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旅・グルメなどの記録

北アルプス国際芸術祭2020-2021 その7(市街地エリア)・まとめ

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

7番 地村洋平[日本] 「Water Trip」(市街地エリア)

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商店街の空き店舗を利用した作品。壁や天井にビニールのようなものが張り巡らされており、水がしたたり落ちています。「自然と環境汚染の対比を考えさせる作品」だそうです。

14番 コタケマン[日本]「Newま、生ケルノ山」(市街地エリア)

前回2017年の空き家を利用した、狂気的な作品が印象に残っていたコタケマンの作品。

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川沿いの空き地が舞台です。コスモスが咲いていて、とってもきれいです。

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この土壁ドームは地元住民の方々と一緒に作られたそうです。正直前回ほどのインパクトはありませんでしたが、まわりのお花と相まって、かわいい作品でした。こちらの作品の近くには駐車場がないので、遠くの駐車場から歩くことになります。事前にチェックしてみてください。

まとめ

1日目約3時間、2日目約6時間で23作品まわることができました。全部で37作品ありますので、約6割ですね。作品はもちろん素晴らしく、面白いものたくさんありましたが、仁科三湖や山の景色が素晴らしかったです。作品の舞台となった、レトロな商店街や、切ないですが寂れてしまっている湖畔の商業施設などもエモかったです。また、神社やお寺を利用した作品もあり、芸術祭と同時に参拝と観光もできて楽しかったです。千人岩など知らなかった観光スポットにも行けました。白馬と安曇野に挟まれてちょっと地味な大町市ですが、魅力を堪能できました。

ほとんが長野県内ナンバーで県内からがほとんどなのだなと思いました。コロナ禍がおさまれば瀬戸内国際芸術祭のように県外、国外からもたくさん来てほしいですね。

 

毎回芸術祭の記事に書いている注意点です。3年後の自分への注意としても書いておきます。

・動きやすい服装で行ってください。各作品の駐車場から歩く場合が多いです。スニーカーがおすすめです。帽子・日傘・傘も必須です。

・コンビニのないエリアもあります。飲料水は早め、多めに確保しておいてください。お手洗いもあるところでこまめにすませましょう。いただけるマップにお手洗いの記載があります。ガソリンは満タンで出発しましょう。

・東西の移動の際に、山道を通って、山越えしてしまったことがありました。遠回りになっても迂回しましょう。この先道が細そうだと思ったら、後ろに注意してすぐに引き返しましょう。グーグルマップには気をつけてください。インフォメーションで聞いてもいいかもしれません。

・別記事にも書きましたが、熊の出没に気をつけてください。芸術祭公式ツイッターアカウントで発信されています。ほかにも猿など野生生物を遭遇する機会もありますが、むやみに近づいたり、餌を与えたり、目を合わせないでください。

とにかく芸術祭は体力を使います。今回もへとへとになりましたが、行ってよかったです。パスポートは期間中使えるのでチャンスがあればまた行きたいな。

<追記>

私は前回見たので、今回は行きませんでしたが、32番の「(アーティストグループ名が目です)」の「信濃大町実景舎」はおすすめです。鷹狩山の頂上で、たくさん階段を上らないと行けないので、体力のあるうちがおすすめです。前回2017年のときの記事に写真があります。

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その6(市街地エリア)

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

1番 ジミー・リャオ(幾米)[台湾] 「私は大町で一冊の本に出逢った」(市街地エリア)

本来はオブジェが駅前広場にあるのですが、こちらの大町名店街のスペースにしか行けませんでした。ジミー・リャオさんの絵本が読めます。

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6番 淺井裕介[日本] 「すべては美しく繋がり還る」(市街地エリア)

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大町名店街というレトロな商店街の路面に書かれた絵です。2017年からの作品です。これまたこの商店街自体がレトロでエモいんですよね。絵になります。

4番 ニコラ・ダロ[フランス]「クリスタルハウス」(市街地エリア)

商店街の蔵を利用した作品。こちらも「塩の道」をモチーフにしているそうです。薄暗い蔵の中には猿のギタリストと山のコーラス隊。音楽を奏でてくれます。

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山トリオすっごくかわいくて、夢中になってしまいました。一番左の顔なしの子はなんだろう…

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口を開けて歌ってくれます。

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山そのものをゆるキャラにする発想がいいですね。音楽もよかったです。

5番 麻倉美術部[日本]「ひみつの森」(市街地エリア)

アートショップの2階を利用した作品。

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巨大な女の子にびっくり!天井にはタンポポの綿毛のようなものがたくさん。

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とてもかわいいのですが、細かすぎて狂気も感じる展示でした。

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その5(市街地エリア)

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

山の中から市街地エリアに移動しました。9番から11番は旧大町北高等学校という廃校が舞台です。

9番 原倫太郎+原游[日本]「ウォーターランド~小さな大町~」(市街地エリア)

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教室の中に大町を再現した楽しい作品。

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実際に舟を水に流せます。お子さんたちも喜んでいました。

10番 渡邊のり子[日本]「今日までの大町の話」(市街地エリア)

