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旅・グルメなどの記録

大阪旅 カフェ ラ・ポーズのパンケーキ 大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」ほか 

大阪へ久しぶりに行きました。目的はライブですが、立ち寄ったところを記録しておきます。

敦賀駅で初の乗り換え

敦賀まで新幹線が延伸しましたね。こちらは敦賀駅です。平日にもかかわらず、結構人が多かったですね。乗り換えもそこそこ時間がかかりました。

今回は新幹線は自由席にしたのですが、次回からはケチらず指定席にしようと思います。自由席でも座れたのですが、帰りの土曜日は混んでいました。

カフェ ラ・ポーズ

大阪に着いて、まずは駅ビルのカフェへ。

www.lucua.jp

こちらのお店、10年前に行って、とてもおいしかったので再訪です。10分ほど待って入れました。

フルーツパンケーキ ドリンクセット 

注文からそんなにかからず供されました。2枚重なっています。いちご、ブルーベリー、ラズベリーのコンポートと生クリームがのっています。下はいちごのシロップです。ドリンクはアイスティーをいただきました。ピッチャーもかわいいです。

ふわふわで生クリームは甘すぎず、シロップも甘酸っぱいので食べやすいです。シュワシュワ系のパンケーキがあまり好きではないので、こちらのお店のタイプが好きだなあ。

たこ焼き鍛次郎

この後は迷いながらなんとかホテルにチェックインして、ライブハウスへ。夜遅いので、夕食はたこ焼きをテイクアウトして、ホテルでいただきました。

www.takoyakitanjirou.com

味付けはいろいろ選べますが、スタンダードなソースで。持ち帰ってもすごく熱々とろとろでおいしかったです。大阪っぽいものが食べられてよかったです。

森ノ宮よしもと漫才劇場

morinomiya-manzaigekijyo.yoshimoto.co.jp

次の日は、大阪で特に行きたいところがなかったので、お笑いを見に行くことに。NGKに行ってみたかったんですが、あまりに渋いメンツだったので、若手中心の森ノ宮よしもと漫才劇場へ行きました。大阪城の近くです。

2,500円ですごくたくさんの芸人さんが見られてお得でした。みんな面白かったですが、囲碁将棋とトットがおもしろかったかな。好きな天才ピアニストとさや香も見られてうれしかったです。楽しみにしていた濱田くんも毒舌と自虐が面白かったです。ダブルヒガシとデルマパンゲも独特の世界観の漫才でよかったです。特別な推しがいたわけではないのですが、やっぱりテレビとは違い生で見られるのはいいですね。

大阪中之島美術館

この日はもう結構暑く、慣れない地下鉄の乗り換えでへとへとだったのですが、せっかくなので大阪中之島美術館にも行きました。今回が初めてです。かっこいい外観です。設計は遠藤克彦氏だそうです。ちょっとブラックダイヤモンドっぽい?

2階がチケット売り場です。今回はぎりぎりまで行けるか分からなかったので事前にチケットは買っていません。チケット売り場は行列なので、並ばずにその場でスマホでチケットを買います。そのほうが早いです。2階から4階までエスカレーターで上ります。

内部もシルバーと黒の直線でとてもかっこいいです。

モネ展もやっていたのですが、福田平八郎のほうを見に行きました。

没後50年 福田平八郎 | 大阪中之島美術館

正直知らなかったのですが、ネットで見かけてかっこいいと思ったのです。明治生まれで昭和に活躍された方なんですね。エントランスにもなっている竹の作品もたくさんありました。なんかかわいいです。

ほとんどは撮影禁止ですが、一部の作品は撮影できます。前半は日本画っぽい感じが多かったです。朦朧体というのかな、ぼんやりした絵がかっこよくて好きです。

「安石榴」

こちらは写実に向き合った時期の作品だそうです。めちゃめちゃ細かいし、ねこちゃんかわいい。

「漣」

こちらが代表作の「漣」で、琵琶湖を描いているそうです。バランスがとってもおしゃれですね。ポップアートみたい。

ほかにもいろいろな作品がありましたが、鮎の作品も印象に残りました。鮎自体はリアルなんだけど、構図?や色合いがとってもおしゃれでかわいいです。写実的なものから抽象的なもの、そのままおしゃれなポスターにできそうなポップなものまで、いろいろ楽しめました。

会期は5月6日までです。出身の大分に巡回するそうです。「漣」がトートバッグになっていたので買ってしまいました。かわいいです。

時間がなく疲れた状態だったので、さーっと見てまわってしまいましたが、行ってよかったです。時間がなかったらタクシーにしようと思っていましたが、なんとか大阪駅までバスで帰れました。

今回の反省

・(ホテルの記事で書いたが)大阪駅(梅田)がすごく分かりにくいので、もっと予習するべきだった。

・地下鉄の乗り換えは階段含めて疲れるので、計算よりとても時間がかかる。徒歩も道に迷うので、時間通りに着かない。

・よく歩くのでもっと薄着にすべきだった。鞄もリュックでよかったかな。

全てにおいて時間の読みが甘く、常に時間ぎりぎりでした。

東京より駅や道は分かりにくいですが、やっぱり東京にくらべると人は少なくのんびりしているし、周りから聞こえてくる関西弁が漫才みたいで楽しいですね。コロナ禍もあり久しぶりの大阪でしたが、またイベント等があれば行きたいですね。

 

 




マツモト建築芸術祭 2024 ANNEX

マツモト建築芸術祭2024 ANNEXに行ってきました。
maaf.jp

今回は前回23年のように街の中の名建築をめぐるものではなく、取り壊しが決定している旧松本市立博物館で行われます。

マツモト建築芸術祭2024 ANNEX

河合政之 ライブ・パフォーマンス

マツモト建築芸術祭のイベントで2/23(金) 18時より行われました。会場は新松本市立博物館です。松本てまりが吊り下げられていて、かわいいです。

前回上土シネマで作品を見たアーティストさんです。

www.minimal1991.com

壁に映像が映し出され、それと呼応するノイズミュージックが即興演奏されました。映像美術には明るくないのですが、ノイズミュージックは好きなので、ライブのようで楽しかったです。ライブハウスやフェスじゃなくて、博物館でみんなで座っておとなしく聞いてるのも面白かったです。

この日は松本に宿泊し、あくる日、旧松本市立博物館へ。松本城の公園の入り口にあります。

松本城は入りませんでしたが、写真は撮ってみました。生憎の曇り空です。

中島崇「ケア」

旧松本市立博物館の建物がフィルムで包まれているのが作品です。美術界で大きいものを包むの多いですよね。流行りというかオマージュなのかな?

