夕食
夕食の時間はチェックイン時に決めます。18時と18時半から18時を選びました。個室に通されました。客室が5室で個室が3か所とダイニングがあるようなので、ほとんどの方が個室になると思います。囲炉裏のある素敵なお部屋でした。
着席時、すでにお料理がたくさん並んでいました。
茶碗蒸しは温かかったです。温かい岩魚の塩焼きも着席とほぼ同時に供されました。
ドリンクは日本酒のみくらべ5種をお願いしました。3か所の地元の酒蔵の12種類から選べます。1,100円とお手頃価格でした。にごり酒がおいしかったなあ。
前菜
菜菜煮 湯治豚 醗酵豆腐
郷土料理をアレンジしたものだそうです。菜菜煮は「野菜を野菜で煮た」ものだそうで、動物性の出汁を使ってないということかな。薄味の煮物でした。発酵豆腐は濃厚なチーズのようでお酒に合います。湯治豚は温泉で低温調理したものだそうで、柔らかくておいしかったです。
鯉のあらい お造り
鯉のあらいは全く臭みなく、おいしかったです。説明がありませんでしたが、甘えびとふくらぎ?も鮮度がよく、山の中の旅館ながらおいしいお造りでした。
他にも菊のお浸し、鰊の煮物などがありました。真ん中の酢の物?も歯ざわりよくおいしかったです。茶碗蒸しも海老など具沢山でおいしかったです。
岩魚 天ぷら盛り合わせ
岩魚は温かくおいしいのですが、着席と同時に供されます。そして、前菜を食べ終わる前に、熱々の天ぷらが供されます…
妻有ポーク陶板蒸し 棚田米こしひかり 鯉こく
ポーク蒸しはひき肉を豚ロースで巻いたものです。おろしポン酢でいただきます。ハンバーグのようで食べ応えがあり、おいしかったです。着席と同時に固形燃料に火をつけられそうになるのを阻止し、こっちの頃合いで火をつけました。(しかし、お肉なのでそこそこ時間はかかります。お鍋だと思ったのです…)
鯉こくは臭みはほとんどなかったです。お味噌汁のように見えますが、汁はすごく濃いです。他の鯉こくを食べたことがないので比較ができませんが、初心者向けなのかな。お漬物が塩辛すぎずでとてもおいしかったです。ご飯は棚田米こしひかりだそうです。デザートはオレンジと梨です。
お味はどれもとてもおいしかったし、お料理の種類も多く、お腹いっぱいになりました。だからこそ残念なのは、提供のタイミングですね。お酒を飲んでゆっくりおいしい前菜やお刺身を食べすすめたところに、熱々の岩魚や茶碗蒸しが供されればこんなに幸せなことはないのですが…コロナで配膳の回数を少なくしようとのお気遣いなのかもしれません。
朝食
時間は8時、夕食と同じ食事処でいただきます。着席時におかずが全て並んでおり、ご飯とお味噌汁を持ってきていただけます。
おかずの種類は少ないですが、それぞれおいしいですし、ご飯をたくさん食べられるので、私は好きな朝食です。おひつは一人あたり小盛2杯ぐらいで、圧の感じない量でよかったです。おひつのご飯がなくなってもおかわりできるそうです。卵焼きと鮭が冷たかったのが残念ですね。私が「アツアツ」に執着しすぎなんだろうか…
まとめ
今回は週末宿泊、二人一部屋利用一人あたり19,800円でした。
・歴史のあるお宿だが、館内はリノベされておりきれい。清掃も行き届いている。
・5部屋あたり5か所の貸切風呂があり、いつでも入れる。
・お料理はおいしい。個人的には提供するタイミングを改善してほしい。
お値段に対しての満足度は高いです。とにかく松之山温泉にたっぷり入りたい方にはおすすめです。お宿の温泉への情熱は感じました。