5cm四方の箱に作られた最小の箱庭です。

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それぞれすごくかわいくて、お気に入りを探すのが楽しいです。

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自分で作れるワークショップも開催されているようですよ。

12番 ポウラ・ニチョ・クメズ[グアテマラ]「自然の美しさと調和」(市街地エリア)

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グアテマラのマヤ文化の伝統と大町の自然を融合した絵画が展示されています。障子に絵画が飾られていたのも印象的です。壁一面の大きな絵は実際見てのお楽しみ。

11番 布施知子[日本]「OROCHI(大蛇)」(市街地エリア)

前回2017年の作品も印象的で楽しみにしていました。地元の作家さんです。

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なんと折り紙で作られているんですよ。躍動感があって、今にも動き出しそう。

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緻密でものすごい労力がかかっていそうです。素晴らしい。ぜひ近くで見てください。

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その4(源流エリア・ダムエリア)

2日目

 

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東側の山の中の36番から西側の源流エリアへ。大町温泉郷に来ました。

ネタバレになりますので、ご注意ください。

20番 松本秋則[日本] 「アキノリウム in OMACHI」(源流エリア)

酒の博物館を利用した作品。この施設は2019年より休館中だったそうです。日本酒の歴史や作り方の展示がありました。全国の酒瓶が並んでいるのも壮観ですが、吊りさげられているモビールのようなものが作品です。

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電気で制御されており、一定の間隔で動きます。羽が動いたり、竹が動いてカタカタと音が出る楽器のようにもなっています。

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羽がパタパタして、釣り下がっている部分もおもしろく動くので、なんだか動物のようでかわいく見えてきます。

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別のお部屋では影絵のように楽しめます。

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裏側はこんな感じ。

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森と湖をイメージしてるのかな。

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最後には、かわいくてしょうがなく見えてきます。

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このあとは、秋ですが暑く、疲れてしまったので、近くのお店でランチすることに。

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ランチをいただいて、少し元気になりました。大町温泉郷の作品はまだあるのですが、山の中のダムエリアへ。時間の制約があるのです!

16番 トム・ミュラー[スイス / オーストラリア] 「源泉〈 岩、川、起源、水、全長、緊張、間 〉」(ダムエリア)

こちらは高瀬渓谷の仙人岩というもので、もちろん自然のものですが、そこに滝を人工的に作っているのが作品です。すごく大きくてびっくりします。

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さらに決まった時間になると霧が発生します!

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しかし、思ったほどの規模ではなく、ほんのちょっとだったので少し残念。私が行った時期は1時間に1回しか霧タイムがなかったので、時間調整が必要でしたが、今は20分ごとにかわったようです。霧が見れなくても岩だけでも十分すごいのでおすすめです。

17番 磯辺行久[日本] 「不確かな風向」(ダムエリア)

16番のさらに奥の七倉ダムに着きました。ロックフィルダムという岩を積んで作られたダムだそうです。高さ125mもあるそうで圧倒されます。

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作品は上から見たときの、白い岩や石で作られた模様です。七倉ダムの風の流れのデータを視覚化したものだそう。

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スケールの大きすぎる作品でした。紅葉のときは素晴らしいと思いますが、渋滞もするらしいので、計画が必要ですね。

 

近くの龍神湖展望台にも寄りました。

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山も湖もとても美しいです。

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道中、お猿さんも6匹ぐらい見かけました。(危険なので近づかないでくださいね。車の中から撮影しています)

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熊も出没しているそうなので、公式ツイッターアカウントの情報をチェックしてください。特に平日の人の少ないときにまわる方は気を付けてくださいね。ダムエリアの作品では熊鈴も貸し出していました。

 

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その3(源流エリア・東山エリア)

2日目

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ネタバレになりますので、ご注意ください。

2日目は宿泊地の白馬から芸術祭のエリアの南側へ。まずはサウスインフォメーションで検温と登録をすませてリストバンドをもらいます。奥能登の失敗は繰り返さないぞ。

22番 エマ・マリグ[チリ / フランス] 「シェルター -山小屋-」(源流エリア)

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旧鉄工所を利用した作品。半透明のプレートに自然を思わせるペイントがしてあります。

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これまた会場の廃工場がめちゃめちゃエモいです。錆大好き。

23番 マナル・アルドワイヤン[サウジアラビア] 「私を照らす」(源流エリア)

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須沼神明社の舞台を利用した作品。

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しめ縄を木々に見立てているそう。事前にガイドブック等で内容は知っていましたが、実物を見ると、なんだかすごくかっこいいです!!迫力あります。

舞台上に上ることができます。

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夜はライトアップされるそうです。

37番 エカテリーナ・ムロムツェワ[ロシア] 「全てもって、ゆく」(東山エリア)

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盛蓮寺(じょうれんじ)というお寺が舞台の作品です。敷地内の建物の中に、青いフィルムで「歩荷」を表現した作品があります。

大町市は昔、塩の道千国街道の宿場町として栄え、60kg以上の荷を背負って日本海から雪深い山道を運ぶ「歩荷」という壮絶な仕事があった。(公式HPの作品説明より)

本堂の中にも作品があり、昔の「歩荷」以外にも現在の「大切なものを運ぶ」が表現されています。

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重要文化財の観音堂も公開されていました。

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芸術祭をまわると同時に、その土地の神社やお寺に参拝できるのもうれしいですね。場所を提供していただけるのも心が広いです。今まであまりこのパターンはなかったかも。

次は山道を進んで36番へ。

36番 ヨウ・ウェンフー(游文富)[台湾] 「心田を耕す」(東山エリア)

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田んぼがなんだかきらめいている!