 

鬼頭健吾「lines」

カラフルな棒と床が目を引く作品です。この方も前回も参加されていましたね。

 

河合政之「三元素」

地下のボイラー室にワイヤー?が張り巡らされ、光が映し出されており、音こそないものの、クラブみたいになっていてかっこいいです。

ここでイベントやってほしいなあ(笑)

 

米谷健+ジュリア「クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会」

ウランガラスにブラックライトを照射しているそうです。とても美しいシャンデリアなんですが、それぞれのシャンデリアの大きさが、それぞれの国の原発から作られる電力の規模を表しているそうです。福島原発の事故をきっかけに作られた作品だそうです。美しいけど、メッセージ性も強くて好きな作品でした。

 

カンディダ・へーファー「空間への反射 – 反射の空間」

世界の建築の写真が展示されています。こちらの写真がこの芸術祭のメインビジュアルに採用されていたので、旧松本市立博物館ってこんなにすごい建物なのかと誤解してました(笑)スペインのインディアス総合古文書館だそうです。

 

宇佐美雅浩「Manda-la 曼荼羅」

一番心に残ったのがこちらです。この写真は合成ではなく、実際にボランティアで集まったたくさんの広島のみなさんだそうです。右は原爆で亡くなった方を喪服の皆さんであらわし、左は赤ちゃんがたくさんいて、生と死のラインの中心に、実際の被爆者の方が赤ちゃんを抱いて座っておられます。youtubeでこの写真を撮るためのドキュメンタリーも見られます。交渉に数年かかっているようです。

ほかにも紛争が続いているキプロスの写真も印象に残りました。民族や宗教でボーダーができていますが、猫は気にせず行き来しているというものでした。

 

他の作品では、いい写真が撮れなかったので、載せませんが、須田悦弘「雑草」はどれが作品か分からなくてちょっと探しました(笑)ぜひ見に行ってみてください。

また、新松本市立博物館ではショートフィルムの上映がされていました。段差になっているので、休憩がてら見ることができます。

前回のような街めぐりではなかったので多少物足りなさもありましたが、今回はANNEXということで、今後はまた街めぐりのスタイルになるのかな。また次回があったら見に行きたいです。

会期は3月24日(日) までです。

中町通り

芸術祭のあとは、少し街めぐり。

何度か訪れたことがありますが、中町通りに来ました。

信州・松本 中町商店街 | 蔵のある街 中町通りの公式サイト(長野県松本市)

家具屋さん、雑貨屋さんが多い通りです。

陶片木

和の陶器が中心のすごく素敵なお店でした。

ちきりや工芸店

かわいらしいおばあちゃんが店番をされてました。お値段もお手頃。

客の私にお皿の値段を確認したのにはびっくり(笑)大丈夫かな(笑)

マークカフェ

最後は前回も訪れたお気に入りのカフェへ。

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今回はハムチーズのおかずパンケーキにしました。おいしかったです。

お砂糖すらかわいいです。また行きたいなあ。

長野市を散策 長野相生座・ロキシー/長野県立美術館

先日、長野市に行ってきました。目的はまた地元でかからない映画を見るためです。

長野相生座・ロキシー

www.naganoaioiza.com

権堂商店街というレトロなアーケード商店街の中にある映画館です。

こちらが長野相生座・ロキシーです。とっても渋いですね。前がちょっと広場になってる感じがエモいです。

明治25年に芝居小屋として建てられ、30年に活動写真を初上映されたそうです。今はスクリーンは3か所あります。(相生座・ロキシー1・2)

シートはきれいでクッションもしっかりしていますし、暖房もばっちりで寒くありませんでした。ただ、私の見たロキシー2は傾斜がないです。ミニシアター系なので、お客さんがいっぱいで前が見えないということはまずないと思います。相生座も経験してみたかったですね。

上田に続いて、レトロ映画館めぐりをしているわけではなく、たまたま見たい映画が地元でかからないので、遠征しているだけなのですが、こうなるともうひとつの最古の映画館との噂の高田世界館にも行ってみたくなりました…

takadasekaikan.com

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長野県立美術館

nagano.art.museum

映画の待ち時間の埋め合わせに長野県立美術館に行きました。城山公園という素敵な公園の中にあります。新しそうだなと思いましたが、本館は21年に建てられたようです。

こちらが別館の東山魁夷館です。こちらは平成2年(1990年)に建てられたそうです。

本館が宮崎浩、別館の東山魁夷館は谷口吉生の設計だそうです。

別館への渡り廊下です。かっこいいです。白いベンチは固そうに見えますが、ツヤありのビニールレザーでクッションがありました。特注なんだろうな…

別館のロビースペースです。

シンプルモダンな中庭とフレームレスのガラス、天井と一体感のある平行な長めの軒がとってもかっこいいです…ほれぼれしますね。とても好みです。

企画展は興味のない分野だったので、常設展と東山魁夷館をさっと見てまわりました。常設展はコンセプチュアル・アートの松澤宥の特集だったのですが、全くわけが分からずおもしろかったですね。なんかデュシャンっぽいのもあるなあと思いました。滝口修造とも交流があったらしく、やっぱり個性的な方々はだいたいお友達なのねと富山県民として納得しました。長野にもこういう人いたんだ…と思いましたが、草間弥生も松本の出身だし、ファンキーな街なのかもしれません。

ホームページのコレクションにのっているものが、あまり見れなかったのが残念でした。入替があると思うので、また行ってみたいですね。

 

