愛読しているとむこさんのブログでこのお宿を知って、行きたいリストにずっといれておりました。
歴史ある古いお宿で、とてもおしゃれで素敵そう。行けないうちに今年、大規模なリノベーションをされて、お部屋が新しくなり大浴場も変わったそう。新しいホームページやインスタを見るとめちゃめちゃおしゃれです。
リニューアルオープン直後satomiさんが行かれてます。
松本駅からはバスか、タクシーでも20分くらいです。これが長年みなさんのブログでよく見ていた金宇館だ!
美ヶ原温泉は温泉街はなく、住宅街の中にあるんですよね。日本庭園の松や外観はすごく趣があります。
お庭の牛さん。
チェックインは15時です。10分前に到着してしまい、お庭の写真などを撮らせていただいてました。スタッフさんがでてこられていれていただけました。
レトロな歪みガラスが素敵です。
「時と泊まる」がコンセプトのお宿で、木造3階建ての建物は昭和初期に建てられたそうです。
まずラウンジに通していただきました。なんて素敵なんでしょう。
石の床、モダンな暖炉と薪、飾ってあるアートも素敵。ソファーは景観を邪魔しないロータイプ。リノベされて新しい白い壁と柱の中に、以前からの歴史を感じる柱があります。アクセントのグレーの壁も素敵。(黒漆喰だそうです)
お茶をいれていただいて、記帳します。
庭では鯉が飛び跳ねてます。いい季節なら窓を全開できるんでしょうね。
ラウンジではセルフでコーヒーがいただけます。
軽井沢の丸山珈琲のもの。酸味があっておいしかったです。
こちらは夜のラウンジです。オーディオから素敵な音楽も流れてました。
アンティークな家具の上に素敵な木彫刻が。
素敵すぎる(絶句)お宿のインスタによると沢田英男さんという彫刻家の方の作品らしいです。あまり彫刻に心を奪われる経験がないのですが、これはすっごく素敵でしたね。もちろん空間に似合ってるからですよね。白い壁、照明、アンティークな家具が調和していました。あんまり「ほっこり」したものは嫌いなのですが、表情がないのでこちらにゆだねられる感じがいいですね。照明の演出もあって神々しさも感じます。
こちらのかわいい彫刻も沢田英男さんの作品だそう。
この皮つきの床の間カウンターも素敵。
こちらは夜の玄関です。掛時計がゴーンゴーンと時を知らせてびっくり。
古い柱に新しい柱を足してるところもありますね。すごい技術です。
ギャラリースペースです。グラス、木の雑貨(鍵のキーホルダー)、味噌、醤油などすごく少数精鋭のものが販売されてます。
もうどこを見ても絵になる。素敵すぎる……
チェックアウト時はこちらの一枚板のカウンターで。金庫もすごい。
階段は2か所あり、こちらはおそらく昔からある階段。磨きこまれて美しいですが、急で上り下りはしにくいので、もう一か所の新しい階段を使いましょう。観賞用に残してくれてありがとうございます!(ちゃんと手すりや滑り止めはついてます)
ローソファーも素敵。滞在中はこれだけ本革かなと思いましたが、他の部屋のソファーも本革のようです。節のあるワイルドなタイプ。
廊下の本棚には民芸などの本があります。三谷龍二とか…ガラスの一輪挿しも素敵だし、古いスツールも素敵。
こちらは2Fのダイニング。
こちらのお宿は2Fの角部屋のみ、お子様連れOKだそうです。食事のときはお子様連れが2Fのこちらのお部屋、その他は1Fの食事処という配慮がされているようですね。普段子育てが大変で癒されたいお気持ちは十分分かるのですが、こちらのお宿は木造建築で音が漏れやすい、大人な宿で家具や建具も繊細なので、分別つく年頃になってからのほうがいいかなと思います。奇声あげちゃうようなお子様がいまして……夜は静かで助かった。
3階の廊下です。絵になるなあ。
リノベされたばかりのきれいな壁と、床と天井はすごく歴史を感じる味がでて、それぞれが浮かずに調和しています。インスタによると、なんと古い建物の床をはがして保管して、また張ったそうです。すごい。でもこの床が最高で興奮してしまいます。
このかわいい壁付け照明は昔からあるものに合わせて、特注で作ったそうです。高岡の鋳物職人さんも関わっていらっしゃるとか。さすが高岡。
こちらが新しい階段。上り下りしやすいです。
1階ダイニングです。干し柿も絵になる……
インテリア・建築に(心の中で)大興奮で萌え死していた私ですが、連れは「そんなにおしゃれ?う~ん、なんかすっきりしてるね?」だそうです……インテリアの趣味は人それぞれですね(笑)とにかく私は撃ち抜かれまくりでした。木や石など自然素材の温かみはありながらもクールでシンプル、洗練された建築です。