先日、自分の記事でも紹介致しました、入善町の発電所美術館に行ってきました。
こちらの企画展を見に行きました。(こちらの美術館は企画展のみです)
木藤純子「Winter_Bloomーふゆにさくはな」|入善町
下の写真の真ん中が入口です。左の階段を登ると展望台があるそうです。いつか元気なときに登ってみたいと思います。
残念ながら、内部は写真撮影不可です。
(以下の内部写真は公式HPより)
主には大きい空間をつかったインスタレーション作品1つとコップの作品が3つです。
ご注意:本展は、ハッキリ作品とわかる立体・平面作品が多数あるわけではございません。木藤の美意識に基づいて設えられた、一見何もない空間となっております。そこで展開される、ささやかな変化や仕掛けよって、鑑賞者の感性に働きかける作品となっております。
この説明の通り、メインの作品は素通りするとすぐに終わってしまいます。私のあとから来られたお客さんも私より先に帰ってしまわれました。もったいないです。これから行かれる方はネタバレを見ずに、メインフロアで10分ぐらいは滞在してください。とっても美しいものが見られます。暖かくして行ってみてくださいね。
会期は3月24日までです。
以下ネタバレです。これから行く方は見ないでくださいね。
この作品は、巨大な発電所の空間の床にたくさんの紙で作った桜の花びらが敷き詰められています。それだけのように見えます。しかし、ふと桜の花びらが落ちてきたような気がします。とても少しの花びらで気のせいかと思ってしまいます。その場でじっくり待っていると3~5分間隔ぐらいでいろんなところから少しずつ花びらが降ってきていることに気が付きます。そのときによって降ってくる場所や量が違います。
私が見た日はたまたま北陸にしては珍しく、晴れた日で光に当たってきらきらときれいでした。北陸の通常営業の曇りや雨だとまた違った印象だと思います。北陸の暗くて長い冬に桜を見せてくれてありがとうと思いました。
また、次はいつ来るか分からない花びらの落下を待つ間、何もせずに音のないところで、しかも他のお客さんがおらず貸切で過ごせたので、すっごく贅沢な時間を過ごせました。心に残る美術鑑賞体験となりました。
(以下記事内に内部の写真があります)
【美術】雪国の冬 サクラ先取り 発電所美術館 木藤純子さん個展:北陸文化:北陸中日新聞から:中日新聞(CHUNICHI Web)