カフェなんかもいろいろ調べてはいたのですが、今回は入りませんでした。移動は徒歩とバスだったのですが、長野電鉄という地下鉄に乗ってみたかったです。今回は時間が合わず乗れませんでした。地方で地下鉄ってめずらしいですよね。新幹線で1時間で行ける街ですが、歩いてみるといろいろ新鮮でした。長野県は普段は車で目的地に直接行ってしまいますが、電車と徒歩の旅もいいものです。

ひとり旅~新潟市を散策~ 新潟県立万代島美術館など 

紅葉を見に新潟市へ行ってきました。※11月下旬です。www.minimal1991.com

富山市から新潟市は、お隣の県ではありますが、電車ではとても行きにくいです。車より時間がかかります。今回はひとり旅なので、高速バスを使いました。1日2便しかありませんが、仕事を少しだけ早退させてもらい富山駅17:10発、新潟駅20:57着のバスに乗りました。片道4,900円と高速代より少し安いぐらいです。

高速バスに乗るのが久しぶりでした。4列シートですが、コンセントはあります。社内にトイレもありますが、米山SAで休憩が15分入るので使用しませんでした。深夜便ではないので、普通に電気はついていました。

深夜便は寝られずしんどいのですが、3時間半程度だったので、そんなに辛くもありませんでした。行きのバスだけ、新幹線のようにテーブルまであり、便利でした。今回は空いていたので2席使えて便利でしたが、混んでいたらしんどいかなあ。

新潟駅には予定の15分前ぐらいに到着しました。駅近のホテルにチェックインしました。

あくる日はまず目的の紅葉を見に行きました。

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みなとぴあ

そのあとはみなとぴあへ。バスと徒歩で行きました。

新潟市歴史博物館みなとぴあ | 新潟市の歴史博物館です。

信濃川というか新潟港の横の広大な広場にあります。レトロな建物が素敵です。内部は新潟の歴史が分かる博物館になっていました。

向かいは旧第四銀行住吉町支店だそうです。内部も見学できるようでしたが、イベント準備をされていたようで、入れませんでした。

旧新潟税関庁舎

こちらも内部が見学できたようなのですが、スルーしてしまいました。次回行こう。

出港する佐渡汽船が見えました。佐渡行ってみたいな。

信濃川越しの朱鷺メッセです。

信濃川沿いにずーっと歩けるように遊歩道があり、朱鷺メッセまで歩いてみます。天気もいいし、景色も素敵なので20分歩けました。バスがなかったので歩くかタクシーしかありませんでした。

朱鷺メッセに到着。屋外にアート作品もありました。

ものすごーく広大なスペースですね。幕張メッセ的なところなのでしょうか。大きなクリスマスツリーもありました。

Befcoばかうけ展望室

こちらの31階には展望室があるのですが、なんと無料です!ばかうけの会社、ベフコの展望室なんですね。

感謝をこめて、ばかうけのタレカツ味を買って帰りました。ご当地ばかうけですね。

新潟港と日本海が一望できます。

歩いて疲れたので、喫茶室でコーヒーをいただきました。

この景色を見ながら600円は安いです。ビールもあるようでした。

次は同じく朱鷺メッセ内の新潟県立万代島美術館に行きました。

新潟県立万代島美術館 

イッタラ展が行われていました。こちらは常設展はないようです。イッタラの歴史が分かる企画展でした。デザイナーの紹介とそれぞれの作品もありました。

イッタラバードも勢揃い。

このモダンな花瓶?かっこいいです。

アアルトベースの木型とスチール型。ショップでは絶対見れない貴重なものですね。

ショップではイッタラのグラスやお皿はもちろん、Tシャツやトートバッグ、手ぬぐいも販売されていました。トートバッグとか欲しかったですが、なかなかのお値段…

普段使っているものや、現在、普通にお店で買えるもの(年代は違いますが)が美術館に並んでいるのはちょっと不思議な気がしましたが、とても面白かったです。途中から陶器やiのロゴが登場したなど、知らないことがたくさんありました。会期は12月10日で終了しています。

 

ピアBandai

今度はさらに歩いて、ピアBandaiへ。お土産屋さん、飲食店などが集まる施設です。こちらの廻転寿司佐渡弁慶がものすごく人気とのことで、受付をしてから休憩したり、お店を見てまわりました。おしゃれなドーナツ屋さん、コーヒーショップ、バウムクーヘン屋さんなどもあり、若い人も多かったです。1時間程待って順番が来ました。電話番号を登録しておけば、呼び出しがかかるシステムです。

板前さんにも注文できますが、レーンにもがんがんお寿司が回っていました。私は当然無視して板前さんに注文します(笑)

のどぐろ・寒ブリ

イシモチ・鯵

うーん、ネットでは絶賛の嵐だったのですが、富山のそこそこの回転寿司屋さんとくらべるとそうでもないかな…という感じです。確かにお値段は安めだなと思いました。

そのあと、夜ご飯用にお土産屋さんの中のおにぎり屋さんでおにぎりを注文しました。ものすごくいい香りですぐに食べたいと思ってしまいました(笑)バスで駅前へ帰ります。

 

ロイヤルホスト新潟駅前店

預けていた荷物も回収して、高速バスの時間までロイホで休憩です。富山にはありません。ネットでサイゼに次いでよくバズっているロイホ、とても来たかったです。本当はお食事やパンケーキ、有名なオニオングラタンスープもいただきたかったのですが、今回はパフェをいただきました。

渋皮栗と柿のブリュレパフェ

まず、柿がキャラメリゼしてあってびっくり!もみじも張り付けてあります。中のモンブランクリームやアイスは甘いですが、甘酸っぱい赤すぐりと甘くないほうじ茶ゼリーのおかげでさっぱり食べられます。この後、高速バスに乗るのに気持ち悪くなるかな?と一瞬後悔しましたが、全然大丈夫でした。ファミレスとは思えない完成度でした。

また夕方発の高速バスに乗って富山へ帰りました。

 

短い1泊1.3日のひとり旅でしたが、ものすごく充実した旅になりました。ひとり旅だと興味のないところはスルー、あるところはじっくり、がんがん歩いて疲れたところで休憩できるので、とても展開が早いです。ご飯を抜くのも、はしごするのも自由ですしね。15分以上の徒歩は家族がいると歩かせるの悪いなと思ってしまいますが、ひとりだと余裕で歩きますね。天気がよかったのもあります。疲れたらタクシー呼ぼうとは思っていたのですが、利用しませんでした。高速バスだと交通費も安いので、また高速バスで行けるところを探そうかな。