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実はこれは50万本の竹ひごです。実際に住民のみなさんと田植えのように植えられたそうです。

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写真では分かりにくいですが、実際見るとすごい迫力できれいです。

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グラデーションが見えますが、3色に着色されているようですね。

なんだか日本の原風景って感じ。私も田舎に住んでいるので、田んぼはいつでも見れますが、山の中の田んぼの周りを歩くことはないので、新鮮でした。

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ぜひ実際に見に行ってほしいですね。

 

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その2(東山エリア)

1日目

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ネタバレあります。ご注意ください。

30番 青島左門[日本] 「いのちの記憶」(東山エリア)

屋内ゲートボール場を利用した作品。少人数の入れ替え制なので、少し並んで待ちます。部屋に入ると真っ暗。椅子に座って目が慣れてくると…

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美しい銀河のような光が見えます!これは「自然光を取り入れた光ファイバーが大量の光の粒となって見えてくる」そうです。スタッフさんの案内で近くまで行って見ることができます。

29番 持田敦子[日本] 「衝突(あるいは裂け目)」(東山エリア)

2軒の空き家を利用した作品。教員住宅だったそうです。

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なんと家の一部がごっそりずれている!?

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断面もきれいに切れています。建物だけでなくテーブルまで!

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そして、切れた部分は隣の家に突っ込んでいます!

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内部から見るとこんな感じ。

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いやーびっくりしました!面白いですね。どうやってこんなにきれいに切るんだろう。

今回はここで宿泊地の白馬へ戻りました。

 

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北アルプス国際芸術祭2020-2021 その1(仁科三湖エリア)

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奥能登国際芸術祭に続き、北アルプス国際芸術祭に行ってきました。

北アルプス国際芸術祭は前回が初回で2017年に始まりました。2回目は本来は昨年行うはずでしたが、コロナ禍で今年に変更になりました。会期は11月21日までです。

前回2017年の記事

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大町市までは富山市からは約2時間半、奥能登と同じぐらいかな。一泊二日で自家用車でまわりました。公式ガイドブックも発行されており、買いましたが紙が丈夫すぎて、広げにくくおすすめしません。私は見たい作品をリストアップしておきました。ほとんどが新作で、一部2017年からの作品があります。パスポートは3,000円で、すべての作品が見られます。作品ごとにスタンプを押してもらいます。

ロゴなどのデザインをミナペルホネンの皆川さんが手がけているので、かわいいです。グッズも欲しかったのですが、作品をまわるのに力尽きてしまい、ショップに行けませんでした。

あくまで自分の記録のため、まわった順番にまとめます。エリアを行ったり来たりして無駄な行程もあること、見た作品は私の趣味で選んでいることをご了承ください。

1日目

お昼ご飯は小谷の道の駅で食べて、1日目は12時半すぎに大町市に着きました。まずインフォメーションに行って、検温、登録などしないと作品は見ることができません。紙に名前や健康状態を記入します。フェスのようなリストバンドがもらえ、入場する場合は、それを見せる必要があります。奥能登で失敗しましたので、今度はばっちりです。これから行かれる方は必ず一番にインフォメーションに行ってくださいね。4か所あり、奥能登よりバランスのよい配置だと思いました。日本海側から行かれる方はイーストインフォメーションになると思います。今回はインフォメーションで地図がもらえました。スマホなど使えない方は便利ですね。大地の芸術祭も昔はあったのですが、今はなくなってしまいました。奥能登ももらえません。さらにオリジナルデザインラベルのミネラルウォーターももらえます。これも他の芸術祭にはないですね。

 

作品の詳細を載せます。ネタバレしたくない方は行ってから見てくださいね。ネタバレ見てから行っても、その場で見るのは全然違うので、問題ないとは思います。

28番 杉原信幸[日本] 「アルプスの玻璃の箱舟」(仁科三湖エリア)

青木湖畔にある作品。遠目から見ると雪が残っている!?この季節に??

