倉敷で宿泊した次の日、連れの提案で急遽、吉備津神社に行くことにしました。倉敷からだといったん岡山駅にでて、吉備線に乗り換えるのですが、方向は行って戻る感じになります。行きだけタクシーを使いました。結構お金はかかってしまいましたが、時間が2~3倍ぐらい違います。吉備線は9時~13時は1時間に1本しかありません。
最寄り駅の吉備津駅です。無人駅です。
向かいのホームに渡るのも、線路の上を歩きます。のんびりしたところですね。お客さんは結構いました。
吉備津神社への参道はまっすぐな松並木になっています。


天気もよく、歩くのも気持ちよかったです。
神社の前にお土産屋さんや休憩所、コインロッカー、お手洗いもあります。
桃太郎のモデルとされる大吉備津彦命を祀った神社だそうです。ホームページでも鬼退治神話を読むことができます。結構グロテスクですねえ。
矢置岩
ここの階段はちょっと急でした。
本殿・拝殿
こまいぬがとてもかわいいです。お守り売り場にミニチュアが売ってたのですが、見本が作画崩壊してたので見送りました…
本殿・拝殿(国宝)室町時代応永32年(1425年)再建
建築様式「比翼入母屋造」
全国唯一の様式から「吉備津造」とも称されます(公式HPより)
屋根がふたつの吉備津造、めずらしくてかっこいいです。
回廊
こちらの神社のメインコンテンツともいえる廻廊です。一部は結構な傾斜です。なかなかかっこいいです。地形に合わせて全長360mあるそうです。
御竈殿
当社には鳴釜神事という特殊神事があります。この神事は吉備津彦命に祈願したことが叶えられるかどうかを釜の鳴る音で占う神事です。多聞院日記にみられるのが文献的には一番古いとされ、永禄十一年(1568)五月十六日に「備中の吉備津宮に鳴釜あり、神楽料廿疋を納めて奏すれば釜が鳴り、志が叶うほど高く鳴るという、稀代のことで天下無比である」ということが記されていますので、少なくとも室町時代末期には都の人々にも聞こえるほど有名であったと思われます。江戸時代上田秋成の雨月物語のなかにも『吉備津の釜』として一遍の怪異小説が載せられていることは有名です。
(公式HPより)
内部の見学はできますが、撮影は禁止です。
常にかまど火は炊かれているようで、中は煤で真っ黒でした。『雨月物語』もあらすじだけでも予習していくと楽しめます。
ちょうど梅林に梅が咲いていました。
いい季節に来ました。
血なまぐさかったり、ちょっとホラーな伝説はありますが、神社はとっても気持ちの良いところで、散策にもぴったりでした。現地の案内板がデジタルサイネージだったりするところもギャップがあっておもしろかったです。