 

清津峡の紅葉@新潟県十日町市 西福寺開山堂・星峠の棚田

nakasato-kiyotsu.com

以前も行ったことがありますが、清津峡に行ってきました。

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もともと景勝地ではありますが、大地の芸術祭の作品のトンネル内の映えスポットが人気のところです。

紅葉の時期を狙っていたわけではないのですが、旅行した時期がたまたま紅葉のピークタイムと重なってばっちりでした。繁忙期は事前予約が必要です。2週間前ぐらいに予約しました。直前でも大丈夫かなと思っていたので危なかったです。平日なら大丈夫かな。

アソビュー!で予約する

向かう道の途中、「予約完売」との看板もでていました。手前の第2駐車場に停めて歩きます。まわりが紅葉していて、とてもきれいです。天気にも恵まれました。

もっと遠い駐車場もありましたが、シャトルバスがあるようです。トンネルに入場します。1,000円です。トンネルの中を歩きます。

途中のポイントからの紅葉もきれいです。柱状節理の岩肌が見られます。

清津峡渓谷トンネル自体は通れなくなった遊歩道のかわりに96年にできたそうです。ところが観光客が少なくなり、2018年に大地の芸術祭の作品としてリニューアルされたんですね。今では人気スポットですね。アートのちからはすごいですね。

マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品)

今回はアート作品のお手洗いも見学できました。

やっぱり紅葉のときだと全然違いますね。前回来たときは、曇りで映りも悪かったので、再度来れてうれしいです。

前まで進んで見るとこんな景色です。素晴らしいです。

 

さらに西福寺開山堂も再訪しました。

www.saifukuji-k.com

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こちらも紅葉がきれいだったので、のせておきます。

内部は撮影禁止です。2回目ですが、本当に素晴らしかったです。

 

星峠の棚田も再訪しました。

収穫後だったので、棚田としては美しい時期ではなかったですが、観光用ではなくて、本当の田んぼですので、当たり前ですね。見晴らしはとてもよいところでした。

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私は何度も行っている越後妻有プラス魚沼エリアですが、今回初めての家族を案内できてよかったです。あらためていいところでした。

奥能登国際芸術祭2023 その3

2日目

No.40 北山善夫〈日本〉「人間は赤ちゃんから生まれる」(宝立エリア)

最初は行く予定ではなかったのですが、変更してなんとなく行ったここが当たり(?)でした。会場は旧柏原保育所です。まず下足箱に人形の足があり、怖いです…

まず最初のお部屋は…わー!!怖い!!

よく見るとお人形の間の新聞記事は有名人が亡くなったときの記事です。

まわりの細かい記事は一般の方のお悔やみ欄です。黒板に書いてあるのは鴨長明。

次のお部屋は洋風のお人形でした。

パレスチナの記事。

石のサークルと赤ちゃん。

トイレも怖いです。上からは人形の頭が吊り下げられています。

最後のお部屋にはらせん状のものがあり、天井から羽付の椅子が吊ってあります。

「誰しも赤ちゃんからその生を始めること」をテーマにした展示だそうです。怖いし、思想強めではありますが、戦争や災害で亡くなった赤ちゃんを弔っているのかな?

事務室です。パイプ椅子に座っているお人形の顔が怖い…

戦争に巻き込まれる子どもの悲惨さを訴えているのかな。

No.41 シュー・ジェン[徐震®] 〈中国〉「運動場」(宝立エリア)

見附島の手前の公園が会場です。

迷路のように白い砂利の通路があり、実際に歩けます。

「世界各地で実際に行われたデモ活動で人々が歩いた痕跡をトレースしたもの」だそうです。雨が降ってきてゆっくり歩けず残念でしたが、かなり広かったです。

 

No.42 マリア・フェルナンダ・カルドーゾ〈コロンビア/オーストラリア〉「種のタイムカプセル」(宝立エリア)

会場は旧鵜島保育所です。真っ白なお部屋に壁一面の装飾。

近づいてみると全部松ぼっくりです!すごい!

こちらには違う種類の種皮。

マリアさんのこれまでの活動を紙芝居にしたものがあります。

地元の方に協力してもらって、大量の種皮を集めたそうです。

 

まとめ

1日目約3時間半、2日目約2時間半で18作品まわることができました。個人的に体調が本調子でなかったこともあり、本当にかいつまんでまわったという感じです。でも、無事に行けてよかったです。旅行者としては、5月の地震の影響は感じず、不便なくまわれました。大変な中で地元のみなさんありがとうございました。10月で涼しく、体力的にもありがたかったです。

 

今回は2か月前ぐらいから計画をたてましたが、輪島のルートインがなかなか予約できず、キャンセル待ちでなんとかとれました。輪島グルメを楽しみたいので、いつも輪島に泊まっていますが、一度珠洲にも泊まってみたいです。

来年への反省としては、週末のホテルがとにかくとりにくいので、3か月前には計画するべき。

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帰りはコロナ給付金騒ぎで話題になったイカの駅つくモールに行きました。

一見かわいいですが、よく見ると結構リアルないかです。レストランの存在に気が付かず、ランチは売店で買ったいかのいしるピザといかお好み焼きを食べましたが、お味はおいしかったです。
また、毎回おなじみマルガージェラートを食べて帰りました。今回はかぼちゃ&ミルク、特にかぼちゃがおいしかったです!プラス一口のスイートポテトもおいしかったです。

奥能登国際芸術祭2023 その2

2日目

2日目は輪島のホテルを10時に出発。若山地区を目指しました。車のナビに従って、県道40号に入ってしまい、山道で峠を通ることになってしまいました…細くて怖かったです。田舎の芸術祭あるあるですね。出発する前に地図で確認するべきでした。次回は遠回りでも海から行こう。

No.46 原嶋亮輔〈日本〉「Future Past 2323」(若山エリア)