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なんとこの作品は、『水晶と石を台湾で学んだ「三合土」(黒糖、餅米、石灰と砂を混ぜあわせた伝統的な建築材料)』というものでできているそうです。周りに溶け込んでいるので、作ったものとは思えず自然のものに見えます。

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影も舟の形に見えるそうです。とにかく青木湖が美しくみとれてしまいました。

27番 マーリア・ヴィルッカラ[フィンランド]「何が起こって 何が起こるか」(仁科三湖エリア)

こちらは中綱湖にある作品です。東屋の椅子やテーブルに金色に塗られた板が張ってあるのが作品です。

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舟の上のオブジェも作品です。リフレクションがとても絵になりますね。春は桜が咲いて湖面に映るんですよ。

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コテージの中に装飾がされています。

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「水」と「塩」で満たされたコテージ。

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霧も発生します。この芸術祭は霧多め。

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25番 淺井真至[日本] 「おもいでドライブイン」(仁科三湖エリア)

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木崎湖畔に移動しました。外観が既にレトロでエモいです。昔は賑わっていたであろう廃ドライブインを利用した作品。カラフルな絵がたくさん。

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細かいところまでいろいろ見てくださいね。

 

次の作品まで木崎湖畔を歩きます。昭和な哀愁たっぷり。廃旅館と思わる建物もたくさん。全く作品とは関係ありませんが、エモいです。

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26番 木村崇人[日本] 『水をあそぶ「光の劇場」』(仁科三湖エリア)

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空き家を利用した作品。2階に上ります。砂が敷き詰められ、流木のベンチが置いてあります。

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切り取られた窓から美しく木崎湖が見えます。

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少人数の入替制ですが、のんびりしてしまいますね。

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奥能登国際芸術祭2020+ その5(宝立エリア)まとめ

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2日目

38番  佐藤貢『網の小屋』(宝立エリア)

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定置網で倉庫をまるごと包んだ作品。定置網を保管する倉庫だったそうです。

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内部にも網が吊るされています。建物を布でくるむのは美術界の流行りなのかな?

39番 ディラン・カク『😂』(宝立エリア)

こちらも廃駅とホームを利用した作品。

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ホームに2体、駅舎内に1体、猿のお人形がいます。

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かわいいのでみなさん写真を撮ってました。これは電車内でスマホばかり見ている私たちをあらわしているそうです。駅舎を郵便局に見立て、はがきなどのゆったりとしたコミュニケーションを提案しているそうです。

41番 サイモン・スターリング『軌間』(宝立エリア)

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線路の仕事に従事する男性の映像が旧駅舎の中で流れており、そのフィルムが貼られた看板が立っています。「廃線になった能登線と、鉄道に関わり働いていた人びとに捧げられる」作品だそうです。

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本当に周りには田んぼしかないところでした。今回はこの作品がラストでした。

まとめ

1日目約2時間、2日目約5時間半で21作品まわることができました。全部で46作品ありますので、約半分ですね。作品はもちろん素晴らしく、面白いものたくさんありましたが、海や海岸の景色が素晴らしかったです。切ないですが、廃線跡と駅、廃校、廃保育所、廃工場、廃純喫茶などがすごくいい雰囲気で、作品と一体となることですごく素敵になっていました。

ほとんが石川ナンバーで県内からたくさん来られているのだなと思いました。石川県民と多少の富山・福井で北陸内からがほとんどかと思います。石川のローカルテレビや新聞でたくさん宣伝しているようですね。北陸外から来る場合は、金沢か富山まで数時間、さらに2時間かかるのでやっぱりかなりしんどいかなと思います。車に乗れない方はオフィシャルツアーに参加するしかないですが、宿への移動などもしっかり準備する必要があり、なかなか大変だと思います。コロナ禍がおさまれば瀬戸内国際芸術祭のように県外、国外からもたくさん来てほしいですね。

 

毎回芸術祭の記事には書いていますが、

・動きやすい服装で行ってください。各作品の駐車場から歩く場合があります。スニーカーがおすすめです。帽子・日傘・傘も必須です。

・コンビニのない集落があります。飲料水は早め、多めに確保しておいてください。トイレもあるところでこまめにすませましょう。廃校の作品には大体お手洗いあります。ガソリンは満タンで出発しましょう。

 

他にも途中、千枚田や見附島に立ち寄ったり、帰りはマルガージェラートを食べて帰りました。

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やっぱり能登に来たら食べずには帰れない!ピスタチオ&ミルク、おいしかった!

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パスポートは期間中使えるのでチャンスがあればまた行きたいな。

 

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奥能登国際芸術祭2020+ その4(飯田エリア)

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2日目

29番 今尾拓真『work with #8 (旧珠洲市立中央図書館空調設備)』(飯田エリア)

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こちらは旧図書館を利用した作品。なんだか音が聞こえてきます。

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空調に何かが刺さっています。

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なんとリコーダーでした!リコーダーの穴にはボルトが刺さっています。

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リコーダーとハーモニカのところもありましたよ。

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がらんどうの図書館に不思議なリコーダーのドローン音。

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館内図に和音が書いてありました。

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プログラムされていて、一定の時間で音がでるようです。あまりきれいな和音になってなかったのも、不思議な感じでよかったですね。

31番 中谷ミチコ『すくう、すくう、すくう』(飯田エリア)

恐らく今でも営業されているタクシーの営業所の2階が会場です。

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石膏で作られた人の手だそうです。

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地元の人の手から形を取っているそうです。優しさを感じる作品でした。

