同行者の都合により、温泉付きの部屋を探していたのと、子どもの頃以来、箱根に行ったことがなく、行ってみたいと思って選んだのがこのお宿でした。
今回は辛口となっておりますので、検索除けにタイトル伏せ字にしてあります。口コミは8割ぐらい絶賛だったので、私との相性が悪かったのかもしれません。こちらのお宿がお気に入りの方には申し訳ありません。なるべくおすすめの宿をのせるようにしているので、掲載自体やめようか迷ったのですが、いい部分もありましたし、書いてすっきりする部分もあるのでのせてみますね。
チェックイン
玄関を振り返ったところです。
ロビーです。滞在中は天気が悪く、すっきりした眺望は望めませんでしたが、緑はきれいです。
チェックイン時、冷たいダージリンティーとベリーのゼリーをいただきました。蒸し暑かったのでありがたいです。
エレベーターなどを見ると古い建物なのだなと思いますが、中はきれいにリフォームされています。
お部屋
私の予約したお部屋は202楼です。一番広いお部屋です。今回は3人利用です。
ネット上の予習によると、チェックインの時点からリビングにエキストラベッドが準備してあるようです。リビングからの眺望を売りにしているようなので、事前に「エキストラベッドは夕食時に用意できませんか?」とお願いしましたが、通りませんでした。スタッフは夕食時は全員ディナーの仕事があるんでしょう。人員ぎりぎりでやっているのかな。
部屋まではスタッフの方が案内していただけます。部屋の説明もしてもらえますが、結構長いです。ブロガーのみなさんも指摘していますが、スタッフは全員男性なのですね。
テレビ台。インテリア、建築関係の写真集が少しあります。スピーカーは有線で使うものです。
ダイソンの扇風機、タオルウォーマー、大きいタオル掛けなどの設備があります。お部屋食の設定はないようですが、ルームサービスがあるので、ダイニングセットがあります。座り心地もいい椅子でした。
カプセルタイプのコーヒーマシーンがあり、コーヒー以外にも紅茶、緑茶、ジャスミン茶、ウーロン茶などが作れます。無料です。ミネラルウォーターも無料で用意されています。なぜかコーヒーマシーンの横にアメニティがセットされていますが、洗面所が狭いからのようです。オーガニックのこだわりスキンケアだそうです。
冷蔵庫のビールは有料。冷えたミネラルウォーターは無料です。
リビングと別にツインベッドルームがあります。寝心地はよかったです。
ベッドルームに温泉のお風呂が付いています。
お部屋の温泉は大涌谷温泉で酸性だそうです。ずっとお湯がちょろちょろとでて、かけ流しになっています。ぬるぬるつるつるするお湯で温度もちょうどよく、とっても気持ちよかったです。窓を開ければ半露天になります。網戸もあります。天気が悪いとはいえ、新緑を見ながらの入浴はとっても気持ちよかったです。
部屋のシャワーの温度調節が難しく、シャワー設備は古いようです。シャンプーやリンスのボトルも使いにくいものでした。中身が少しずつしかでません。風呂桶と体を洗うための椅子はありません。ボディータオルが洗いにくいですね。休憩するための椅子はあります。
見ての通り、脱衣所がありません。お風呂のあるベッドルームとリビングの間に建具もありません。せめてカーテンなど目隠しがあればいいと思います。一番広いお部屋なので、ネット上でも3人利用されている方が多かったです。家族とはいえ、多少気を使います。
部屋風呂分と、共同浴場に持っていく分とタオルはたっぷり用意されていたのでよかったです。バスローブもありました。
洗面所は狭く、あまりスペースがありません。左隣はトイレで新しいタイプでした。
部屋のお客様アンケートに前のお客さんの記入が残っており、指摘させていただくと謝ってもらえましたが、私が書く分の新しいアンケートはもらえませんでした。起こったミスはしょうがなく、謝ってもらったのでいいのですが、新しいアンケートは欲しかったですね。
共同風呂
部屋風呂と泉質が違う強羅温泉の弱アルカリ性だそうで、すっきりしたお湯でした。熱いと思いましたが、はいってしまえば気持ちよかったです。眺望などはありませんのでこちらは1回だけで、部屋のお風呂ばかりはいっていました。
夕食
夕食は18時からと言われましたが、遅めにしてほしいとお願いすると、18時半にしていただけました。お客さんは20~40代の若いカップルばかりでした。インテリアの感じから年配のお客さんを想像していたので意外でした。
生湯葉とエスカリバーダ
パプリカやズッキーニのマリネみたいなものですね。下に湯葉がはいっていました。白いソースはバーニャカウダ味でおいしかったです。フレンチというより創作料理という感じです。エスカリバーダとはスペイン料理で焼き野菜だそうです。
オーロラサーモンのマリネ
エディブルフラワーなどで見た目はきれいです。バジルシードの見た目は苦手な人もいるかも。脂がのっておいしいのですが、結構量が多くてしつこいですね。サーモンは薄切りで野菜などもあればよかったかも。もしくはミキュイのようにある程度火を通してあれば食べやすい。皮は炙ってありますが、身は生でした。
トウモロコシの冷製スープ
味は普通のおいしいコーンスープです。チンゲン菜で緑色をつけて、新緑をイメージしているそうです。それなら緑の食材のスープにすればいいのでは?
