夕食
夕食の時間はチェックイン時に18時、18時半、19時で選ばせてもらえます。18時からにしました。食事はお部屋とは別の場所の個室で仲居さんが案内していただけます。12帖ほどの広い和室で、中庭も見える素敵なお部屋でした。
信州利き酒セット
一休の特典です。単品で頼むと1合3,000円もする高級な日本酒もありました。
私は日本酒のありがたみが分からないので、グラスワインをいただきました。銘柄は不明ですが、地元ワイナリーのものだと思われます。おいしいワインでした。ワインもグラス1,200円とそこそこのお値段です。
食前酒 みぞれりんごの梅酒
先付け 雲丹のせ胡麻豆腐
前菜 蟹棒寿司 銀杏とむかごの松葉串 鮭醪といくら 鮎甘露煮 姫サザエ 黄金丸十 二十日大根のもろ味噌漬け
日本酒に合いそうな渋めの前菜でした。
お椀 きのこのつみれ 白身魚 しめじ 紅葉麩 木の芽
つみれはぷりぷりでおいしかったです。ちょっとぬるいのが残念。
お造り 海の幸四点 馬刺し
海老、いか、マグロ、真鯛だったかな。山の中ですが、鮮度はまあまあかなあ。海老はすごく大きかったです。馬刺しはクセも臭みもなくおいしかったです。
凌ぎ 信州黄金卵茶碗蒸し かに餡
焼物 信州黒毛和牛塩釜焼き
とても柔らかくておいしかったです。わさびかバルサミコ酢ソースでいただきます。ローストビーフみたい。
強肴 河豚のカダイフ揚げ 海老芋
ちゃんと揚げたて熱々で、カダイフはパリパリでおいしかったです。海老芋はとろとろ!
酢の物 鯵の酢〆 蟹
煮物 鴨茄子饅頭
酢の物と煮物は一度に供されました。鴨茄子の中にはひき肉がはいっています。温かく、茄子もとろとろでおいしかったです。器の黄色も鮮やか。
食事 長野県産こしひかり しじみの赤出汁 香の物 ほうじ茶
ご飯は小さめのお茶椀に小盛りですが、お腹がいっぱいだったので、ちょうどよかったです。おかわりできるかは不明です。しじみはちょっと泥っぽかったけど、しじみだからそんな味なのかな。お漬物は全部おいしかった!
水菓子 メロン 豆乳いちごムース
豆乳いちごムースは手作りっぽくておいしかったです。メロンは固かったですね。地元の旬の果物でよかったな。コーヒーなどはありません。
配膳のペースは少し早かったですね。間が空くよりはいいのかもしれません。お酒をじっくり飲みたい人には早いでしょうね。他には、テーブルに呼び鈴があればよかったかなと思います。量はちょうどよく、お腹いっぱいになりました。
夜食としてお部屋にフルーツを持ってきていただけました。りんごと柿でした。こちらは地元のものかな?おいしかったです。おにぎりよりさっぱりしていいかもしれません。
朝食
夕食と同じ個室です。時間は8時半を選びました。お味噌汁のみ着席後に供されます。右手前の箱は海苔です。
かまぼこ、ワサビ漬け、明太子、ふきのとう味噌、いかのお刺身は醤油で。
卵焼き、煮物、鰆の西京焼き、おかゆ、はちみつ梅干し、野沢菜
湯豆腐は卓上で温めます。デザートはオレンジとキウイフルーツ。コーヒーなどはありません。ご飯はお櫃ですが、一人当たり小盛り2杯分ぐらいでそんなに負担にはならず安心しました。お腹はいっぱいになりましたが、普通な印象の朝食でした。お手頃な旅館でも、焼き魚や卵焼きは食べ始めてから温かいものをいただけることが多いのですが、こちらは常温でちょっと残念でした。
チェックアウトは12時です。これは最高ですね!朝食後にもお風呂に入りました。
チェックアウトのとき仲居さんからのお手紙をいただきました。私はネット上で知っていましたが、連れはうれしそうにしていたので、効果がある人にはあるのかも。
まとめ
よかったところ
・温泉はぬるめでずっと入っていられる美肌の湯、大きい天然石の意匠も見事。タオルが脱衣所に用意されている。
・貸切風呂が広い、予約なしで何回でも入れる。
・能舞台でのステージ
・チェックアウトが12時
・すべてのお部屋が平屋でお庭が見える。
・敷布団ではなく、マットレス。
正直、値段が私にとってはかなり高かったので、辛口なことも書きました。アメニティやサービスについては温泉風呂付のお部屋だと違うようです。(当然お値段も上がります)高価格帯のお宿によくあるサービスがあまりないことにはびっくりしましたが、良くも悪くも独自の世界観を保っている感じがしました。欲しいサービスがあれば有料で頼めばいいわけで、お金にも心にも余裕がある方に向いているのかも。