2日目
38番 佐藤貢『網の小屋』(宝立エリア)
定置網で倉庫をまるごと包んだ作品。定置網を保管する倉庫だったそうです。
内部にも網が吊るされています。建物を布でくるむのは美術界の流行りなのかな?
39番 ディラン・カク『😂』(宝立エリア)
こちらも廃駅とホームを利用した作品。
ホームに2体、駅舎内に1体、猿のお人形がいます。
かわいいのでみなさん写真を撮ってました。これは電車内でスマホばかり見ている私たちをあらわしているそうです。駅舎を郵便局に見立て、はがきなどのゆったりとしたコミュニケーションを提案しているそうです。
41番 サイモン・スターリング『軌間』(宝立エリア)
線路の仕事に従事する男性の映像が旧駅舎の中で流れており、そのフィルムが貼られた看板が立っています。「廃線になった能登線と、鉄道に関わり働いていた人びとに捧げられる」作品だそうです。
本当に周りには田んぼしかないところでした。今回はこの作品がラストでした。
まとめ
1日目約2時間、2日目約5時間半で21作品まわることができました。全部で46作品ありますので、約半分ですね。作品はもちろん素晴らしく、面白いものたくさんありましたが、海や海岸の景色が素晴らしかったです。切ないですが、廃線跡と駅、廃校、廃保育所、廃工場、廃純喫茶などがすごくいい雰囲気で、作品と一体となることですごく素敵になっていました。
ほとんが石川ナンバーで県内からたくさん来られているのだなと思いました。石川県民と多少の富山・福井で北陸内からがほとんどかと思います。石川のローカルテレビや新聞でたくさん宣伝しているようですね。北陸外から来る場合は、金沢か富山まで数時間、さらに2時間かかるのでやっぱりかなりしんどいかなと思います。車に乗れない方はオフィシャルツアーに参加するしかないですが、宿への移動などもしっかり準備する必要があり、なかなか大変だと思います。コロナ禍がおさまれば瀬戸内国際芸術祭のように県外、国外からもたくさん来てほしいですね。
毎回芸術祭の記事には書いていますが、
・動きやすい服装で行ってください。各作品の駐車場から歩く場合があります。スニーカーがおすすめです。帽子・日傘・傘も必須です。
・コンビニのない集落があります。飲料水は早め、多めに確保しておいてください。トイレもあるところでこまめにすませましょう。廃校の作品には大体お手洗いあります。ガソリンは満タンで出発しましょう。
他にも途中、千枚田や見附島に立ち寄ったり、帰りはマルガージェラートを食べて帰りました。
やっぱり能登に来たら食べずには帰れない!ピスタチオ&ミルク、おいしかった!
パスポートは期間中使えるのでチャンスがあればまた行きたいな。