長野県の宿場町である奈良井宿に今年オープンした、古民家ホテルのBYAKU Naraiに宿泊してきました。
こちらのお宿は元酒蔵の本館と曲物職人の住居(その後民宿)の別館の2か所建物があります。1棟貸しではありませんが、どのお部屋も広くほとんどが40㎡以上あるようです。
直前予約だったので、別館しか空いていませんでした。予約すると確認の電話があり、夕食時間が20時からになると言われました。選べないのは残念ですが、こちらの予約が遅かったので仕方ないですね。現地に着いて言われるより、昼食など調節できるのでありがたいです。
チェックイン
奈良井宿内への車の乗り入れは地元の人しかできませんが、宿泊者は本館の前まで車で行くことができます。本館前で荷物を下ろして少し離れた駐車場へ停めます。駐車場は奈良井宿内で無料です。こちらが本館の歳吉屋です。酒蔵なので杉玉がありますね。
こちらがフロントです。ここでチェックインします。
フロントにフリードリンクのコーナーがあります。もも、ぶどう、リンゴなどの100%のジュース、おんたけ茶、ミネラルウォーターがあり、籠で部屋に持って帰れます。ミネラルウォーターはお部屋にもたくさんあります。
こちらの本館にレストランと大浴場があります。チェックインを終えて、泊まる別館まで移動します。本館から別館はスタッフさんは300メートル離れていると言ってましたが、グーグルマップだと160メートル徒歩2分ですね。別館に泊まると朝晩のレストランと大浴場には毎回移動しないといけません。とっても面倒くさいですが、ポジティブに考えると誰もいない夜の奈良井宿を独り占めできて、星も見えます。しかし、雨が降っていたりしたらかなりしんどいと思います。別館に泊まる方は予めご了承くださいね。
こちらが別館上原屋です。たぬきが目印です。
奥に長ーい廊下があり、ギャラリーにもなっています。
お部屋 百九
予約したお部屋は百九(72㎡)です。
写真がありませんが、玄関ホールが吹き抜けになっており、天窓があります。こちらがリビングで、通りに面しています。ガラスは目の高さまでフィルムが貼られ目隠しになっており、座っていれば外を歩く人と目が合うことはありません。
元々は曲物職人の家だったそうなので、ペンダントライトのシェードも曲物ですね。素敵なアートパネルも飾られています。
ここまでは朝撮った写真なのですが、到着時はこんな感じでした。
ものすごく暗いです。座って目が慣れてくるとちょうどいいですが、最初はびっくりしました。ご年配の方はしんどいかなあ。壁のアートパネルの存在には朝はじめて気が付いたくらいです(笑)このお部屋にはエアコンがないので、寒かったですね。(隣の部屋にはありますが、こちらまで温まらない)他のお部屋は大丈夫でした。
こちらは1階のツインベッドルームです。ちゃんと間仕切れます。こちらはそこそこ明るいですね。
このお部屋を通らないとお手洗いには行けないので、ちょっと気を遣うかな。
こちらは2階のダブルベッドルームです。
2階からも通りが見渡せます。ここで寛ぐ時間なかったなあ。
2階にも天窓があります。
ご覧の通り、グレーの壁で照明も抑えられているので、全体的に暗い落ち着いたお部屋です。日中も天窓がありますが、1階も2階も明るいということはなく、窓を開けたりしないと暗いです。昔の雰囲気の再現などの目的もあるのかもしれませんが、かなり好みの分かれるところだと思います。作業したい方はまず無理で、ゆっくり休むためのお部屋という感じです。私はおしゃれだと思いましたよ。
1階のベッドルームを通過して、個室のお手洗いと洗面スペースがあります。お手洗いの水栓がとてもおしゃれでしたが、使いにくく、手は洗面スペースで洗いました。
洗面スペースはしっかり明るいです。よかった(笑)
お部屋にも素敵なお風呂があります。温泉ではありませんが、山の湧き水を使っているそうです。自動お湯張りできますが、量が少ないので足しました。(他の口コミにも書かれていた)
中庭もあって窓も開けられますし、気持ちのいいお風呂でした。バスソルトなどはなかったので、持参されることをおすすめします。
アメニティーは歯ブラシ、ブラシ、かみそり、コットン、クレンジング、洗顔フォームがあります。化粧水、乳液もボトルであります。メーカーはオサジです。
こちらの折りたたみのドライヤーもおしゃれでした。最初戸惑いましたが、持ち手の部分をスライドさせるんですね。細いけどパワーもあってよかったです。
到着時はフリードリンクでいただいたジュースで乾杯。100%果汁なのでおいしかったです。
すごく暗くて見えないと思いますが、玄関ホールにはコーヒー豆とドリップパック、緑茶のティーバッグがあります。お茶もコーヒーもこだわりのものだそうです。
ミネラルウォーターは常温のものと、冷蔵庫で冷えているものがあります。下部に金庫と冷蔵庫があります。なにせ暗くて分からないので、Wi-Fiルーターかと思っていたものは朝見たらBOSEと書いてあったので、スピーカーだったかもしれません。
お着き菓子の入れ物は木曽漆器。木曽堆朱(きそついしゅ)という伝統的な技法で作られた模様だそうです。テーブルもかな。
すごくかわいい練り切りが入ってました!(お皿がないので、茶托に盛り付け)
コーヒーは次の日の朝、飲むことにしました。コーヒーミルで豆を挽きます。木製で漆塗のコーヒードリッパーです。コーヒーカップも木曾漆器でした。
ポットはおなじみバルミューダです。(膨らんでない瞬間で、すみません)
大浴場
大浴場とレストランは本館の奥にあります。アプローチが素敵でした。
他のお部屋の入り口です。料亭みたいですね。
大浴場は温泉ではありませんが、山からの湧き水だそうです。
(浴室内の写真は公式HPより)
脱衣所が大変狭く、他のお客さんがいたので、落ち着きませんでした。部屋数も少ないので、予約制にするのもありではと思います。タオルは部屋から持って行きます。アメニティーなどはじっくり見てる暇がなくて覚えてません…洗い場は5か所で湯船は広々しています。露天風呂はなく内湯のみです。
お部屋のお風呂も素敵ですし、大浴場は温泉でもないので、別館の宿泊客はわざわざ行かなくてもいいかなという感じですね。