 

30番 金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]『いのりを漕ぐ』(飯田エリア)

こちらは古民家の中にいくつか作品があり、2017年から継続している作品もあります。新作がこちらの「いのりを漕ぐ」です。広間から波のようにあふれそうな木です。組んだ手をあらわしているそう。

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能登ヒバが使われており、とてもいい香りがします。20人で半年かかったそうです。

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古民家自体もとても素敵です。アーティストの学生さんがいらっしゃってお話も聞けます。2017年からの曼荼羅もすごい迫力なので未見の方はぜひ。

 

34番 河口龍夫『小さい忘れもの美術館』(飯田エリア)

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こちらも2017年からの作品です。前回来れなかったので今回が初めて。廃駅舎を利用した作品。「忘れ物」を「忘れられた駅」に閉じ込めた作品です。

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まわりの廃ホームなどもエモかったのですが、もう元気がなくスルーしてしまいました。

 

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奥能登国際芸術祭2020+ その3(蛸島・三崎エリア)

こちらの記事からの続きです。

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2日目

18番 トビアス・レーベルガー『Something Else is Possible/なにか他にできる』(蛸島エリア)

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2017年からある作品です。前回は車で通りかかっただけだったので、今回は見に行きました。こちらも廃線跡で、ここが終点だったそうです。

双眼鏡から何が見えるかは行ってのお楽しみ。

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さびれた廃電車が放置されており、これまたエモい。これは作品じゃないよね?

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17番 田中信行『連続する生命 』(蛸島エリア)

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こちらも古民家と蔵を利用した作品。暗い中に漆の作品が浮かび上がります。生命の根源的な力を表現しているそうです。

 

三崎エリアへ戻ります。

 

10番 カールステン・ニコライ『Autonomo』『図書室:カールステン・ニコライが推薦する子供の本』(三崎エリア)

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廃保育所を利用した作品。

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黒く塗られたテニスボールが送球機から飛ばされて、壁に当たり、吊るされた金属のプレートに跳ね返ることによって、音がランダムに発生します。いろんな方向にボールが飛ぶので、どこに行くか分からず楽しいです。

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カールステン・ニコライはアルヴァ・ノトとしてミュージシャンでも界隈では有名ですが、同じ名前の「能登」に親しみを持ってくれているよう。

 

12番 山本基『記憶への回廊』(三崎エリア)

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こちらも廃保育所を利用した作品。「迷宮」をモチーフとしているそうですが、海と波にも見えます。

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こちらは実際の塩で作られています。下に敷かれているのも塩です。枯山水みたいに模様が付いています。壁が少し崩れているのは、わざとなのか、地震の影響かな?

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これで2日目の午前中は終了。ランチにしました。

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奥能登国際芸術祭2020+ その2(大谷・直・正院エリア)

こちらの記事からの続きです。

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2日目

2日目は10時前に珠洲市に着きました。

3番 キムスージャ『<息づかい:珠洲>2021』(大谷エリア)

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海岸に大きな鏡を置いた屋外作品。ご覧の通り、とても天気がよかったので、海が美しすぎます。タイミングに恵まれました。

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少し歪みますが、きれいな大きい鏡です。天気の悪い日はまた印象違うのでしょうね。

4番 スボード・グプタ『私のこと考えて』(大谷エリア)

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実際の漂流物で作られた作品。こんなに大きいものが流れてくるんですね。漂流物にはいろんな言語が書いてあり、いろんな国から来ているのだなと思います。(もちろん日本からも)すごく美しい海とのコントラストがえぐいです。

 

次は日置エリアに行ったのですが、検温スポットのルールをよく分かっておらず、入れないと言われてしまいました……計画がくずれてパニックですが、予定変更で南下して直エリアの道の駅すずなりへ。これから行く方はとにかく1日の初めには検温スポットに行かないと、他には入れないと理解して計画をたててください。

 

27番 村上慧『移住生活の交易場』(直エリア)

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検温スポットの道の駅すずなりにある作品。移動生活を続けているアーティストがここに住んでいるという作品です。移動できる段ボールの家とソーラーパネルがあり、今までの生活の映像が見られます。そしてなんとご本人がさりげなくいらっしゃいます。途中で気が付くとびっくりしますね。

次はちょっと戻って正院エリアへ。

22番 盛圭太『海図』(正院エリア)

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古着をほどいた糸で書かれた海図(海上の航路)だそうです。

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23番 ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ『再会』(正院エリア)

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瓦工場の中から打楽器のような音がする作品。実際の設備や物を使っているそうです。

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音をだしているところが見えないようになっているので、何を叩いている音なのか、すごく気になってしまいます。

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21番 クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロ『ごめんね素直じゃなくて』(正院エリア)

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閉店した喫茶店に空間いっぱいの大きな月が設置されています。大きすぎて撮影できません。

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よく見ると漫画が貼り付けられており、少女漫画っぽい絵ですね。

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さらにじっくり見るとなんだか BLっぽいコマもあり。私はその世界には疎いのですが、見る方がみれば分かる作品なのかな。よしながふみっぽい絵だけは分かりました。アーティストが何の漫画かまで考えているのかどうか…?

