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旅・グルメなどの記録

話しているのは誰? 現代美術に潜む文学@国立新美術館


www.nact.jp

森美術館から美術館のはしごで行きました。森美術館のチケットを提示すると割引料金で入れます。

庭に「吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵」がありました。以前京都の将軍塚青龍殿で見たなあ。

展覧会概要
国内外で活躍する日本の現代美術家6名によるグループ展を開催いたします。本展に参加する6名の作家は1950年代から1980年代生まれまでと幅広く、表現方法も映像や写真を用いたインスタレーションをはじめとして多岐にわたります。これら作家に共通するのは、作品のうちに文学の要素が色濃く反映されていることです。
古代ローマの詩人ホラティウスが『詩論』で記した「詩は絵のごとく」という一節は、詩と絵画という芸術ジャンルに密接な関係を認める拠り所として頻繁に援用されてきました。以来、詩や文学のような言語芸術と、絵画や彫刻のような視覚芸術との類縁関係を巡る議論は、さまざまな時代と場所で繰り広げられてきました。
展覧会タイトルが示唆するように、本展では文学をテーマに掲げています。ですが、ここでの文学は、一般に芸術ジャンル上で分類される文学、つまり書物の形態をとる文学作品だけを示すわけではありません。現代美術において、文学はこうした芸術ジャンルに基づく区別とは違ったかたちで表れているように思われます。日本の現代美術における文学のさまざまな表れ方を経験していただければ幸いです。(公式HPより)

 

「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」でとにかく印象に残ったのは山城知佳子 《チンビン・ウェスタン『家族の表象』》という映像作品です。30分程度あるので、普通に映画です。美術館の映像作品は全部見ずにでることが多いのですが、ほぼ全部見てしまいました。沖縄の辺野古に基地施設と環境破壊など、重いテーマを扱っています。不穏な空気もあったりするのですが、なんだかユーモラスな部分もあったり、不自然なところがまた面白く、普通に映画として面白かったです。役者さんなのか、登場人物もタトゥーだらけの美女や、オペラ歌手の男性など気になる方ばかりでした。指のタトゥーは沖縄の伝統的なものかな。リアルとファンタジーを行き来する感じが園子温や黒沢清の映画のようでした。

ほかに印象に残ったのは最初の作品の田村友一郎 「Sky Eyes」。あることを批判している作品なんですが、ちょうどそれを利用したばかりの私は「うわー!」となりました(笑)

ほかには北島敬三「UNTITLED RECORDS」。特に国内の廃墟の写真がとてもよかったです。 3.11前後の風景らしいです。小林エリカ「わたしのトーチ」もとてもきれいでした。中身は強烈な批判だけどね。

会期は11月11日(月)までです。