので、他の季節にも訪れてみたいです。

ランチは近くの青山のフレンチ、ラスさんに行きました。ランチもディナーも5,000円の1コースのお店です。この立地だとリーズナブルなんでしょうね。お席が残念ながらワインバー部分のカウンター席に通されてしまい、ちょっと落ち着かなかったです。9割ぐらい女性客で店内はびっくりするほどうるさかったです。とはいえ華やかな女性客ばかりで、都会のど真ん中の雰囲気を味わえて楽しかったです。お料理の内容も美味しかったし、見た目の美しさや演出も凝っていました。ボリュームもありましたね。結構時間がかかり、新幹線の時間があるので早められますか?とお店の方にお願いしたら、すみやかに最後のお肉料理とデザートをだしてくださり、余裕をもって間に合いました。店員さんは丁寧に接客してくださいました。

 

ランチのあと、15時半ぐらいに東京発の新幹線で帰りました。今回は念願の十和田市現代美術館と青森県立美術館に行けて本当に良かったです。弘前公園の桜も想像した以上に素晴らしく驚きました。あまり東北に行く機会はないのですが、また訪れてみたいと思います。

青森旅行 2017年4月 その4 十和田市現代美術館

その3はこちら

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3日目

ホテルにて朝食を頂き、青森駅まで5分程歩きます。青森駅から奥羽本線新青森駅へ、新幹線に乗り換えて七戸十和田駅で降ります。こちらで降りた目的は十和田市現代美術館です。

駅前でレンタカーを借ります。運転に自信はないのですが、公共交通機関がないこと(あってもきっとすごく少ない)、タクシーよりレンタカーを借りたほうが安いこと、ストリートヴューなどで確認しても簡単そうな道だったのでレンタカーを借りることにしました。タイムズカーレンタル七戸十和田駅前店を利用しました。半日なので割引などあわせて3,000円台でタクシーの半分以下ですみました。道はほぼまっすぐ、交通量も多くなくスムーズに着きました。

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towadaartcenter.com

住所:青森県十和田市西二番町10-9
主要ジャンル:現代美術
設計:西沢立衛

長年行きたいと思っていましたが、遠いのでなかなか行けることはないだろうと思っていた十和田市現代美術館です!夢が叶いました!!

 SANAAで有名な西沢さんの設計です。真っ白の四角いガルバリウム鋼板の箱が組み合わさっているような建物です。郊外ではなく町の中のようなところにあります。屋外にもたくさん作品がありますが、まずは中の展示を見て回ります。

 

有名なロン・ミュエク「スタンディングウーマン」(写真は公式HPより)

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ロン・ミュエクの作品は初めて見たので、うれしかったです。肌の色やしわなど超リアルでした。きっと背の低いはずの老女が大きいのも面白いですし、アートにされがちな美しい少女やたくましい若者ではなく、老女というのがリアルでいいですね。

栗林隆「ザンプランド」(写真は公式HPより)

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実際は机の上に椅子があり、その上に登り穴から顔をだして、地下から地上にでる動物のような気分が味わえる作品です。

印象に残ったのがハンス・オプ・デ・ビーク 「ロケーション(5)」(写真は公式HPより)

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真っ暗な部屋の中に入ります。しばらくたって目が慣れてくると郊外のドライブインのレストランのようなところの中にいることに気が付きます。異世界や海外の古い映画の中にはいったような不思議な気分になれます。予習しておらず、最初は何だかさっぱり分からなかったので、どんどん見えてくる感じが楽しめました。

こちらには屋外作品もあり、自由に見ることができます。雨がやんでなんとか見ることができました。

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チェ・ジョンファ「フラワーホース」  インゲス・イデー「ゴースト」

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奈良美智夜露死苦ガール2012」    草間彌生「愛はとこしえ十和田でうたう」

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建物の中にあるのがアナ・ラウラ・アラエズ「光の橋」

赤いアリが椿昇「アッタ」

 

カフェの床はマイケル・リンの作品です。金沢21世紀美術館の壁の絵と同じアーティストですね。こちらの家具もかわいいです。オリジナルかな??