鏡に映るランプと月がいい感じ。廃純喫茶もエモいな。

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19番 デイヴィッド・スプリグス『第一波』(正院エリア)

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漁具倉庫を使った作品。暗い入口から入ると巨大な作品が目にとびこんできてすごい迫力です。

この作品はフィルムを何枚も重ねている作品で、横から見ると構造が分かります。

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近くで見るととても立体的。

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かっこよくてインパクトのある作品でした。

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奥能登国際芸術祭2020+ その1(大谷・若山エリア)

oku-noto.jp

奥能登国際芸術祭は前回が初回で2017年に始まりました。2回目は本来は昨年行うはずでしたが、コロナ禍で今年9月4日からに変更になりました。さらに石川県のまん延防止等重点措置に対応して、9月中は屋内展示がほとんど中止されており、10月からはれて全作品公開になりました。会期は延長されて11月5日までです。

このブログは、前回のこの芸術祭の記録を残したいとの思いで始めたので、少し思い入れがあります。

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珠洲市は富山市からは約2時間半と結構遠いです。金沢からも2時間かかるので、そんなに変わらないですね。一泊二日で自家用車でまわりました。ホームページもありますが、ガイドブックを買ったほうが分かりやすいです。

私は見たい作品をリストアップしておきました。ほとんどが新作で、一部2017年からの作品があります。

パスポートは3,000円で、すべての作品が見られます。作品ごとにスタンプを押します。電子パスポートもありますが、紙のパスポートのほうが楽しいかな。

あくまで自分の記録のため、まわった順番にまとめます。見た作品は私の趣味で選んでいること、トラブルによりエリアを行ったり来たりして無駄な行程もあることをご了承ください。計画が大切です。

1日目

1日目は13時半ぐらいに珠洲市に着きました。まず検温スポットに行って、登録などしないと屋内作品は見ることができません。スマホか紙に名前や健康状態を記入します。フェスのようなリストバンドがもらえ、入場する場合は、それを見せる必要があります。私は2日目で失敗しましたので、これから行かれる方は必ず一番に検温スポットに行ってくださいね。4か所しかありません。マップから確認できます。ほとんどの方は旧鵜飼駅になると思います。

2番 南条嘉毅ほか スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」(大谷エリア)

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廃校になった小学校の体育館をまるまる利用した展示です。能登のみなさんの家や蔵にあった生活用具を集めて展示した作品です。

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中央には砂が敷き詰められ、舟やピアノが置かれています。腰掛けて見られるシアターのようになっていて、光や映像が映し出されます。壁一面に昭和な生活用具が並べられており壮観です。若い世代から見るとめずらしいですが、お年を召した方々は実際使っていたものも多く、懐かしそうに見ていらっしゃいました。

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壊れたピアノがとっても絵になりますね。エモすぎです。

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まわりの各ブースごとに別のアーティストが担当しています。レトロな看板がいいですね。

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狭い空間にぎっちりお皿などの生活用具が並べられています。

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スマホで生活用具を持ってきた家や行程の動画を映しています。昭和と令和のコラボですね。

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みなさんの家の中で眠っていた古い道具が、まさかこんなに素敵な芸術作品として「映える」なんて、地元の方々もびっくりでしょうね。アーティストの方ってやっぱりすごいと思いました。

照明の抑えられた体育館からでると、目に飛び込んでくるのが海!これも計算でしょうね。素晴らしい。

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こちらのグラウンドでは食べ物、飲み物の販売もありました。駐車場も広かったです。

44番 カルロス・アモラレス『黒い雲の家』(若山エリア)

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空き家を利用した作品。黒い蝶がびっしり。ちょっとびっくりします。

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アーティストは祖母が亡くなってから黒い蝶の作品を作るようになったそう。

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実際の作業は、リモートで海外のアーティストから指示を受けた地元の方々が貼ったそうです。大変でしょうね。

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気持ち悪さと美しさの共存する不思議な作品でした。

1番 塩田千春『時を運ぶ船』(大谷エリア)

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こちらは2017年からの作品。再訪です。

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珠洲の塩作りに使われる舟を用いた作品です。

大雨が降ってきたので、この日はこれで宿泊地の輪島市へ行きました。

 

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越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)「今年の越後妻有」7月22日-10月31日【大地の芸術祭】

 こちらの記事からの続きです。

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こちらの美術館は以前キナーレという名前でしたが、モネに変わったようです。モマみたいですね。こちらにも新作があります。

 

目「movements」

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時計の針をムクドリの群れのように吊り下げた作品です。動いていて、現在の時刻を指しているそうです。「目」の大きい顔の作品で話題になりましたね。以前からやっていたプロジェクトなのに、オリンピックに関わると良くも悪くもバズってしまいますね…

 