前回黒い蝶の家だった古民家が会場でした。

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古道具を家具にするという作品だそうです。

奥能登国際芸術祭では古い扇風機がよく登場します。むしろ今のものよりデザインがかっこいいです。

扇風機の風でおもちゃが揺れている?ちょっと不気味でもあります。

たまたまツアーバスのお客さんとかぶってしまい、混雑していました。

 

No.43 泰然+きみきみよ〈日本〉「あかりのありか《のと》」(若山エリア)

No.43・44・45の3作品が旧上黒丸小中学校に展示されています。

LEDと積み木で作られた作品で、地元の子どもたちも参加したそうです。幻想的でかわいらしいです。

No.45 鈴木泰人〈日本〉「音蔵庫」

こちらも大量の家財道具が展示されています。こちらは学校で使われていたものかな。珠洲で録音された環境音?も流されています。

こちらは家で使われていたものですね。昭和っぽいものが多いです。布団乾燥機が上下しています。

レトロかわいいと復刻されている家電も。こっちはリアルですね。

いかついステレオも、むしろかっこいいですね。

No.44 嘉 春佳〈日本〉「祈りのかたち」

きれいに古着が畳んで積み重ねてあり、天井からは服で作った器が吊るされています。

着ていた人のことを感じられるようなリアルさがあって、かわいらしいんだけど、ちょっと怖いです。地元の方の器を作った感想コメントもありました。

カメムシが各地で発生していたんですが、おそらく地元のボランティアのおばあさまがガムテープで集めてくれていました。ご苦労様です、ありがとうございます。

 

No.28 ソル・カレロ〈ベネズエラ/ドイツ〉「La tienda Maeno」(飯田エリア)

会場は元衣料店だそうです。

人が多く、あまり写真が撮れませんでしたが、カラフルでかわいい空間でした。

ハンモックで休憩できるようになっています。駐車場が一番分かりにくかったな。

No.34 城 保奈美〈日本〉「海の上の幻」(上戸エリア)

海が目の前の船小屋が会場です。以前ほかの作品に使われていた場所ですね。写真では分かりにくいですが、糸のグラデーションがとってもきれいです。

とても幻想的でした。どうやって砂の上に固定しているのかな。

No.36 N.S.ハーシャ〈インド〉「なぜここにいるのだろう」(上戸エリア)

会場は柳田児童公園です。前回もこの公園が使われていたと思いますが、見れていません。海の目の前の公園なんですね、すごく素敵なところです。

映りが悪く申し訳ありません。お花と一緒に顕微鏡や遺伝子?のようなものが吊り下げられています。

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奥能登国際芸術祭2023 その1

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奥能登国際芸術祭は2017年に始まり、今回が3回目です。過去の記事はこちら。

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会期は11月12日までです。今年5月の地震の影響で、会期も少しずれこみました。地震の後片付けなどでも大変な中、芸術祭を開催してくれてありがとうございます。

今回も一泊二日で自家用車でまわりました。過去2回、鑑賞しているので、23年の新作を中心にまわっています。

パスポートは3,300円で、すべての作品が見られます。(前売りは2,750円)作品ごとにスタンプを押します。

あくまで自分の記録のため、まわった順番にまとめます。新作をリストアップしておき、今回はその中でも特に気になるものだけ見ています。

1日目

朝、自宅を出発し、11時頃珠洲に着きました。旧上戸保育所に珠洲定食弁当が売っているとのことだったのですが、もうカツサンド以外全て売り切れでした…気を取り直してカフェでランチをいただき、まずはラポルトすずへ。前売りで買っておいたネットのチケットを紙のパスポートに引き換えます。電子パスポートもあるのですが、紙のパスポートにスタンプをもらうのが楽しいので、紙のパスポートにしています。

まずはラポルトすずから徒歩で行ける作品を見ました。

No.33 吉野央子〈日本〉「回遊の果て」(上戸エリア)

会場は立派なお屋敷でした。

吉野央子さんの2017年の展示がとても印象に残っており、楽しみにしていました。

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今回は明るく陽が入る民家で、印象は変わりました。

家の主のようなタコです。

木彫りの魚やタコが和風建築とぴったり合っていました。

No.26 中島伽耶子〈日本〉「あかるい家」(正院エリア)

古民家を丸ごと利用した作品です。

壁や天井に丸い穴が開いており、そこから光が差し込みとてもきれいです。

穴にはよく見ると透明のアクリルの棒が差し込まれています。穴そのままではないのですね。

電球で作られたシャンデリアも印象に残りました。

 

No.19 ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]〈台湾〉「家のささやき」(蛸島エリア)

会場は鉢ヶ崎海岸です。駐車場から松林を歩いて行くのが、ワクワクしました。

とても巨大な作品です。

よく見ると瓦に棒がついており、斧のようになっていますが、反対側に重りのプレートがついています。

なんと触るとぶらぶらゆらすことができます。重さがあるので、風では動かないかもしれません。壮観な作品でした。

No.2 OBI〈日本〉「4K」(蛸島エリア)

奥能登国際芸術祭ではおなじみの、家財道具大量に展示系ですね。映画仕立てになっているようです。映像作品も映しだされています。

分解した電話が印象に残ったな。

No.17 植松奎二〈日本〉「みえないエネルギー 天と地と海との間に」(三崎エリア)

会場は廃小学校の体育館です。テーマが「鰤おこし」とのことで、富山住みの私にもなじみ深いものでした。

御神木も利用されているのにびっくりしましたが、倒木してしまったものを利用しているそうです。

 

No.16 梅田哲也〈日本〉「遠のく」(三崎エリア)

会場は養蚕飼育所だそうです。

古い扇風機やバケツなどが利用されており、よく見るとゆっくり動いています。

バケツの水滴も循環しているのかな?バケツのかたまりはスピーカー?音が聞こえてくるようなこないような…

まわりの古い道具など、どこまでが展示なのか分からない感じでした。とても不思議だけど、なんだかかっこいい空間でしたね。

No.13 小野龍一〈日本〉「アイオロスの広場」(日置エリア)