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現代美術というととっつきにくい印象がある方もいるかもしれませんが、こちらの作品は自分が体験するような感覚のものが多く、難しく考えずに楽しめる作品ばかりです。大人はもちろんお子さんも楽しめると思います。

青森県はなかなか行けないと思っていましたが、本当に来れて良かったです!!

その5はこちら

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青森旅行 2017年4月 その3 青森県立美術館

その2はこちら

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 弘前公園からシャトルバスに乗って弘前駅に戻り、新青森駅まで移動します。新青森駅からタクシーで青森県立美術館に行きました。

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青森県立美術館(公式HP)

住所:青森市安田字近野185
主要ジャンル:日本画、洋画、工芸
設計:青木淳

 すごく広大な土地に真っ白な建物です。今回は常設展のみ見てまわりました。奈良美智の巨大なあおもり犬も見られました。

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(写真は公式HPより)
モダンな建物ですが、現代作家だけでなく棟方志功の作品も多数ありました。奈良美智棟方志功青森県出身なんですね。青森県立美術館は時間があれば見に行こうと思っていたのですが、見に行けて良かったです。

 今度はタクシーで青森駅まで行き、近くのお土産屋さんに行きました。青森港のすぐ近くにあるAファクトリーというお店です。

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おしゃれな建物におしゃれなお土産がたくさんありました。シードルに力を入れているようで、味もスタンダード、ドライ、スイート、ノンアルコールと4種類あり、スタンダードとドライを買って帰りました。

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(写真は公式HPより)

一度ホテルへ行き荷物を置きます。泊まったホテルはアパホテル青森駅東です。弘前市ではホテルは取れなかったので、青森駅の近くということでこちらにしました。

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山菜のフリットなどの前菜、カツオのスモーク(だったかな??)、生ハムとアスパラ、からすみとキャベツのスパゲッティ、牛タリアータ、デザート、お飲み物。一人5,800円のコースをお願いし、ワインとドリンク計3杯程度で二人で15,000円でした。 

東北の食材を使ったイタリアンは盛り付けも味もよく、お店も素敵な雰囲気でした。ワインも頂き、ホテルまで10分ちょっと歩いて帰りました。

その4はこちら

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北アルプス国際芸術祭 2017年6月

shinano-omachi.jp

 (ブログを始める前に行ったスポットです。公開時と時期がずれていること、写真が少ないことなどご了承ください)

北アルプス国際芸術祭は今年初めて行われた芸術祭で、長野県大町市が舞台です。パスポートは2,500円で全ての作品を見ることができます。他の芸術祭と同じくスタンプを集めていきます。パスポートや公式グッズはミナペルホネンの皆川さんのデザインで可愛かったです。

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まず、木崎湖インフォメーションセンターでパスポートを買います。なんとミネラルウォーターが一人につき一本頂けます。他に給水機もあります。長野の美味しい水を飲んでほしいとのことでしたが、とても暑かったので助かりました。

24 ケイトリンR.C.ブラウン&ウェイン ギャレット べールの向こうに

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(写真は公式HPより)
古民家を透けるほどの薄い布で包んだ作品です。

 

八坂支所エリアという山のほうに車で移動します。

33 ニコライ・ポリスキー  Bamboo Waves

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 写真で見るより、実際見たほうがものすごく大きく圧倒されました。高低差のあるところにあり、写真では見えていませんが、もっと下から設置されています。

34 フェリーチェ・ヴァリーニ 集落のための楕円

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こちらはある一点から見ると、家に書かれた黄色い線がつながり、楕円になって見える作品です。ものすごく遠くの建物や家にまで線が書かれていて驚きます。

 

この2作品はとても見ごたえがありましたが、山の中のアップダウンのある道を歩かなければならず、暑さもありしんどかったです。

 

鷹狩山エリアに車で移動します。

30 目 信濃大町実景舎

今回のお目当てが「目」というアート集団の作品です。目の作品は大地の芸術祭で見て面白かったので期待していました。

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こちらの作品は、高台にある古民家の中が白い曲線の壁で覆われています。内部は一周できるようになっており、狭いところもあって子供の頃の秘密基地のようでした。実際お子さんが楽しそうにしていました。