名和晃平「Force」

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私のスマホでは正面から撮れませんでした。粘度のある黒い液体が上から下へ流れています。かっこいいですね。

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名和晃平さん、キラキラ系のイメージがありましたが、これはちょっと気持ち悪くてダークな感じもあっていいですね。

 

イリヤ&エミリア・カバコフ「16本のロープ」

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こちらにもカバコフの新作があります。家族同士の会話が書かれたメモ付のゴミが吊り下がっています。

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自由を制限される中で、人々の暮らしを記録しようとした作品だそうです。

新作が増えたということは消えてしまった作品もあり、レアンドロ・エルリッヒの「トンネル」やカールステン・ヘラーの床屋さんのサインの中に入れる作品はなくなってしまったようですね。(私が知らないだけで、もっと前からなかったのかな)

カフェレストランは現在営業していないようです。そのかわり、1階外部にカフェがありました。

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中谷ミチコ「遠方の声」(一部です)

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2018年のレアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest: 空の池」はそのまま残されてました。

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実はコロナ対策の換気のせいなのか、屋内もとっても暑く、ゆっくり鑑賞する気分にはなれなかったんです。特に照明を落とすような個室の展示は蒸し風呂状態でした。屋内ですが、暑さ対策が必要です……

今回は芸術祭期間中ではありませんが、新作も多くありとても楽しめました。人も車も少なくスムーズでした。コロナ禍で不安な中、受け入れてくれた方々に感謝致します。たくさんの人に行ってもらいたいけど、コロナの不安もあるし難しいですね……

 

この後はお隣の道の駅でお土産を買いました。地元の地酒やソーセージなどを買いました。 

cross10.or.jp

 

 

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過去の大地の芸術祭 

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クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」【大地の芸術祭】

こちらの記事からの続きです。

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 2012年の大地の芸術祭で初めてクリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンの「最後の教室」を見ました。当時は現代美術のことはさっぱり分からず、ただ怖い、不気味としか思いませんでしたが、強烈なインパクトを受け忘れられませんでした。そこから現代美術や芸術祭に興味を持ち、今では趣味のひとつになりました。「最後の教室」は芸術祭の期間中ではなくても、週末に公開しているとのことで、もう一度行ってみたいなあ……と思っていたところ、7月14日、ボルタンスキーが逝去したニュースが流れてきました。ちょうど休みがとれたので、もう一度「最後の教室」に行くことにしました。

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廃校をまるまる利用した作品です。2006年に作られた作品ですが、その後もいろいろ追加されています。

体育館の扉を開けると真っ暗で、足を進めるのが怖いほど。そしてめちゃめちゃ暑い(笑)目が慣れてくると多数の吊り下がった電球と扇風機が見えてきます。暗すぎてスマホではこれぐらいしか映りません。

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公式HPの写真を借りるとこんな感じ。

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壁には抽象的な映像が照射されており、扇風機も制御されていて、同じタイミングで動いたり、止まったりします。揺れる電球が止まった(ように見える)瞬間ははっとします。床には干し草が敷き詰められています。

かつてここにいた子どもたちの不在をあらわしていると言われています。

体育館から校舎に入ります。真っ暗な廊下はお化け屋敷みたい?

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廊下の奥にプロペラ?が回っていて、こちらに向かって照明が当たってるんですが、かっこよすぎて死にました。エモすぎます。

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ここで振り返ると自分の影が映るのもエモすぎる。

 

階段+電球も萌える。

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2階はハートビートの部屋。採取された心臓音に合わせて電球が点滅する真っ暗な部屋です。前回は正直、本当に怖かったですが、背景が分かったので楽しめました(?)ちょっとクラブみたい。

各教室の箱は棺を思わせる。

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こちらは3階。

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地域のお年寄りに持ってきてもらったものを飾ってあります。

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ここのスペースは写真で見るより明るいですが、写真のほうが暗くてかっこいいです。

3階の教室は明るいです。2009年にリニューアルされたそうです。

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蛍光灯が一本切れかかっているのにも、意味を感じてしまう……

来た道を戻って体育館をでてから、2018年に新設された「影の劇場~愉快なゆうれい達~」を見に行きます。小窓から覗くと、幽霊たちの影絵が見えます。

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大地の芸術祭での他のボルタンスキーの作品や、「Lifetime」も見に行きましたが、やっぱり「最後の教室」が飛びぬけて好きですね。元々、死を表現していたので、実際に亡くなっても寂しくないような気がします。ボルタンスキーの残した作品が仕掛けとしてまだまだこの世に動いていますよね。日本にあるまだ見ていない残された作品もいつか見に行きたいです。

 

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まつだい「農舞台」フィールドミュージアム「今年の越後妻有」7月22日-10月31日【大地の芸術祭】

