小浜市の宿に泊まったときに周辺を観光してきました。
熊川宿
まずは熊川宿に行きました。こちらは小浜市ではなく若狭町ですね。
熊川宿は若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町です。若狭は豊富な山海の恵を京に送り届けていた御食国(みけつくに)であるとともに、古くから大陸との交易で栄えてきました。伝統的な町並みを残す景観は、福井を代表する歴史的資源として当時のにぎわいを伝えています。(平成8年 重要伝統的建造物群保存地区選定、平成27年 日本遺産認定)
(公式HPより)
道の駅に車を停めて散策してみました。
熊川番所
リアルなお役人の人形がいます。びっくり!
右のお店はパン屋さんでした。
大岩
突然の大きな岩にみなさん記念撮影されていました。
若狭鯖街道熊川宿資料館 宿場館
昭和15年に建てられた、近代洋風建築の熊川村役場だそうです。現在は資料館だそうです。もはやシャビーシックでおしゃれです。
お店も観光客も少ないですが、混雑とは無縁でゆっくりできます。
ランチは道の駅 若狭熊川宿でいただきました。
このあたりは鯖街道として発展していたそうで、鯖メニューが多いです。
鯖出汁和風ラーメン
あっさりしていますが、うま味たっぷりのスープでおいしいです。鯖の切り身も脂がのっておいしかったです。
越前谷口屋セット
連れの谷口屋の”竹田の油揚げ”とおろしそばのセットです。ひとくちずつもらいましたが、油揚げはサクサク、お蕎麦もコシがあっておいしかったです。
久須夜ヶ岳展望台
次は久須夜ヶ岳展望台に向かいました。途中、霊石 大神岩がありました。景色を見ようと停車してから大きな岩に気が付きました。
ここからも十分眺めはいいです。
エンゼルラインという山道を15分ぐらい車で登って、展望台に着きました。山道ですが交互通行はできる程度でした。
ちょっとかすんでますが、すごい絶景です。
各方向が見られます。
三方五湖のほうもきれいですが、こちらも素晴らしいです。無料ですし(笑)
頂上には駐車場とお手洗いぐらいしかなく、お店はありません。天気のいい日だったので、ツーリングの方もいらっしゃいました。
護松園(旧古河屋別邸)
お宿に泊まって次の日は護松園に行きました。こちらは北前船の商人「古河屋」の迎賓館として建てられたお屋敷だそうです。現在は若狭塗のお箸の会社マツ勘が運営しているようです。こちらはカフェの入口ですね。
見学はこちらからです。松がすごい。
入口にも立派な盆栽がありました。
まずはお箸のショップがあります。モダンなデザインの素敵なお箸が多かったですが、本格的な若狭塗のものもありました。
普段使いのお箸を購入しました。奥がカフェスペースになっています。
こちらの大広間は「みんなのリビング」として開放されています。
お庭も素敵です。
ここにもフィンユールですね。こんな脚の形状あったっけ?と思ったら後付けしているんですね。さらにラグまで敷いてある。
フィンユールに座ってからの目線はまるでお殿様です。素晴らしい。
こちらにはパントンのアムーベ。
こちらにはイサム・ノグチのフリーフォーム。私これ大好きなんです。一般家庭に置けない大きさですしね。
古民家にカラフル有名家具をやたらと置くのはいかがなものか?と常に思っている私ですが、フリーフォームを与えられると喜んでしまいます…
大広間でカフェの飲み物などをいただけます。あんバタートーストをいただきました。
メニューの写真よりあんこたっぷりで、パンもサクサクでおいしかったです。
蔵には「みんなのMUSEUM」として、古河屋や若狭塗の解説展示がありました。
護松園の解説もあり、全国の銘木が使われているとのことです。
蔵の螺旋階段なんですが、踏板と手摺の板がいろんな種類の銘木になっていてかわいい。銘木パッチワーク好きです。2階はフリールームになっていました。ほかにも図書室など市民のみなさんが自由に使えるお部屋がありました。
こちらは玄関横から上った2階の月見ノ間です。窓が完全に開放されてました。いい季節ですね。月を見るためだけのお部屋とは贅沢です。
このあとは近くの若狭フィッシャーマンズワーフに行って、鯖寿司やお土産を買って帰りました。
お宿きっかけで来た小浜市ですが、なかなか歴史のある街だなと知ることができてよかったです。インバウンド客にも全然ばれてないし、道の駅以外は全く混雑していないので快適でした。穴場ですね。