陶磁美術館からバスに乗って尾張瀬戸駅まで戻ってきました。まちなかに作品が点在しており、それぞれ徒歩で移動します。駐車場は身障者専用で車ではまわれません。すでに1日目と2日目の午前中でへとへとでしたが、自分としてはここがメインだったので、がんばって歩きます!いざとなったらタクシーを使おうと思っていましたが、結局全部歩いてしまいました。GOは使えそうでした。
駅から一番近いのがこちらでした。
マイケル・ラコウィッツ 会場:梅村商店

ISに破壊された、古代アッシリア帝国のレリーフパネルを実物大で再現しているそうです。よく見ると、チラシのようなものでできたコラージュです。

カフェも併設していました。
「忘れじのあわい」 佐々木類 会場:旧日本鉱泉

廃銭湯が舞台です。中に入ると真っ暗です。浴室に行くと植物が挟まれたガラスが吊られています。すごく素敵です!



かなり暗かったのですが、ちゃんと撮れていましたね。


ケロヨンっぽい桶が絵になりすぎです。

せっけんのガラスも光ってます。


男湯と女湯の間の入口です。


瓶の牛乳ですね。

ロッカーの奥には写真がありました。


でるときに番台にスタッフさんが座っていることに気が付いてびびりました(笑)真っ暗なので。これぞ芸術祭!って感じの作品でよかったです。
次は商店街の中の会場へ行きます。レトロ萌えですね。この日はイベントがあったのか屋台などもでて、人もそれなりにいらっしゃいました。(普段の人出が分かりませんが…)

「The Silence(Two suns)」冨安由真 会場:ポップアップショップ
会場は銀座通り商店街の中の空き家で今はイベントスペースになっているところのようです。元八百屋さんらしいです。降り積もっているのは鉱山で出る砂キラとよばれる不純物だそう。


明るさが変わったり、赤いライトが点きます。


まさにこの芸術祭のテーマの灰と薔薇ですね。焼く前の磁器の薔薇だそうです。

いやーものすごくかっこいいですね。大好きです。


ところどころに監視カメラのモニターがあり、ほかのエリアが写しだされています。

八百屋さんの冷蔵庫かな。

ちょっとホラーっぽくてたまらないです。

ライトが明るくなったり暗くなったりします。


本当に好みの空間でした。

次に旧深川小学校を目指して歩いていると、神社の参道のようなところにでました。深川神社という神社のようです。

レトロな商店街に目が釘付けです!エモい!

鰻屋さんは予約困難店だそうです。

「Terrestrial Poems」アドリアン・ビシャル・ロハス 会場:旧深川小学校
廃校の1階をまるごと使った作品です。壁全部なのですごい迫力です。



写真では伝わりにくいですが、すごくかっこいい廊下でした。

シート的なものを貼っているのかな?

階段もかっこいいです。

一番すごかったのが給食室。サイバーな空間でした。

シンクやパイプもかっこいいです。

人間の誕生する前と滅んだあとの世界らしいです。哀愁のあるエイリアン的なキャラクターがいました。

次はせと末広町商店街に来ました。こちらもとってもレトロです。

「何者」panpanya 会場:松千代館
会場は大正4年に建てられた旅館だそうで、空き家だったところを現在はレンタルスペースとして活用しているそうです。

瀬戸市を舞台にした漫画が飾られていました。

建物も漫画もつげ義春の世界みたい。
このあたりのカフェで休憩しようかなと思っていました。ドーナツを売っているお店を見たところなんとお蕎麦屋さんでした。見ためはカフェのようなお店でした。
ムムソバ
鴨そばに春菊の天ぷらをつけました。とてもおいしかったです。

ドーナツはまた今度にして次の作品へ。
「anthology」沖潤子 会場:無風庵
無風庵への道のりにもpanpanyaの作品がありました。まちなかに点在しているらしいです。

坂道を上ります。

寄贈を呼びかけた針が陶土に刺さっています。

瀬戸のまち並みを見下ろす御亭山には、砲弾を象った日清・日露戦争の忠魂碑と、太平洋戦争の戦死者のための慰霊塔、そして瀬戸の陶芸家を指導した愛知県出身の美術工芸家・藤井達吉(1881-1964)の工房「無風庵」が建っています。(公式デジタルマップより)

鑑賞者がひと針ずつ縫う参加型の作品もありました。

全部は見られてませんが、予定より多く見られました。
最後に駆け足で瀬戸蔵セラミックプラザでお買い物しました。
ほかの焼き物の産地よりとても安かったですね。また機会があれば、窯元やショップなどをゆっくり見てまわりたいです。素敵なまちでした。