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大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2021」は当初7月25日から行われる予定でしたが、コロナ禍で来年夏への延期が決まっています。大規模な芸術祭ではないですが、「今年の越後妻有」というタイトルで何点か新作が7月22日から発表されています。

www.echigo-tsumari.jp

期間中は2,500円のセット券も発売されており、複数の施設を見学する場合はお得になります。

MonET& まつだい「農舞台」フィールドミュージアム セット券販売 - ニュース|大地の芸術祭

私は「越後妻有里山現代美術館 MonET(1,000円)」+「まつだい「農舞台」フィールドミュージアム(1,000円)」+「最後の教室(800円)」で計2,800円が2,500円のセット券で入れたので300円お得になりました。

 

まつだい「農舞台」フィールドミュージアム

まずはまつだい農舞台へ。

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1階外部ピロティでチケット販売とレストランの受付をされています。レストラン利用にはコロナ対策で名前や住所の記入が必要です。分からず2階に上がってしまって2往復したので、これから行く方は注意してください。

まず越後まつだい里山食堂でランチをいただきました。何度も訪れていますが、この地域はレストランも少なく、知っているところで食べてしまったほうが安心です。1階外部ピロティで受付を済ませてから入店し、先にお会計をします。里山ビュッフェ1,700円とドリンク300円でちょうど2,000円です。推されていた人参ジュースをいただきました。

コロナ対策で1時間の制限時間がありました。席は十分離れており、ビュッフェ台利用時はマスクと手袋の徹底など、コロナ対策はしっかりされていました。

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レストランの内装も作品で青いので、お料理も青みがかった写真になってしまいます。

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地元の野菜を使ったお惣菜が中心です。どれもおいしかったです。特に焼きナスがおいしかったな。お野菜以外にも唐揚げと鯵の南蛮漬けもありました。

このエリアの代表的な作品、カバコフの棚田の目の前の席をゲットできてうれしいです。

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森の緑と川の流れと「棚田」を見ていれば飽きません。

農舞台では「カバコフの夢」という展覧会が行われています。新作です。

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ユーモラスでかわいらしい作品たちなのですが、イリヤ・カバコフは1933年、旧ソ連生まれのユダヤ系アーティストで、80年代半ば海外に拠点を移すまでは、自由に作品を発表できない過酷な状況だったそうです。ボルタンスキーしかり、冬は3mの雪に閉ざされてしまう越後妻有にシンパシーを感じていたのだろうかと思ってしまいます。

 

「自分をより良くする方法」

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「自分をよりよい道徳的な人間にするにはどうすればいいのか」というテーマに対して、白い翼を付けて部屋に閉じこもってみるという作品です。オリンピックの開会式の件で、私にとってはタイムリーな作品でした。

 

農舞台の出口が分からなくなるお手洗い。

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外部にも新作があります。

【新作】東弘一郎「廻転する不在」

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梯子から登って、自転車を漕ぐことで、大きな自転車の装置がまわります。

 

農舞台から山を登ったところに、松代城があり内部が作品になっています。山を登る途中にもいろんな作品がありますよ。

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私は車で駐車場まで行きました。シャトルバスもあります。車で駐車場まで行くよりシャトルバスのほうが先まで行けますので、おすすめです。(私は運よくシャトルバスに駐車場で拾ってもらいました。)

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シャトルバスから降りて最後は自力で登山です。分かりにくいですが、ものすごく急な坂道です。徒歩8分です。

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暑さもあり、休みながら登りました。汗だく息切れです(笑)お年を召した方は厳しいかも。

やっと着いたー!

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【新作】エステル・ストッカー「憧れの眺望」

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松代城1階の作品。ちゃんと正面から写真を撮るべきだったなあ…しんどすぎて適当になってしまいました。かっこいい作品でした。

 

【新作】豊福亮「樂聚第」

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金の茶室です。中にも入れます。

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内部の絵がきれいですが、現実的なものが多くて面白い。「黄金の遊技場」と同じ作家さんなんですね。

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階段を上り、天守閣に着きました!

【新作】鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志「脱皮する時」

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黒く塗られた壁に丸窓が開いており、景色がより美しく見えます!!

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外の回廊にも出られ、一望できます。

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床は彫刻になっています。

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少し下山した途中にもカバコフの新作があります。駐車場もあります。新作ではありませんが、今まで見逃していました。

イリヤ&エミリア・カバコフ「人生のアーチ」

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パンフレットに説明がありますが、作品を見てから読んでほしいと思います。


トビアス・レーベルガー「フィヒテ(唐檜)」

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森の中の図書室です。夜にライトが点灯すると素敵なんでしょうね。

この農舞台近くの山に点在する作品群は、見逃していたものが多く、もうちょっと涼しい時期にまたゆっくり見たいと思います。

これから行かれる方は暑さ対策の帽子、日傘、日焼け止め、大量の飲料水、虫よけスプレー、手持ち扇風機、保冷剤とタオルなど万全の準備をして行ってくださいね。松代城への道のりはしんどいですが、行ってよかったです。

芸術祭期間中は都会から来た美大生みたいなのと、おしゃれな中年みたいな人がいっぱいいますが、今回は地元の人だらけで、こちらが恐縮しました。全員ではないでしょうが、地元の人たちも楽しみにされていると思うとうれしいです。

 

次は「最後の教室」へ

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