会場は狼煙漁港です。海に野ざらしでピアノがあるのが、なんとも絵になります。普通はありえないですものね。

ピアノからワイヤーがのびており、それをはじくことで音がでるとのことだったのですが、なかなか難しく、いい音はでませんでした。

ちなみにピアノの鍵盤はかためられているような感じでした。

海でピアノ燃やすやつを思い出しちゃう。

No.12 さわひらき〈日本/イギリス〉「幻想考“The Butterfly Dreams”」(日置エリア)

会場は旧日置公民館です。2017年からある作品なのですが、こちらのタイミングが悪く見れなかった作品です。2023年一部増えているそうです。

真っ暗に塗り固められている舟の上に、すごいバランスでオブジェが乗っています。

2か所でショートフィルムが見られました。

屋根裏から穴をのぞいたところに何かがあったり…ボルタンスキーとかハンス・オプ・デ・ベークとかを思い出しました。あとでインタビューを読むと、家族の思い出が表現されているようです。

No.6 ファイグ・アフメッド〈アゼルバイジャン〉「自身への扉」(大谷エリア)

寄場の浜というところにあります。

鳥居が全てスパンコールでおおわれており、風に吹かれるとキラキラしてとてもきれいです。

ゴジラ岩の近くでした。

1日目はこれで終わり、輪島のホテルに向かいました。

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大竹伸朗展@富山県美術館

tad-toyama.jp

大竹伸朗展を見に行ってきました。特にファンというわけではないのですが、東京で開催されていたときに、盛り上がっていて、それが富山に来るというなら見に行ってみようかなという感じです。

東京と同じく富山県美術館にも「宇和島駅」のサインが付きました。

このために来たようなものですね(笑)宇和島は奥様の実家で移り住んでおられるそうです。

前売りをネットで買っておいたのですが、特典でカードをいただきました。ポストカードというより、しっかりしたフライヤーのようなものでした。

全部撮影OKでSNS投稿もOKでした。

 

《ダブ平&ニューシャネル》

向かいにブースがあり、ご本人が操作して、音を出すことができるそうです。会期中何度かライブもされているのですが、日程が合わず行けませんでした。これから行く方は調べてみてくださいね。なぜかベースの弦は2本しかありませんでした。

 

《モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像》

こちらも大きな作品。日曜日の13時半から実際に煙突から蒸気を出すそうです。農協の看板?に心惹かれました(笑)

《ニューシャネル》

宇和島で実際にスナックで使われていたドアで、廃業されているので譲ってもらったそうです。おぎやはぎのぶらぶら美術・博物館でもご本人が説明されてましたね。去年の12月放送なので、もう記憶があやふやですが…

立体作品ばかりのせましたが、普通の?絵画もたくさんあります。いろんなアーティストに影響受けたのかなというものがあって、おもしろかったです。はっきり言って汚く見えるようなものから、普通に美しい風景画や抽象画のようなものまで、作風がバラバラでした。中央にはライフワークにされているスクラップブックがずらり。わざと無機質な蛍光灯のガラスケースに入れられているのか、ちょっと不気味でした。

このあたりはポップなコーナー。

音楽活動もされており、展示内部にも説明がありましたが、3階図書コーナーにも大竹文庫ということで手掛けられた書籍やおすすめレコード?が並んでいました。

私の好きなのもあったので、知らないものは聞いてみようと思います。

宇和島駅のネオンが点灯するので、夜にまた行ってみました。

点滅したりしますよ。知らない人がみたら「なんだろう?駅??」となりますよね(笑)

9月18日(月・祝)までなので、興味のある方は行ってみてください。

ビエンナーレTOYAMA 2023 内山邸

www.pref.toyama.jp

内山邸でアートのイベントがあったので行ってみました。

通常の入館料200円で入れました。

富山を拠点に活動されている作家さんの作品を、内山邸に展示するというイベントのようです。

 

与島 雪「シェア」

木彫り(クスノキ)の猫ちゃんと女の子が読書している可愛い作品。

遠目から見るとほんとうに女の子がいるみたい。内山邸に溶け込んでますね。

近くに「家守」もいました。目がつぶらでかわいい。

手操明子「千羽鶴を開く」

1枚1枚に鶴の折り目がついていて、その名の通り、一度鶴を折って開いた紙なのかな。ほんとうに千羽あるのかな?

俳人 渋谷道の「折り鶴をひらけばいちまいの朧」という句の無常観を視覚化したものとの説明がありました。

個人的に一番印象に残った作品。他の芸術祭の作品でもあったけど、私は白い紙がたくさん連なってる作品が好きなのかも。

 

若林斉「ROUSE 2023」

部屋を暗くして布に映像を映している作品です。音楽も流れていて、芸術祭っぽい(笑)抽象的な映像から、自然の景色へ。

これは朝日町ですよね?

いつも他の県の芸術祭に行っているので、地元の作品となるとこうなるのかという複雑な気持ち。連れは一番のお気に入りで2周ぐらいずーっと見てました。

 

加藤雅也「ど こ?where?」

桂と欅を使った作品だそうです。内山邸にぴったりで素敵です。

 

水野利詩恵「はかりごと Trick」

ガラス?がとってもきれいな作品。建具は内山邸に似合う感じで作成されたものなのかな?

 

本郷仁「風景装置#11 ~天地返し~ Landscape Expanders #11」

別棟の味噌蔵です。巨大な鏡が回転する装置で、両側面には味噌を作る桶(?)があります。鏡に天井や床が映って、見たことがないような感じで見えるので面白かったですね。


内山邸での開催は7月2日で終わってしまいましたが、ほかの会場ではまだイベントなどあるようです。県内でもプチ芸術祭感が味わえて楽しかったです。

神勝寺 禅と庭のミュージアム 広島県福山市

ベラビスタをチェックアウトして、神勝寺へ向かいます。レンタカーで15分ぐらいです。

神勝寺 禅と庭のミュージアム

いろいろな禅体験ができる施設とのことです。

 

松堂

受付やショップがあります。建築家の藤森照信氏のデザイン。手曲げ銅板で葺いた屋根だそうです。

多宝塔

洸庭

私のお目当ての洸庭へ向かいます。受付から階段を上って、橋を渡ります。秋は紅葉してきれいなんだろうな。

ついにあらわれました!この巨大な建物が作品です。名和晃平が手がけています。

建物の中は真っ暗です。おそらく水がはってあるところにぼんやりした光が映り、少しずつ変化していく様子を見ます。椅子に座って25分ぐらいの入替制です。瞑想するためのインスタレーションだそうです。25分は長いかなと思っていましたが、思ったより短く感じました。なかなかできない体験なのでおすすめです。

お庭もすばらしいです。砕石だけでもすごい。

この黒いにょろにょろも作品だそうです。ソテツワラビという植物らしいです?

