夕食
夕食は予約時に18時か19時から選びます。18時でお願いしました。お部屋に電話がかかってきて、1Fのダイニングへ行きます。
ペンダントライトがとっても素敵。
前記事に書きましたがこちらの彫刻も沢田英男さんの作品。素敵です。
箸置きも素敵。どこまで私のツボを突いてくるんでしょう、このお宿は。もうお手上げ。
ドリンクは日本酒が長野県内の酒蔵のもので5種類、他に焼酎数種、ウイスキーとクラフトビールが1種類ずつあります。ワインはボトルのみだとか。個人的にはせっかく長野県なので、グラスワインやシードルもおいてほしいな。お料理には日本酒が合うのでしょうね。
珍しく日本酒をいただいてみました。酒器も素敵(撮影の角度が悪くて分かりにくくてすいません…)
ごぼうの茶碗蒸し
茶碗蒸しの上に、ごぼうの餡とチップスがのっています。ごぼうの風味がすごいです。寒い季節なので温かい突き出しがうれしいです。
しいたけの利休揚げ、こんにゃくのおかか揚げ
しいたけに魚やホタテのすり身を詰めて揚げたものと、しっかり味のしみたこんにゃくにおかかをまぶして揚げたものです。もちろん揚げたて熱々です。とってもおいしいです。そしてお皿が素敵です。
八寸
いかの塩辛・一口いくらご飯・あん肝おろしポン酢・サツマイモのレモン煮・柿とほうれん草のくるみ和え
盛り付けも秋らしいし、おいしそうなものが少しずつでテンション上がります。
すごく日本酒に合うメニューですね。どれもおいしかったです。
馬刺し
とうがらしにんにくか、醤油でいただきます。全く臭みもないおいしい馬刺しでした。
ぎんなんのすり流し
上にのっているのはじゃがいもの素揚げです。熱々でとっても温まります。おいしい。
鰆の葱ソース
鮮やかな緑の葱ソースです。鰆の上にも炒められて甘くなった葱がのっています。
結構お腹がふくれてきまして、次がお食事かな?と思っていたら「あと2品とお食事です」と言われました。えー!すごいボリューム!!
鴨と根菜の揚げ出し
根菜はかぶ、ニンジン、蓮根です。お出汁もおいしく飲み干しました。器がとっても素敵。欲しい。
信州牛のイチボ 安曇野の生わさび
最後がしっかりしたお肉料理なんですね。イチボは柔らかくておいしいのはもちろんのこと、生わさびがとってもおいしいです。辛くなくて爽やか。紅芯大根とかぼちゃが添えられています。
栗おこわ あおさのお味噌汁 野沢菜切り漬け
栗おこわはもち米、写真では分かりづらいですが、きらきら輝いています!
お腹いっぱいでしたが、とってもおいしかったので完食。野沢菜もおいしかったです。
ラウンジに移動します。
りんご(紅玉)のシャーベット
お腹いっぱいでしたが、さっぱりしたシャーベットなので食べられました。
みなさんのブログでは「量少な目」との情報がありましたが、私はすごくお腹いっぱいになりました。品数も多かったです。みなさんの声に応えて量が増えてるのかな?どのお料理も物凄くおいしかったです。そして器も素敵。配膳のペースもよかったです。スタッフさんもつかず離れずのいい具合の接客でした。途中女将さんが配膳がてら挨拶に来られました。少人数で地元の食材中心に作っていらっしゃるそうです。連れもお料理は大絶賛でした。また食べに行きたいな。
朝食
朝食の時間は8時か8時半で夕食後に聞かれます。8時半でお願いしました。ちゃんと席についてから配膳していただけます。
里芋と厚揚げの煮物・ニシンの甘辛煮・とろろ
白菜の煮びたし・蓮根のきんぴら・ゆず大根
白菜はちゃんとシャキシャキしておいしい。素朴なおかずですが、ひとつひとつがとってもおいしかったです。
なめこのお味噌汁
ご飯はお櫃で登場です。安曇野のコシヒカリだそうです。
固さもちょうどよく、とってもおいしかったんですが、食べきれずもったいなかったな。
豆腐のあんかけ
温かいものが後から供されます。おいしかった。
お茶の急須さえ南部鉄器?おしゃれですね。
朝もデザートはラウンジへ移動。りんご(シナノゴールド)です。コーヒーもいただきました。
シンプルですが、お腹いっぱい、おいしい朝食でした。
チェックアウトは11時でうれしいです。ぎりぎりまでゆっくりさせてもらいました。(お風呂は10時で終わるので注意)夕食時のドリンクに地域共通クーポンは使えませんでした。GOTOトラベルは適用されてますが、地域共通クーポンが使えないというパターンもあるんですね。今回はたくさんお酒も飲んでないのでOKなのですが、要確認だなあ。
最後はご主人に見送っていただきまして、とても上品で素敵な方でした。建物やお料理のセンスがお人柄にもあらわれてるなあ。ご主人がシェフなんですね。
まとめ
・大規模リノベしたばかり、昭和初期の建物を生かした新しさと古さの調和した素敵な建物。
・大浴場と貸切風呂があり、部屋風呂はなし。
・夕食はとってもおいしい和の創作料理。
しいて言えば、お部屋にお風呂はないですし、食事が個室ではない、大浴場も小さめ、完全かけ流しではないなど弱点もあるかもしれません。しかしあまりにもインテリア・建築の趣味が自分に合いすぎていて、さらにお料理がすごくおいしかったので、私の中の好きなお宿ランキングでは1位に輝きました。次は辻堂という別館のシンボル的なお部屋に泊まってみたいな。