32 リー・クーチェ 風のはじまり

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森の中のたくさんの木で渦巻状に作られています。大人も余裕で入れる高さです。

31 布施知子 無限折りによる枯山水 鷹狩

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(写真は公式HPより)
古民家の中で幻想的な巨大折り紙でした。

 

鷹狩山エリアは山の中をかなりの段数の階段を登って行かなければならず、なかなかきつかったです。

 

ここで、市街地におりてランチを頂きました。商店街が昭和の雰囲気が残っており、アート作品以上に見る価値があるかもしれません。

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地面のイラストは7番の作品です。

7 淺井裕介 全ては美しく繋がり還る

他にもすごいインパクトのあるお店もありましたが、写真は撮れませんでした。レトロな建物、お店、看板好きな方はぜひ行ってみてほしいです。

10 コタケマン セルフ屋敷2

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(2枚目の写真は公式HPより)

商店街の空き家を使っての展示です。ちょっと病んでる系の気持ち悪い雰囲気でした。(誉め言葉)女性アーティストかなと思ってましたら、後ほど調べると、男性アーティストでびっくりしました。生命がテーマなのかなと思います。

他にこのエリアでは8・9を見ました。

8 栗林隆 だいいち黒部ダム

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(写真は公式HPより)

9 みすずかるしなの 湊茉莉

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(写真は公式HPより)

もうひと頑張りして、車で移動します。

15 ジェームズ・タップスコット  Arc ZERO

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お寺の参道に輪の噴水のようなオブジェです。一定時間になるとミストがでます。

 

大町温泉エリアに車で移動します。

18 大岩オスカール 夢の部屋

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(写真は公式HPより)

暗い部屋にはいると、家具などが逆さまになっており、自分が天井を歩いている感覚が味わえます。また、モニターに外の様子が映っています。すぐ近くの様子なのに、遠くのことのようにも感じます。

19 新津保建秀+池上高志 不可視な都市:ロング•グッドバイ

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(写真は公式HPより)雪のように敷き詰められているのは塩です。

20 マーリア・ヴィルッカラ ACT

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(写真は公式HPより)

森の中の舞台に実際立つことができます。すごく神秘的な雰囲気でした。ピアノも置いてありました。

21 大平由香理 山の唄

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(写真は公式HPより)
公民館のようなところの中に作られた作品。赤や白の空間を通り抜けます。

これでちょうど17時ぐらいで展示も終わる時間になりました。

暑い日だったこともあり、結構体力を使いました。駐車場から作品まで結構歩きます。山の中だと、坂道もあります。歩きやすい服装、靴、帽子(日傘)、水は必須です。私は日帰りでしたが、自家用車利用で15作品を見ることができました。1泊すれば全作品見ることができたと思います。バスもありますが、待ち時間など大変そうでした。他にバスツアーもあります。

定期的に開催されるのであれば、次回もぜひ行きたいです。そのときは大町温泉に泊まりたいですね。

 

 奥能登国際芸術祭についてはこちら

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松尾大社@京都市西京区嵐山 2017年7月

(ブログを始める前に行ったスポットです。公開時と訪問時期がずれていることをご了承ください)

松尾大社 - MATSUNOO TAISHA

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7月、関西を旅行したときに訪れたのが京都の松尾大社です。お酒の神様として信仰されており、酒樽がたくさんあります。

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私のお目当ては重森三玲作の庭園の松風苑です。重森三玲の庭が好きで少しずつ訪れているのですが、こちらは最晩年の作だそうです。

「曲水の庭」王朝文化華やかなりし平安貴族の人々が、慣れ親しんだ雅遊の場を表現したものです。当大社は平安時代、京の都を守る神様、すなわち北の「賀茂の厳神」と並び、西の「松尾の猛霊」と尊び称せられて隆盛を極めており、当時の時代背景を顕わして、艶やかな中にも、気高い当時の面影を内に秘めて、しかも極めて現代風に作庭され、四方どちらから見ても八方美の姿が本庭の特色です。(公式HPより)