目的は洸庭だったのですが、お寺も散策します。こちらのお庭もすばらしいです。

赤いもみじも少しあってきれいでした。

慈正庵

国際禅道場

一般人の宿泊禅体験もできるそうです。

アヤメ?も咲いていてきれいでした。

含空院

(写真は公式HPより)

入口近くの含空院でお抹茶をいただきました。

縁側で景色を見ながらゆったりできました。

時間が足りず、まさかの本堂に行ってません。入口から徒歩15分ぐらいかかるそうです。ほかにも実際に入浴できる浴室、うどんが食べられるお店、千利休の茶室を再現した建物、座禅体験・写経体験などいろいろ見どころや体験があります。全部楽しむには半日ぐらいかかりそうですね。機会があれば次は本堂まで行ってみたいです。

 

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潮聲閣 耕三寺博物館 広島県尾道市生口島 しまなみ海道

書院 潮聲閣 - 瀬戸田 耕三寺博物館

耕三寺の中にある施設です。耕三寺の入場料にプラス現金で200円必要です。耕三寺の受付を入って左側をすすむとあります。

この建物は実業家の金本耕三が母のために建てた邸宅で、お母様はここで老後を過ごされたそうです。私は正直お寺よりこちらのほうが楽しかったです!

入口は土間になっています。お屋敷の中に入ると中庭と回廊になった廊下がありました。ランプひとつとっても意匠が細かい…わざわざブランコに乗った鳥さんがくわえてます。

中庭をはさんで浴室のステンドグラスの窓があります。素敵です!

和室の飾り窓?でしょうか。おもしろいです。建具やガラス戸だけでもたまりません。

こちらは応接室です。暖炉、家具、カーテン、全部細かい装飾があり、高級そうです。

和室はたくさんありますが、どちらもすばらしいです。ばっちりピクチャーウィンドウですね。

老人室というお母様が過ごした居間だそうです。お母様の木像があります。

寝ていてもお庭が見えるようにと、地袋も開けられるようにしてあるそうです。

建具と欄間も細かくてすごいです。立体の鳥さんが住んでます(笑)襖絵も美しいですね。

天井も大変なことになってます。これは寝ていても楽しいですね。

こちらはご立派な仏間です。お庭がきれいに見えます。

こちらの天井もすごいことになってます…

玄関の天井すらすごいです。各部屋がお祭り状態です(笑)

鶴もびっくりです。

この住めそうなお部屋は玄関です。地袋の絵もすごい。

お庭も素敵です。

こちらが浴室前化粧室です。豪華すぎる…

天井も家具もすごいです。

お風呂は洋風なんですね。古代ローマみたい。

いたるところに襖絵があります。こういう渋めのが好きです。

昭和初期に建てられた、和風と洋風がごちゃまぜの建築で、やりすぎな感もありますが、めちゃめちゃ楽しかったですね。これがエスカレートして耕三寺ができたのですね(笑)耕三さんの独自のセンスが爆発していて、財力がうらやましいです。建築好きやレトロ好きな方にとてもおすすめです。

 

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ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン@静岡県伊東市

nylfmuseum.com

伊豆高原での観光で探して行ったところです。宿からタクシーで行きました。帰りは伊豆高原駅までバスで行きましたが、1時間に1本ぐらいしかないので、先にチェックしてくださいね。

この日は生憎の曇りのち雨…残念です。入園料は1,400円で、ネットで買えば100円引きです。

城ヶ崎海岸の近くです。天気がよければ絶景なのになあ…

3月なので、そんなにお花には期待していませんでしたが、たくさんきれいに植えられていました。

こちらは大寒桜かな。ちょうど満開でした。伊豆高原駅の近くにもたくさん咲いていました。

城ヶ崎海岸までは歩きませんでしたが、雰囲気は味わえたのでよかったです。

いたるところに撮影スポットがあります。若いカップルが撮ったらかわいいでしょうね。

ほかにはワンちゃん用撮影スポットもたくさんありました。

お庭だけでも満喫できましたが、こちらがティファニーミュージアムです。

ステンドグラスのテーブルランプが展示されています。

ステンドグラスの十字架の前で写真も撮れます。

こちらは別館のカフェです。実際ランプとして使用されています。

流行りのアンブレラスカイもあります。今は季節ではないですが、あじさい園もありました。

とにかくお天気が悪く残念でしたが、天気がよければ絶景が見られるおすすめのスポットです。

マツモト建築芸術祭2023 その3

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2日目は生憎の雨でした。11時まではホテルでゆっくりして、芸術祭めぐりを再開します。

⑦下町会館 青木悠太朗(有料会場)

昭和3年、化粧品店として建てられたそうで、昭和63年に建て直されており、ファサード部分が残されているそうです。まわりには写真館などレトロな建物がたくさんありました。前回会場になった建物もあったようです。

作品は木彫刻です。

《Oasis=H》という作品でトイレットペーパーホルダーをイメージしているそうです。(お腹が)ピンチのときのオアシスってことですね…

松本からの贈り物がテーマの丸い球体は、りんごをあらわしているのかな。木の温かみとユーモアがある素敵な作品でした。

⑨割烹松本館 福井江太郎(有料会場)

明治創業の割烹が昭和10年に建てた建物だそうです。目黒雅叙園に影響を受けているらしいです。大広間『鳳凰の間』が会場ですが、天井、柱、壁全てに細かい装飾がされており圧倒されます…ペンダントライトもすごく変わった形ですね…

