お部屋が広く料理もおいしい、お値段はそこまで高くないということで、行きたいリストに長年入っていたお宿ですが、昨年から今年にかけて大幅にリニューアルしたそうです。タイミングが合い、行けることになりました。
外観
こちらがロビーやお風呂、客室の棟です。
さらに二つ、客室の棟があります。
チェックイン・ライブラリーラウンジ
チェックインはうれしい14時です。13時45分ぐらいに駐車場に到着しました。ご厚意で時間前ですが、入れていただけました。
ラウンジがものすごく広くてびっくりです!高級ホテルみたい。
ウェルカムドリンクはビール、スパークリングワイン、りんごジュース、ウーロン茶から選べます。りんごジュースをいただきました。
こちらのお宿の大きな特徴ですが、ラウンジを中心に館内に約3万冊の蔵書があり自由に読むことができます。みすず書房という出版社の社長が茅野市の出身という縁があるそうです。
どんな本があるかな?と見てまわるだけでも結構かかります。ソファーや椅子もいろんな種類があり楽しいです。
本はお部屋に持ち帰っても読んでもOKです。返す場所が分からなくなった本は、こちらのボックスへ返せます。
まさにブックカフェのようで、素敵な雰囲気です。
近現代文学の全集などがたくさんあります。なかなか自分では買え揃えられないですよね。今では買えない貴重な本もありそうです。
日本文学、海外文学などちゃんとジャンル分けされており、本当に図書館のようでした。雑誌や漫画も一部あります。現代の作家の作品もありました。原田マハの作品が多かったのですが、蓼科に別荘をお持ちだそうです。
また、岩波文庫の回廊というところがあり、岩波文庫がびっしりです!創業者がこちら茅野市の出身だそうです。おそらく本を傷めないように、照明もおさえられています。
本のディスプレイの仕方も素敵です。
蓼科にゆかりのある文人についての展示もありました。多くの文人歌人が蓼科についての歌や俳句を残しているそうです。有名なところでは太宰が新婚旅行で蓼科親湯温泉に訪れたそうです。他には小津安二郎も蓼科に別荘を持っていたとのことです。
本好きには天国のようなところだと思います。連泊して読書に没頭するというのもいいかもしれません。疲れたら温泉に入って、寝て、また読書して・・・最高ですね。一人旅で読書に集中するのもいいと思います。
ウェルカムドリンク以外に、ラウンジでのドリンクサービスなどはありません。自販機は館内にたくさんあります。(カップラーメン、アイス、お菓子などもあり)特にメニューなどは置いてませんでしたが、ラウンジで有料でドリンクを注文できたのかな?
ロビーには大きなお土産屋さんもありました。朝採れの生で食べられるとうもろこしを買ったんですが、すごくおいしかったです。
大浴場
大浴場や貸切風呂は1Fにあります。こちらにも本があります。大浴場の前には自販機とベンチ。脱衣所にはウォーターサーバーもあります。
大浴場は男女入替なしです。リニューアルしたばかりなので、脱衣所もきれいでよかったです。内湯と露天風呂があります。内湯の床が一部畳です。お客さんに怪我をしてほしくないとのことだそうです。女湯のシャンプーリンスは馬油でした。お客さんはたくさん泊まっていましたが、大浴場はいつ行ってもそこまで混んではなかったです。露天を独泉できました。
(写真は公式HPより)
夏ですが、夜の露天風呂は寒いぐらいに涼しく、その中で入る温泉は気持ちよくて最高でした!白樺をライトアップしていましたよ。朝も入りましたがとても気持ちよかったです。かけ流しではないようですので、泉質ガチ勢には物足りないかもしれませんが、私は十分気持ちよかったです。 親湯温泉は武田信玄の隠し湯だったらしいです。ゆうさんがそんな記事を書いていらっしゃったような。
貸切露天風呂
宿泊客は貸切風呂が30分サービスです。一度外にでます。同じお風呂が3か所あるようですね。
洗い場はありません。
外の緑がすごくきれいでした。残念ながらかけ流しではないようです。
チェックインしてすぐ入ったんですが、浮遊物が・・木の浴槽だから繊維がはがれてくるんですかね。口コミで書いている人もいましたが、神経質な方は気になるかもしれません。
女性専用露天風呂
貸切風呂からさらに階段を降りていきます。
こちらも洗い場はありません。かけ湯をしても、排水するところがないので、湯船に入らないか気を使いました。脱衣所はマットが濡れていてちょっと気持ち悪かったです。
お風呂は大きく、滝などダイナミックな景色が見られます。
景色は一番いいですね。夜は貸切風呂として利用できるそうですが、入るならやっぱり日中ですね。