夕食
夕食はメインダイニング エレテギアのプランで予約していました。バスク地方で修行したシェフの薪火料理です。そのほかお鮨、和食のレストランがあります。エレテギアに行くにはラウンジから一度外にでて、デッキの横を進んで橋を渡ります。
この風景、みなさんのブログで何回も見てます。感動!わくわくです。
このホテルに泊まりたい大きな理由の一つがこのレストランの建築です。ガラス張りで屋根が浮いているようなデザインです。ものすごくかっこいいです。建築家は中村拓志です。有名な方ですが、意外とまだお若いのですね…これは朝撮った写真です。
柱が細ーいH型みたいになってます。屋根は木材がたくさん使われています。地元の赤松だそうです。
長年来てみたかったので、とても感動です!
こんな素敵な景色を見ながら、お料理がいただけます。
私は連れに譲ったので、山側でした…
グラスワインは1,500~2,500円ぐらい、グラスシャンパンは2,970円とお高いですが、このお店なら妥当かなという感じです。ペアリングは3杯6,600円と5杯9,900円だそうです。
ほかに瀬戸内の柑橘類を使ったカクテルがあります。ノンアルビールとノンアルワインも充実していました。ランチ営業もされているから需要があるんでしょうね。ミネラルウォーターもありますが、お冷は無料でした。
アルザスのリースリングをいただきました。甘くなくさっぱり。
新玉葱
薪で焼いた玉葱をスープにしたものだそうです。甘くておいしいです。
パン
外はパリッと中はもっちりしてます。焼き立ての温かいものが供されます。リコッタチーズとオリーブオイルを付けていただきます。
石鯛 紫雲丹
山口県産の石鯛のカルパッチョです。マイクロリーフ、カラスミ、ウニと一緒にいただきます。1枚だけで少ないなあと思いましたが、振り返るとちょうどよかったです。
天恵菇
天恵菇というしいたけのブランドです。ものすっごく大きいしいたけでした。弾力がすごく、固いぐらいです。藻塩とすだちのソースでいただきます。しいたけ大好きなのでうれしいです。
亀ちゃんトマト 三良坂フロマージュ
一見細いパスタのようですが、トマトソースの素麺に6年熟成のチーズがたっぷりかかっています。これがものすごくおいしかったです。トマト自体がとても味が濃くておいしいのだと思いますが、固めの素麺がぴったり合いました。
穴子
皮はパリパリ、身はふっくらでとてもおいしい穴子でした。添えられている黄ニラのピクルスも一緒に食べるとおいしかったです。鰯の魚醤のソースです。
薪火焼き
メインのお肉はイノシシ、牛ロース、牛ヒレ(プラス3,000円)から選びます。ヒレとロースをシェアしました。ヒレはジューシーでとっても柔らかく、ロースもしっかりしていますが、柔らかくとてもおいしかったです。生わさびと生胡椒もおいしかった。
真鯛 もち麦
鯛めしをイメージしたパエリアです。鯛をほぐして混ぜていただきます。鯛のうまみがたっぷりのおいしいパエリアでした。見た目よりしっとりしてます。写真で2人分ですが、1合ぐらいあったのかな、とってもお腹いっぱいになりました。
清美オレンジ チョコレート
レモンとチョコレートのプリンはプルプルで、濃厚だけど重すぎず、おいしかったです。オレンジのスライスは透明な器の間(下)にあるんです。食べるかどうか迷いましたが、下から取れたのでいただきました(笑)
小菓子
オレンジピール、抹茶クッキー、アマレッティ、生チョコ
どれもおいしかったですが、特に生チョコがおいしかったなあ。
食後のドリンクはハーブティーでした。オリジナルブレンドだそう。
帰るころにはすっかり暗くなりました。
いやーめちゃめちゃかっこいいです!!!素人が適当にスマホで撮った写真でこれです。しかしご覧の通り、断熱材も何もないので、夏や冬はどうしているんだろう?空調効くのかな?またガラスの自動ドア1枚なので、蚊(?)がはいってきてしまうこともありました。慣れていて対処されてました。
意外と子連れ家族が多く、夕食時ははっきり言ってお子様の声はうるさいので、静かな大人のリゾートホテルを求めている方は不向きです。夏はプールがあるのでさらにお子様が増えそうです。わいわいがやがやという感じでしたが、距離はあったので嫌ではありませんでした。
長年行きたかったエレテギアに行けて、ものすごくうれしかったです。実はお料理についてはそこまで期待していなかったのですが、とてもおいしかったです。地元の素材勝負のシンプルなお料理で、薪の香りもよく、かなりレベルが高かったです。今まで行ったリゾートホテルのレストランの中では1番です。お味ももちろんですが、広島や近県のものが中心なのがうれしかったですね。
量は前半こそ少なかったですが、メインのお肉までおいしくいただけて、最後のパエリアでお腹いっぱいになりました。
さらに接客がすごかった。日本人の方ばかりですが、大きなトレイで颯爽とお料理を運んだり、にこやかにお料理の説明、ちょっとしたプラスアルファのトーク、細やかな気遣いが押しつけがましくないなど、まるでスペインの陽気な男たちって感じでかっこよかったですね。(スペイン行ったことないんですが 笑)若いスタッフさんでしたが、接客に余裕がありました。料理のこともよく分かってて、どうしてこのソースや付け合わせになったのかなど、さらっと紹介されていました。陽気な接客はどっちかというと苦手なんですが、しっかりプロで節度と上品さがあったので、感服致しました。