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興奮して写真を撮りまくってしまいました。

「蓬莱の庭」蓬莱とは、不老不死の仙界の意味で、その島にあこがれる蓬莱思想が鎌倉時代に最も流行し、これが作庭技術にも採用されて来ました。源 頼朝は、当神社に対し神馬十匹・黄金百両を献じて深い尊信の念を捧げ、以後も武門の崇敬は変わることなく明治の時代まで続きました。本庭は、その鎌倉期に代表される回遊式庭園を取り入れたもので、池全体が羽を広げた鶴を形どっており、池泉の周囲を巡り池に浮かぶ島々を眺めて、もしも自ら仙界に遊ぶ境地に到達されたなら、鑑賞者の心と作庭家の心とがその時こそ一致した時だと思われます。(公式HPより)

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こういうかっこいい石が家にも欲しいなあ。

「上古の庭」遠く昔、上古の時代には、どの場所にも神社も社殿もなく、山中の巨岩などが神霊のやどる聖地とされており、その場所を磐座(いわくら)、或いは磐境(いわさか)と言います。当松尾大社でも今から千三百年前の昔、大宝元年(701年)に現在地に御本殿が建てられる以前は、神社後方の松尾山頂上近くにある磐座で祭祀が営まれていました。この古代祭祀の場である磐座を模して造られたのが本庭です。庭の奥、中央の巨岩二つは、当神社ご祭神の男女二柱を、地面に植えられたミヤコザサは人の立ち入れない高山の趣きを、そしてこれを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿をそれぞれ巨岩によって表徴しております。(公式HPより)

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こちらの「上古の庭」が遺作だそうです。一見草ぼーぼーの中に無造作に置かれてるような感じなのですが、華麗な「曲水の庭」や「蓬莱の庭」と較べるとこの「上古の庭」の野性的な感じを見るとめちゃめちゃ迫力がありますね。(正面からの写真がなくてすみません)

「即興の庭」

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改めて写真で見てもめちゃめちゃかっこいいですね。とにかく暑い日でしたが見に行けてよかったです。

 

 

 

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滋賀旅行 2017年10月 その1 ミホミュージアム・叶匠寿庵

 滋賀県へ遊びに行ってきました。ここ数年で3回目です。まずは市街地から離れており、なかなか行けなかったミホミュージアムへ。山の中にあり、栗東インターより1時間ぐらいかかります。

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MIHO MUSEUM | I.M.Pei 設計の美術館。古代エジプト,ギリシャ・ローマ,アジア等世界の優品と日本美術の優品を展示

住所:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
主要ジャンル:日本美術、西アジア、ギリシア、ローマ、南アジア、中国などの古代美術
設計:I.M.ペイ

まずこちらのレセプション棟でチケットを買います。美術館棟は徒歩で8分程度離れたところにあり、徒歩か無料の電気自動車に乗って行きます。その間にあるトンネルがすごかったですね。これから別世界へ行きますよ、という気分です。桜の時期はピクチャーウィンドウになるようで、素敵だろうなと思います。今回は紅葉の時期にも早かったです。

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こちらが美術館棟です。

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入口ホールから見える松の木と景色が素晴らしいですね。壁も床も大理石でしょうか。すごく豪華ですね。

古代美術が中心で、私はあまり明るくないので作品より建築目当てに行ったのですが、古代美術も見てみるとなかなか楽しかったですね。特にエジプト美術はユーモラスでかわいらしい。ほかにはミーハーで申し訳ありませんが、若冲の「象と鯨図屏風」もあって、可愛かったです。(美術に対するボキャブラリーが貧困で申し訳ない)

 

1時間半ぐらい滞在し、市街地へ戻ります。家族のリクエストがあった叶匠寿庵でおみやげを買います。

草津店 | 和菓子の叶 匠壽庵

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1Fが店舗で、2Fはカフェになっているようです。入店してすぐ、お菓子の試食とお茶のサービスがありました。餡子のお菓子でしたが、上品な甘さで美味しかったです。お土産と自分用にも季節限定のサツマイモのお菓子を買いましたが、すっごく美味しかったです!もっと買えばよかったな。

 その2はこちら

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