マツモト建築芸術祭2024 ANNEXに行ってきました。
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今回は前回23年のように街の中の名建築をめぐるものではなく、取り壊しが決定している旧松本市立博物館で行われます。
マツモト建築芸術祭2024 ANNEX
河合政之 ライブ・パフォーマンス
マツモト建築芸術祭のイベントで2/23(金) 18時より行われました。会場は新松本市立博物館です。松本てまりが吊り下げられていて、かわいいです。
前回上土シネマで作品を見たアーティストさんです。
壁に映像が映し出され、それと呼応するノイズミュージックが即興演奏されました。映像美術には明るくないのですが、ノイズミュージックは好きなので、ライブのようで楽しかったです。ライブハウスやフェスじゃなくて、博物館でみんなで座っておとなしく聞いてるのも面白かったです。
この日は松本に宿泊し、あくる日、旧松本市立博物館へ。松本城の公園の入り口にあります。
松本城は入りませんでしたが、写真は撮ってみました。生憎の曇り空です。
中島崇「ケア」
旧松本市立博物館の建物がフィルムで包まれているのが作品です。美術界で大きいものを包むの多いですよね。流行りというかオマージュなのかな?
鬼頭健吾「lines」
カラフルな棒と床が目を引く作品です。この方も前回も参加されていましたね。
河合政之「三元素」
地下のボイラー室にワイヤー?が張り巡らされ、光が映し出されており、音こそないものの、クラブみたいになっていてかっこいいです。
ここでイベントやってほしいなあ(笑)
米谷健+ジュリア「クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会」
ウランガラスにブラックライトを照射しているそうです。とても美しいシャンデリアなんですが、それぞれのシャンデリアの大きさが、それぞれの国の原発から作られる電力の規模を表しているそうです。福島原発の事故をきっかけに作られた作品だそうです。美しいけど、メッセージ性も強くて好きな作品でした。
カンディダ・へーファー「空間への反射 – 反射の空間」
世界の建築の写真が展示されています。こちらの写真がこの芸術祭のメインビジュアルに採用されていたので、旧松本市立博物館ってこんなにすごい建物なのかと誤解してました(笑)スペインのインディアス総合古文書館だそうです。
宇佐美雅浩「Manda-la 曼荼羅」
一番心に残ったのがこちらです。この写真は合成ではなく、実際にボランティアで集まったたくさんの広島のみなさんだそうです。右は原爆で亡くなった方を喪服の皆さんであらわし、左は赤ちゃんがたくさんいて、生と死のラインの中心に、実際の被爆者の方が赤ちゃんを抱いて座っておられます。youtubeでこの写真を撮るためのドキュメンタリーも見られます。交渉に数年かかっているようです。
ほかにも紛争が続いているキプロスの写真も印象に残りました。民族や宗教でボーダーができていますが、猫は気にせず行き来しているというものでした。
他の作品では、いい写真が撮れなかったので、載せませんが、須田悦弘「雑草」はどれが作品か分からなくてちょっと探しました(笑)ぜひ見に行ってみてください。
また、新松本市立博物館ではショートフィルムの上映がされていました。段差になっているので、休憩がてら見ることができます。
前回のような街めぐりではなかったので多少物足りなさもありましたが、今回はANNEXということで、今後はまた街めぐりのスタイルになるのかな。また次回があったら見に行きたいです。
会期は3月24日(日) までです。
中町通り
芸術祭のあとは、少し街めぐり。
何度か訪れたことがありますが、中町通りに来ました。
信州・松本 中町商店街 | 蔵のある街 中町通りの公式サイト(長野県松本市)
家具屋さん、雑貨屋さんが多い通りです。
陶片木
和の陶器が中心のすごく素敵なお店でした。
ちきりや工芸店
かわいらしいおばあちゃんが店番をされてました。お値段もお手頃。
客の私にお皿の値段を確認したのにはびっくり(笑)大丈夫かな(笑)
マークカフェ
最後は前回も訪れたお気に入りのカフェへ。
今回はハムチーズのおかずパンケーキにしました。おいしかったです。
お砂糖すらかわいいです。また行きたいなあ。