パン2種
やわらかいタイプのパンでした。レストラン用の冷凍生地のパンでしょうね。(これは必ずしも文句ではありません)バターは柔らかく、ホイップバターかな。バターの量は少ないですね。
太刀魚のプロヴァンス風
白身と豆腐のすりみがはさまれているそうです。太刀魚自体は難しいとは思うのですが、しっとりふっくらとはしておらず残念。ソースと付け合わせのお野菜はおいしかったです。
国産牛ロースのグリル
炭火焼きなのか周りが焦げているぐらいに香ばしく焼かれていましたが、中は柔らかくおいしかったです。付け合わせのお野菜もちゃんとおいしかったです。
赤ワインのグラニテ
「お口直し」と言われサーブされましたが、それならこのタイミングではないのでは???と不思議に思いました。アヴァンデセールということでいいのかな。アルコールはとんでいるので、苦手な方でも食べられます。
洋風ぜんざい
白いのはココナッツのソルベです。これはおいしかったです。下にある大きい粒状のものはタピオカらしいです。このタピオカ、中が固かったです。あまりタピオカを食べたことがないので、「これが正解なのか分からないなあ??」と思いつつ全部食べてしまいましたが、残せばよかったです。茹で時間が足りなかったのでしょうか。後から調べると茹でたあと、時間が経つと固くなってしまうこともあるようです。若いお客さんも多かったので、他のお客さんはどう思ったのだろう・・・後日、他の店の2軒ほどタピオカを食べてみましたが、弾力はあれど、こちらのように固いということはなかったですね。やっぱりおかしいです。
プティフール
特に説明はありませんでしたが、クッキーとパウンドケーキを薄く切ったようなものでした。しっとりしておいしかったです。
食後のドリンクはコーヒー、紅茶、ハーブティーから選べます。
気になったのはサービスの方の匂いです。まさかとは思いますが、制服でたばこ吸ってるのかな。体質だったら申し訳ありませんが。グラスワイン600円の店なら我慢しますが、1200~1600円ですから気を付けてほしいです。逆に今までのお店でこんなことは感じたことがなかったです。
朝食
朝食もダイニングでいただきます。お膳にセットされた状態で運ばれてきます。
左上から、トマトジュース、はちみつ、ブルーベリージャム、ルバーブジャム、岩塩、オリーブオイル
2列目、野菜スープ、フルーツ盛り合わせ、ヨーグルト、ポテトサラダ
手前がラタトゥイユ、ベーコン、スクランブルエッグ、サラダ
クロワッサンと丸パン。ドリンクはコーヒーか紅茶がいただけます。
ディナーのときはいだたけなかったおしぼりがいただけました。
「インスタ映え」なんて言葉ができる以前からオーベルジュやリゾートホテルの朝食なんて映えてしょうがないものでしたが、なぜかこちらのものはビジネスホテル感がすごいです。原因は小皿に盛ってあるからでしょうね。特に手前の3皿ですね。大きいお皿にもっときれいに盛れば全然違うと思うのですが。パン用のジャムもそれぞれ少なすぎますし、見た目でテンションが上がりません。それぞれお味はおいしいのになんだかもったいないですね。
チェックアウトは11時です。金額は36,000円です。週末で関東から近い箱根で部屋にかけ流しの温泉付きなのですごく高くはないんでしょうね。25,000円ぐらいだったらいろいろ目をつぶれましたが。
まとめ
・部屋風呂はお湯、景色ともに最高。
・夕食は微妙、朝食はオーベルジュの朝食のわくわく感なし。
・スタッフは部屋と夕食の説明が長いが、対応には疑問。