柱の彫刻も細かいです。左右も違います。

すごく細かい障子、今作ったら1枚いくらするんだろう…それが部屋中にあって、桟のパターンもいろいろあるんですよ…すごい。

床の間の反対側がステージになっており、その上にも天井絵があります。鳳凰ですかね。

福井さんのダチョウもイキイキしていますし、天井の鶴も負けてません。みんなの雄たけびが聞こえてきそう。お祭りみたいなお部屋です(笑)

写真を取り損ねましたが、八角堂を模した赤いド派手なお手洗いも見せていただけました。(期間中は使用禁止になっているようです)松本館を見ただけでも1,000円のもとはとれた感じですね。今度は親も連れてきたいなと思いました。芸術祭以外でも食事をすれば見せていただけるんですかね。

⑤レストランヒカリヤ 後藤宙 (有料会場)

(写真は公式HPより)

明治に建てられた古民家の蔵が会場です。高級レストランの和食とフレンチのお店ですね。いつかこちらでご飯を食べてみたいです。

枠と糸を使った繊細な作品でした。こちらの作品が一番好きかなあ。

サイケデリックで宇宙っぽいですね。

抽象的な作品ですが、古い蔵にも合うから不思議です。

⑥かわかみ建築設計室 MISSISSIPPI (有料会場)

大正13年に医院として建てられた建物とのことです。解体の相談を受けた建築士がもったいなくて壊せないので、自分の事務所にされたそうです。こんなに大正レトロな建物で、実際に今でも働いている方がいるとはなんとも不思議でおもしろいです。

ミシシッピさんの絵が各所に飾られています。

多分、芸術祭とは関係ない松本の建物解説のパネルもよかったです。

②池上邸土蔵 井田幸昌 (有料会場)

建物は明治時代に米蔵として建てられたものだそうです。

作品は天に昇る蛇をイメージして作られたものだそうです。

 

③旧三松屋蔵座敷(はかり資料館) ドローグ・デザイン(オランダ)(有料会場)

はかり資料館の裏にある建物です。明治に建てられた蔵だそうです。

(写真は公式HPより)
アートというより実験的なプロダクトデザインの作品でした。なんだかとってもおしゃれです。

 

これはなんだかボルタンスキーに似てる…


2日目は11時から12時半ぐらいまでで、6か所見れました。ペース早いほうだと思います。⑪松本市役所本庁舎 展望室は土日休みなので、見れませんでした。それ以外は一泊二日で全部見れました。

 

まとめ

・歴史ある建物の見学と作品を二重で楽しめる

・徒歩で全部回れる範囲にあり、頑張れば1日で全部見られる(でも、泊まって松本を満喫するのがおすすめ)

 

記事を読んでいただいた方はお気づきでしょうが、ほとんど作品より建物やその雰囲気に興奮してしまいました(笑)何度も訪れている松本ですが、このような機会がないと建物見学することもなかったと思うので感謝です。徒歩でまわることにより、松本って教会と野良猫が多いなとか、いろいろ気が付くこともありました。チケット代1,000円は安すぎますね。

来年の自分にも向けて注意点としては

・お店や公共施設が会場なので、期間中でも見られない日時がある、ホームページで要確認。

他の芸術祭と違って街中なので、カフェもいっぱいあって、疲れてもすぐ休めるし、ホテルもエリア内にたくさんあるので便利です。冬の開催というのが閑散期のお客さんを呼びたいからなのかな?寒さ対策は必要です。雪さえ積もってなければ、真夏よりまわりやすいかもしれません。まだ2年目なのでばれてない感じですが、バズって東京からお客さんがいっぱい来ちゃうと、気軽にかめのやに入れない感じになるかもしれません。チケット代が安いので、次回は扉グループにお金を落とそうと思います。

マツモト建築芸術祭2023 その2

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旧司祭館から15分ほど歩いてきました。

 

⑬ 旧高松屋商店 村松英俊(有料会場)

日用品などの一部を大理石などの石に変えた作品だそうです。地図のない地球儀ですが、オブジェとしてとっても素敵です。ヘッドホンの内側も柔らかそうに見えちゃいます。

基盤の中にまで石が!錆びたドラム缶からのにょろにょろも気になります。

 

⑫ 旧油三洋裁店 ヨーガン&アマチ(有料会場)

昭和の洋裁店が会場です。作品とは別に、ここで仕立てたという洋服の当時の写真も見せていただけました。

展示はファッションブランド「amachi.」の服と、写真です。地元のおばあちゃんが着た写真もありました。今は誰も住んでないのでしょうが、畳の上に土足であがるのは抵抗あるなあ。

④b アルプスコーヒーラボ 飯沢耕太郎(無料会場・オーダー必要)

明治からの建物で漢方薬を扱う店だったそうです。その後、いろいろなお店を経て、かめのやの支店のアルプスコーヒーラボになったそうです。かめのやと同じく飯沢耕太郎さんの作品が飾られています。建物の梁も立派すぎてびっくりです。

2階ではお座敷スタイルでコーヒーをいただけます。ねこちゃんのラテアートがかわいすぎました。

 

①信毎メディアガーデン 井村一登(無料会場)

建物は伊藤豊雄の設計です。以前もお土産を買いに来たことがあります。展示は2階の外部スペースの中の部屋でありました。

天然のものに見えますが、黒曜石というものを砕いて作った作品だそうです。とってもきれいで宝石のようでした。

せっかくなので、お土産も少し買いました。

 

⑭松本市立博物館 白鳥真太郎 (無料屋外展示)

建物は昨年できたばかりだそうです。

原宿のラフォーレに集まる若者を熱帯魚に見立てたポスターとのことです。すごい迫力。

 

⑮コーヒーラウンジ紫陽花 MISSISSIPPI (無料屋外展示)

松本城の目の前の喫茶店です。

作品は松本城側の壁画でした。雪男?シロクマ?ユーモラスでかわいいキャラクターです。今回の芸術祭のパンフレットの表紙もミシシッピさんですね。

これで1日目はおしまい。11時~15時すぎぐらいで会場のカフェ2軒で休憩もして、12か所まわれました。この後はホテルに泊まります。

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